フロントエンドエンジニアの年収を徹底解説|給料・初任給手取り・賞与(ボーナス)・各種手当
IT業界への就職を検討している人にとって最も注目度が高いのは、やはり多くの人目につくWeb系のエンジニアでしょう。
今回はそんなWeb系のエンジニアの一つ「フロントエンドエンジニア」についてご紹介します。
年収はどれくらいなのか、ボーナスは?手当は?などなど…気になりますよね。
また、フロントエンドエンジニアになるにあたってのアドバイスも記載しました。
就職検討にあたり、ぜひ参考にしてみていただければと思います!
フロントエンドエンジニアの平均年収は300万円~1000万円が相場
まずは気になる年収からご紹介します。
フロントエンドエンジニアの年収は300万円~1000万円。
非常に幅が広いですね。
これは主に雇用形態の違いや関わる業界の違いによるところが大きいようです。
しかし言い換えれば、トップクラスのエンジニアであれば年収1000万円に達する人もいるということ。
ぜひ夢を持ってチャレンジしてほしいところです。
フロントエンドエンジニアの年収・給料の構成要素
フロントエンジニアの年収の構成要素は主に下記の四つです。
基本給・能力給などはどうなっているの?
いくつかの就職サイトから情報を集めたところ、フロントエンジニアの基本給(初任給)は月23万円前後が平均でした。
ただ、IT関連のエンジニアは実力や実績を重視するところが多いため、資格取得やノルマ達成によってプラス評価をされる、いわゆる能力給的な賃金規則を採用しているところもあります。
就職後の活躍次第で、大きな収入アップが見込める職業とい言えますね。
賞与(ボーナス)はどれくらい?
賞与は会社によって大きく差があり、賞与なし(給料に含める)のところもあれば、多いところでは年4回といったところまでバラバラです。
賞与が年2回(夏・冬)支給される企業では、1回あたり45万円強が平均でした。
参考にしてみていただければと思います。
各種手当はどういったものがある?
各種手当は、通常のデスクワークと同様に一般的なものは支給される企業が多いようです。
下記の手当は求人広告等に記述している企業も多く見られました。
中には住宅手当も支給する会社もあり、多少コストがかかっても優秀なフロントエンドエンジニアを採用したいと考えている企業もあることがうかがえますね。
ただ、これらはあくまで会社員として働いた場合。
次の項でご説明しますが、フロントエンドエンジニアには様々な雇用形態がありますので、これらの手当が支給されるかどうかは雇用形態次第と言えるでしょう。
フロントエンドエンジニアの雇用形態別の年収を見る
先ほども少し触れましたが、一言でフロントエンジニアと言っても、その雇用形態は様々。
そして、その雇用形態により年収にも大きな差が出ます。
フロントエンジニアの雇用形態としては主に下記の三つがあります。
それぞれ年収にどのような違いがあるかをご説明しますね。
会社員の場合のフロントエンジニアの年収 350万円~800万円
フロントエンドエンジニアを募集している会社に就職して、いわゆるサラリーマンとしてフロントエンドエンジニアになった場合、年収は350万円~800万円となります。
非常に幅がありますが、フロントエンドエンジニアは多くの業種で必要とされていますので、業種や規模、また企業内のポジションによって年収にも違いがあるのです。
ただ、企業に雇用されていることによる仕事の安定性や各種の手当が出る面などは大きな安心材料となりますので、年収だけでは測れないメリットもあると言えるでしょう。
フリーランスの場合のフロントエンジニアの年収 600万円~
フロントエンドエンジニアにとって最も稼げる雇用形態を挙げるならばフリーランスです。
そもそもフロントエンドエンジニアが携わる設計や開発といった仕事は
といった流れを繰り返すものが多く、自分を評価してくれる顧客さえいれば会社に所属せずとも独立して働きやすいものなのです。
契約金額は直接交渉でき、それが会社に流れることなく自分の身に入りますので、年収600万円以上といった高収入も見込みやすく、稼ぐ人の中には1000万円を超える人も。
頑張った分だけ収入になるのは、モチベーションの向上にも繋がりますね。
もちろん、フリーランスゆえに「会社に守られていない環境」に身を置くという点はリスクとも言えますので、その点はご注意を。
アルバイトの場合のフロントエンドエンジニアの年収 250万円前後
フロントエンドエンジニアは、実はアルバイトでの募集も多くあります。
時給制となるため年収に換算すると250万円程度となりますが、アルバイトであれば未経験でも採用されやすい点はメリットです。
そこで実務経験を積んで実力を身につけ、クオリティの高いアウトプットを出せるようになれば、社員登用やフリーランスへの道も開けるでしょう。
勉強しながら収入を得ていると思えば、「アルバイトとして働くこと=未来に向けた投資」と捉えることもできますね。
フロントエンドエンジニアは、最高でどれくらいの年収まで目指せるか?
