DJの年収を徹底解説|年収の決まり方や最高年収、年収アップさせる方法
クラブやライブハウスなどで活躍する数多くのDJがいます。
しかし、DJの活動だけで生計を成り立たせるのはかなり厳しいのが現状です。
昼間の仕事や副業と掛け持ちしながら活動を続けるDJが圧倒的に多いです。
この記事では、DJの年収について見ていきたいと思います。
DJの平均年収は150万円~200万円が相場
日本人のDJ(クラブDJ)の平均年収は150万円~200万円ほどです。
DJのみでの収入では生計を成り立たせるのは難しいのが現状です。
DJの年収・給料の構成要素
フリーランスとして活動するDJが圧倒的に多いため、福利厚生はありません。
店舗での専属DJとして契約した場合でも、年収100万に届くまではかなりの努力が必要です。
フリーランスとして活動した場合は知名度やスキルによってですが、力量によっては1000万円稼げる有名DJもいます。
より稼ぎたい場合は、国内に留まらず海外も活躍の場として視野に入れるべきでしょう。
DJは、最高でどれくらいの年収まで目指せるか?
世界的に有名なDJであるザ・チェーンスモーカーズの年収は約50億円と言われております。
国際的に有名なDJの平均年収が約2億円ほどと言われておりますが、過酷なスケジュールをこなす精神力と体力があっての成果と言えます。
ちなみに日本のDJトッププレイヤーは2000万円前後です。
DJの年収の決まり方や、年収が高い人の条件・スキル・特徴は?
では、年収が高いDJはどんな人物なのでしょうか?
1. 語学力などのスキル・経験がある
年収の高いDJは国際色豊かな人が多いです。
そのため、語学力や多彩なバックグラウンドがあると役立ちます。
冒頭に述べた通り、DJとしてより多く稼ぎたい方は海外進出も考えておくと良いでしょう。
2.知名度がある
年収が高いDJの条件としては、知名度があり一定の集客率があることです。
「あのDJがあのクラブに出るから今夜はそこに行こう!」と多くのお客さんが思ってくれればお店の集客もアップするため、知名度が上がれば専属DJではなくフリーランスで活動したほうが年収アップに繋がるでしょう。
3.ツテやコネがある
また他にも、業界の繋がりが強いDJは仕事が多いでしょう。
クラブやライブだけではなく他のお仕事をもらうことができます。
例えばラジオにゲストとして登場するなどがあります。
よくラジオで「今日のゲストはDJ〇〇さんです!」と紹介されていますね。
ラジオで自分のリミックスを流すこともできるでしょう。
ラジオは様々な人が聴いているため、視聴者側も気になったDJは検索したりファンになってくれたりします。
ラジオなどメディアに出るならば、トークスキルも磨いておいたほうが良いかもしれませんね!
また、芸能界に繋がりのある事務所に所属し活躍するDJもいます。
ユニバーサルミュージック・AVEX系のDJはメディアで活躍することもできるので、活動の幅も広いようです。
4.リズム・選曲のセンスがある
スキルとしては、もちろんお客さんを気持ち良くリズムに乗せることができるDJスキルです。
「おぉー!ここで、この音、この曲をミックス!」と踊っているお客さん達を一つにできるDJは引っ張りだこです。
クラブやライブでのDJの役割は聴いている人に一体感を出すこと。
聴いている人達に「やっぱり来て良かった」と思わせるような雰囲気作りも、DJのセンスによるでしょう。
DJの年収査定で大事なのは、特に「プロ意識」。
DJとして年収を上げるためには、自分から何か仕掛けることができるかどうかです。
プロとしてどう仕掛ければ多くの人の注目を集めることができるか、来てくれてる人を楽しませることができるかを常に考えて実行することが重要なポイントです。
自分の得意なジャンルでスキルを高めながら、プロとして活動していきましょう。
DJとして年収をアップさせたい人がやってほしい5個のこと
これからDJを目指す方に、ぜひ以下のことを参考にしてほしいと思います。
1.DJのスキルを伸ばすこと
どのタイミングでどんな雰囲気作りをしたいかイメージしながら、DJとして舵を取れるか。
やはり場数と経験を積むことが大切になってきます。
様々なDJのライブやリミックスを聴いて、スキルを伸ばしていきましょう。
また、自分専用の機材も必要となります。
ミキサー、サンプラー機材、DJコントローラー、ターンテーブル、イコライザ、エフェクター、シンセイサイザーなどです。
費用もかなり掛かりますが、自分専用のものを持つのと持たないのとでは、スキルを磨く上で差が出てくるでしょう。
2.新しいライブ配信方法を学ぶこと
2020年に新型コロナウイルス感染拡大防止のためライブハウスやクラブでの活動に規制が入りましたが、今後客足が遠のいたりして思ったより集客できないことが予想されます。
しかし、それはどの世界のDJも同じことです。
世界的に有名なDJであるマシュメロは、世界的人気ゲーム『フォートナイト』内で、ヴァーチャル・ライブを開催しました。
マシュメロは、同ゲームの熱心なプレイヤーとして知られており、このヴァーチャル・ライブには何百万人も集まったとのことです。
ヴァーチャル・ライブは、ゲーム内のプレザント・パークにて行われました。
「Alone」「Gassed Up」「Check This Out」「Colors」「Flashbacks」「Everyday」「Fly」「Happier」など、彼の代表曲が多数披露されました。
このように、今後はヴァーチャルな世界で活躍するDJが現れることでしょう。
YouTubeやその他SNSで配信する方法もありますが、より集客が見込める仕組むを学ぶことも大切です。
3.仲間を作ること
DJは常に新しいことを学び、吸収して発信していく必要があります。
そのため、常に刺激し合えたり情報を共有できる仲間作りをしておいた方が良いです。
どんな仕事もそうですが、クリエイティブな作業は一人で行うよりも信頼できる仲間がいたほうがフィードバックも得られて良いでしょう。
4.情熱を忘れないこと
これが一番大切なことかもしれません。
駆け出しの時期は報酬なし、またノルマを課されるなんてこともあります。
生活も苦しくなる中で、それでもDJをやりたいという音楽への情熱を忘れないことが大切です。
5.楽しむこと
情熱とはまた別に、DJを自分自身が楽しむことが大切です。
人生の中でこれをやっている時間が至福の時と思えることがある人はそう多くいないと思います。
本当に楽しいと思いながら取り組むことができれば、厳しい下積み時代や活躍することになってからのハードなスケジュールもこなすことができるでしょう。
これからDJになる人へのアドバイス
音楽はどんなジャンルでも、人を勇気づけたり前向きにさせる不思議な力があります。
特にDJは、音楽が好きであるという情熱がなければ続けられない職業です。
好きなジャンルをとことん追求してみる、憧れのDJのリミックスを参考にしてみるなど、日々スキルは磨きましょう。
さいごに
新型コロナウィルス感染拡大防止策のため、ソーシャルディスタンスを保ちにくいクラブやライブハウスの集客率は今後も回復するのが難しい状況です。大規模イベントも規制がかかり、開催するには様々な工夫や配慮も必要になってきています。
より多くの人に自分の音楽を聴いてもらうため、YouTubeや他SNSでオリジナルリミックスを配信するなど、他にも活躍の場があります。
これからは新しい環境下で活躍できるDJが求められていくでしょう。
最終更新日:2020年6月26日