本記事では、三菱電機への転職を考えている方のために、平均年収817万円、日本人なら誰もが知っている「三菱電機株式会社の転職情報」についてご紹介します。
三菱電機は業界大手8社の中で第4位に位置し、日本有数の大企業グループである三菱グループの中核企業です。
人工衛星や産業用ロボット、エレベーター、家庭電器製品まで、あらゆるものを開発・製造・販売しています。
三菱グループ全体の広汎な組織連携を活かしたタイムリーなコミュニケーションで、時代や顧客のニーズに沿ったものづくりができる強みを持つ会社です。
今回はそんな三菱電機の会社概要や年収、福利厚生、応募方法、試験、面接のポイントなどの基本情報から、現役・元社員の口コミまで、三菱電機への転職を検討している方に役立つ情報とサイト等をお伝えします。
是非参考にしてください。
目次
閉じる三菱電機は1921年に三菱造船(後の三菱重工業)から分離独立する形で設立された、東証一部上場企業です。
連結従業員数:約146,518名、連結売上高:4兆4625億円の三菱電機グループの中核企業です。(2020年12月時点)
過去10年で積み上げた純利益ランク(東洋経済オンライン)が大手電機業界の中で1位であることからも分かるように、長期的な視野のもとで事業を継続している堅実な大企業です。
また同社は、毎年600名~700名程の新卒採用と、障がい者採用を行っています。
参考までに2021年度の新卒採用の職種をご紹介します。
平均年収 817万円(上場企業平均618万円)
中途採用 営業職(450万円~750万円)経理職(350万円~750万円)システム設計(450万円~1000万円)などです。
福利厚生は下記のように充実しています。
三菱電機は家電から宇宙までの幅広い事業を手がけるメーカーとして世界中の人々の心と生活を豊かにし、夢のある社会を実現したいという使命感を持っています。
そんな三菱電機が求める人物像は
広報には、以上の3点を兼ね備えた人とあります。
三菱電機は世界に通用する国内有数の大手総合電機メーカーなので、転職難易度は非常に高いと言えます。
まず条件として、三菱電機の「キャリア採用」には基本的に3年以上の経験が必要です。
また経験が3年未満の人は、「新卒採用」としての応募が可能です。
大企業である三菱電機は様々な分野に進出しているので、どの事業分野に進みたいかを予め考えておいた方が良いでしょう。
その上で自身が希望する事業の内容と仕事の特徴などの話を聞かせてもらえるように、面接時に相談してみるのも有益です。
三菱電機の中途採用面接は2回あります。
1次面接は職場社員と人事担当者、2次面接は職場と人事の役員や部長級の5名~6名が担当します。
1次面接時には基礎学力を問う筆記試験もあるので、事前対策が必要です。
三菱電機はなんと言っても日本の古き良き時代の代表的な企業ですから、その企業的風土にフィットできる人物かどうかを面接で確認されます。
要するに、「大企業で人間関係を良好に保ち協働できるか」「忙しさに負けないタフな働き者であるか」「ストレスをどうやって乗り越えるのか」などの人間性を面接で確認するのでしょう。
面接の前に、三菱電機の社風と行動指針「三菱電機の7つの行動指針」=信頼、品質、技術、貢献,遵法、環境、発展をよくインプットし、面接時にはそれに則って上手く自分流のアウトプットができるようにしておきましょう。
また、同じ総合電機メーカーである日立や東芝ではなく三菱電機を選んだ理由を質問されたりもするようです。
三菱電機の応募方法の一つに、求人サイトを活用した応募方法が挙げられます。
本日時点(2020年12月16日)で三菱電機が掲載されている求人サイトを一部抜粋してご紹介します。
三菱電機の応募方法の二つ目としてご紹介するのが、転職エージェントを活用した転職方法です。
転職エージェントは、適性に合った企業や職種の紹介を受けることができるだけでなく、面接対策や就活相談などをプロのエージェントからサポートを受けることができるサービスです。
三菱電機の紹介を受けることができる代表的な転職エージェントを一部抜粋してご紹介します。
三菱電機への応募方法として最後にご紹介するのが、公式採用HPからの直接応募です。
三菱電機ではSEや生産管理、施工管理、知的財産管理、営業など様々な職種の採用を行っており、職種によっては経験やスキルがある方限定の募集などもあります。
職種ごとに応募要件や仕事概要の詳細が記載されているので、自身のやりたいことが明確になっている方は直接ご応募されることをおすすめします。
三菱電機の公式中途採用HPはこちら。
https://www.mitsubishielectric.co.jp/saiyo/career/index.html
上述のように三菱電機では様々な職種の募集を行っておりますので、職種によって選考フローが異なる場合があります。
選考フローについては公式HPで公表されていなかったので、口コミで見受けられた選考フローをご紹介します。