フロントエンドエンジニアは高収入を得られる可能性が充分にある職種です。
おおよその最高額は1300万円といったところでしょう(月の単価が110万円くらいの方がいますので)。
当然契約形態はフリーランス。
価格交渉や営業活動なども自分で行う必要があるため、フロントエンドエンジニア業だけに専念することは難しいとは思います。
とは言えこれだけの高収入が望めるのも事実ですので、フロントエンドエンジニア希望の方にはぜひ目指してほしいステージですね。
フロントエンドエンジニアはどういった勤務先だと年収が高くなるか?
会社員としてフロントエンドエンジニアになった場合は、雇用先によっても年収に差が出ます。
いくつかご紹介しましょう。
独立系SEで働く場合の年収 400万円前後
他社からの受注により仕事をする独立系SEの場合、年収は400万円前後が相場のようです。
この形だと、個人に入る収入はどうしても少なめになってしまいますね。
しかし、案件によって様々な業種の顧客と仕事ができたり、様々な会社に常駐したりすることもできます。
より視点を広げたい人には最適な環境とも言えるでしょう。
メディア関連企業で働く場合の年収 500万円前後
テレビ局などメディア関連企業でフロントエンドエンジニアとして採用された場合の年収は、おおよそ500万円。
視聴者参加型のWebシステムの作成や、データ分析・可視化といった業務があるようです。
影響力のあるメディアの事業に参画できる点では、やりがいもありそうですね。
ECサイト運営事業者で働く場合の年収 800万円前後
最も年収が多いのがECサイト分野。
まさにWebシステムが事業の要といった業種ですので、フロントエンドエンジニアが果たす役割は非常に重要。
当然収入も他業種に比べて多い傾向にあります。
就職も狭き門ですし、入社後も周りは優秀なエンジニアばかりという環境のため、努力の継続は必須。
ただそれ相応の収入は得られそうですね。
これからフロントエンドエンジニアになる人へのアドバイス
フロントエンドエンジニアは、将来性のある職業と考えられます。
今後も世の中に新たな情報が出てくるたびに人々はそれらをインターネットで検索しますし、商品購入やサービス利用のインフラとしてもインターネットは使用され続けるでしょう。
つまり、Webは利用者が途絶えることのない分野なのです。
したがって、それを支えるフロントエンドエンジニアは今後も必要とされ続ける職業と言えます。
しかし一方でWebサイトにも流行りがあり、それを動かす技術も日々進化しています。
フロントエンドエンジニアを目指すならば、常に最新の流行りや技術動向を把握し、世の中の変化に対応できるようセンスを磨いておく必要があるでしょう。
さいごに
フロントエンドエンジニアは世の中からも必要とされる職業で、上手く実力を身につけていけば出世や独立を経て高い収入が得られやすい職業です。
ぜひ優秀なフロントエンドエンジニアになることを目指し、その一歩を踏み出してみてください!
最終更新日:2020年8月12日