CGデザイナーの年収を徹底解説|給料・初任給手取り・賞与(ボーナス)・各種手当
「CGデザイナーになりたいな」と思っていても、次のような疑問を抱いている方も多いと思います。
「CGデザイナーって年収はどのくらいなの?」「CGデザイナーになったとして稼いでいけるかな?」
そこで今回は、CGデザイナーの年収や給料などの金銭面について徹底解説します。
CGデザイナーに興味のある方、目指したい方は、ぜひご覧ください!
CGデザイナーの平均年収は440万円が相場
CGデザイナーの平均年収は、440万円が相場と言われています。
CGデザイナーは専門的な技術が要求され、年収はそのスキルや実績によるので270万円~550万円と幅広いです。
一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会による「ゲーム開発者の就業とキャリア形成2015」によると、次のような結果が出ています。
CGデザイナーで、年収200万円~299万円が全体の22.2%、年収400万円~499万円が全体の29.6%となっており、平均値は441.3万円となっていました。
このことから見れば、CGデザイナーは高い専門性が求められるにも関わらず、特に給料が高いわけではないことが分かります(ただし、この平均値は会社員のCGデザイナーの平均値になります)。
CGデザイナーは、これから時代ではますます需要が高まっていく職種だと考えられます。
有名企業に属することやスキルを持ったフリーランスとなることで、平均年収よりも高い報酬を得られるチャンスがあります。
年収や給料を重視したいなら、大企業や自分のスキルアップが狙える企業を選びましょう。
参照元:https://cedec.cesa.or.jp/2015/documents/enquete_final.pdf
CGデザイナーの年収・給料の構成要素
CGデザイナーの年収は「基本給」「歩合」「ボーナス」で構成されている場合が多くあります。
ただし企業によっては、年俸制で決まる場合もあります。
ここでは、「基本給・歩合」「ボーナス」に関する項目を細かく見ていきましょう。
基本給・歩合はどうなっているの?
CGデザイナーの月収は「基本給」と「歩合」によって決まる場合が多いです。
「基本給」は決まった額で、スキルや成果によって「歩合」が変わってくる場合が多いです。
CGデザイナーの月収は、基本給と歩合が合わさって平均26.4万円と言われています。
この額から税金などが引かれるので、手取りは月収20万円ほどでしょう。
企業にもよりますが、新入社員は更に低く、月収20万円ほどの場合があります。
手取りはそこからまた更に低くなるので、CGデザイナーなりたての頃はあまり稼げないと思います。
参照元:https://jp.indeed.com/%E7%B5%A6%E4%B8%8E/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%87%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%BC?period=monthly
賞与(ボーナス)はどれくらい?
CGデザイナーの賞与・ボーナスは、ある企業もあれば全くない企業もあります。
大手企業に属すれば、ボーナスも多く出ますが、中小企業に属すればボーナスがほとんどない場合もあります。
ボーナスが欲しい人は、事前に調べてから就職・転職するのがおすすめです。
各種手当てはどういったものがある?
企業にCGデザイナーとして働くときの各種手当の具体例は、次の通りです。
- 通勤手当
- 家賃手当
- 勤続手当
- 家族手当
- 住宅手当
- 残業手当
- 役職手当
あくまで一例であり、必ずこれらの手当があるとは限りませんので、ご注意ください。
CGデザイナーの雇用形態別の年収を見る
続いて、CGデザイナーの雇用形態別の年収を見ていきましょう。
会社員の場合のCGデザイナーの年収
会社員の場合は、前述の通り平均年収441.3万円になります。
高くもなく、また低くもなくといったところです。
ただし高いスキルが求められる職種ではあるので、スキルに磨きがかかれば更なる高収入も狙えるでしょう。
フリーランスの場合のCGデザイナーの年収
フリーのCGデザイナーの年収は、いわばピンキリです。
限りなく0円に近いCGデザイナーもいれば、1000万円以上はとっくに超えているCGデザイナーもいるでしょう。
フリーランスの年収自体がスキルや経験、実績次第なので、当たり前と言えば当たり前の世界です。
とは言えCGデザイナーの需要は高まりつつあるので、一定のスキルを持っていれば収入源は確保できるでしょう。
フリーランスで年収1000万円以上を稼ぐには、業界でもトップレベルになる必要があります。
実績やスキル、経験を積んでいけば、フリーのCGデザイナーとして高収入を得ることも夢ではありません。
派遣社員・アルバイト・パートの場合のCGデザイナーの年収
派遣社員、アルバイト、パートで働く場合は、時給1,000円~2,000円程度でしょう。
ただしこの場合は、CGデザイナーとして働くというよりも、CGデザイナーのアシスタント、事務、雑務の仕事が多いかもしれません。
派遣社員・アルバイト・パートのいずれかの形態で働きたい場合は、仕事内容をしっかり確認してから応募しましょう。
CGデザイナーは、最高でどれくらいの年収まで目指せるか?
CGデザイナーは、スキルや経験があれば、年収1000万円以上は稼ぐことができます。
一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会による「ゲーム開発者の就業とキャリア形成2015」によると、全体の3.7%は年収1000万円以上稼いでいることが分かります。
この統計は会社員のデータをもとにしているので、会社員で年収1000万以上稼いでいる方がいることになります。
フリーランスで人気のCGデザイナーであれば、年収1000万円以上稼いでいる方もいるでしょう。
参照元:https://cedec.cesa.or.jp/2015/documents/enquete_final.pdf
これからCGデザイナーになる人へのアドバイス
CGデザイナーになるには、コンピューターグラフィックスなどに関わるテクニックや技術を習得する必要があります。
そのために、多くの人は美術系の大学や専門学校に入学し、まず基本的な知識や技術を身につけていきます。
その後、ゲームメーカーや映像制作会社などのCGデザイナーとして雇ってくれる企業に就職を目指すのが一般的な道です。
しかしCGデザイナーの場合は、学歴よりもスキルが重視されることも多いです。
それ故、独学や通信教育でスキルを身につけて、CGに関連する企業に就職するのも良いでしょう。
スキルと実績、経験さえあれば、より良い企業に転職もできるので、一番最初に就職する企業にこだわる必要もありません。
自分はどのような道を歩みたいのかよく考えた上で、自分の働き方・生き方を決めてみてください。
さいごに
今回は、CGデザイナーの年収・給料などの金銭面について徹底解説しました。
要点を最後にまとめると、以下の通りです。
- CGデザイナーの年収・給料は、高くもなく低くもない
- しかし大企業やスキルを持ったフリーランスになることで、大きく稼げる可能性がある
- CGデザイナーは、会社員でも年収1000万円以上目指せる
- CGデザイナーなりたての新入社員は手取りも少なく、あまり稼げないことが多い
- CGデザイナーを目指すなら、美大か専門学校への入学がオーソドックス
本記事で、CGデザイナーの年収・給料についてお分かりいただけたかと思います。
CGデザイナーで稼ぐことを目指すなら、大企業への就職がおすすめです!
これからCGデザイナーを目指す人、なってみたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
最終更新日:2020年7月20日