採用サイトよりエントリー→書類選考→1次面接・筆記試験→2次面接→内定
三菱電機で現在働いている社員の方や元社員の方からの口コミを紹介します。
口コミサイトopen workによると、口コミ件数は総数7,549件確認できます。
非常に多くの口コミが寄せられており、総合評価としては5点満点中3.12点と高評価を誇っています。
中でも“法的順守意識”という項目が4.5ポイントと非常に高くなっております。
以下、項目ごとの口コミを紹介します。
良くも悪くも昔の日本の大企業体質で、真面目、実直な社風。
チームで働くことに主眼を置いている。
ピラミッド型の会社で年功序列が強いが、中堅になるとかなりの裁量を与えられる。
若手でも主力商品を担当できたり、世界的などの大きなプロジェクトに関われたり、大口の交渉にチャレンジできるため、その道のプロフェショナルになりたい人には良い。
大きな会社なので社会的地位と安定性は高い。
などなどの口コミから、真面目で実直な企業風土と古風な年功序列、安定性や社会的地位が高い、プロフェショナルとして大きな仕事ができるなどが確認できました。
openworkによると残業時間と有給消化率は以下の通りです。
36協定により45時間を超えることは年に6回までで、1ヶ月最大の残業時間は80時間に収まるようです。
以上が公式で担保されており、口コミでも基本的には悪くないという評価です。
広汎な部門の多種多様な技術系の方々、事務系の方々が三菱電機へ転職してキャリアアップしています。
前職を活かしてグループリーダーになったり、開発リーダーのポジションにまで昇格したり、未知の分野に挑戦している方もおり、様々なキャリアアップが期待できるようです。
実例としてこちらの企業情報をご覧ください。
https://www.mitsubishielectric.co.jp/saiyo/career/people02/
技術者の場合は、職種によってまちまちですが専門性に関連する他メーカーや技術コンサルタントとして他業種でキャリアを築かれる方が多くいらっしゃいます。
営業出身者の場合、大きな成長を望めるIT営業のようなコンサルタントとしての意味合いが強い営業でスキルを高め、コンサルタントとしてのキャリアを築いていかれる方もいらっしゃるようです。
三菱電機の転職にあたり頻出する質問と、その回答についてご紹介します。
A)もちろんご応募が可能です。
他業界からの入社実績も多くあり活躍事例も多いので、ぜひご応募ください。
A)これまでのご経験やスキル等を総合的に勘案しながら決定します。
世界的な大企業である三菱電機に興味がある方に是非見ていただきたい企業をご紹介します。
それぞれがグローバルに事業を手掛ける大企業で、中途採用募集をしています。
パナソニック(旧称、松下電器産業株式会社)は電機業界では日立、ソニーに次いで売上高3位を誇り、従業員数273,858人の日本を代表する巨大企業です。
グローバル展開により数々の製品で世界シェア1位を獲得しています。
平均年収は774.5万円で、福利厚生の充実度の高さにも定評があります。
国内唯一の総合家電メーカーであり、家電部門の多くと家電以外の電池や照明、太陽光発電等々で国内トップシェアを有しています。
創業者松下幸之助の人を育てる理念は、今も大切にされています。
日立製作所は日本の総合電機最大であり、全業種中でもトヨタ、NTTに次ぐ規模の295,941人の従業員数を誇る巨大企業です。
「技術の日立」にふさわしく、歴代の社長は全て技術畑出身です。
近年の8年間で合計約5,000人の若手を海外研修に派遣しています。
「品質の日立」としての矜持を持ち、自分から変化していけるプロフェショナルを育てることを掲げています。
平均年収は902.6万円です。
NECは、三菱と並ぶ巨大グループ・住友グループに属する情報・通信系を中心とした、従業員数109,390人の巨大総合電機メーカーです。
有線・無線通信機器、コンピューター(サーバーからスーパーコンピューターまで)、及びITサービス(システムインテグレーション)を主力事業としています。
社会と産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を活用して新たな価値を創造していこうとしています。
平均年収は814.8万円です。
三菱電機への転職を検討中の方へ、求人情報や転職する上での留意点をご紹介しました。
三菱電機は重電システム、産業メカトロニクス、情報通信システム、電子デバイス、家庭電器などの事業で世界中の人々の生活を支えています。
日本的な堅実且つ真面目な会社で、長期的にも安定性があります。
日本を代表する大企業なので転職の難易度は決して低くはありませんが、三菱電機への転職を検討している方は、是非本記事を参考にしてみて下さい。
転職活動において「入念な企業リサーチ」はどの企業を受ける際にも非常に大事になるので、企業概要だけでなく面接対策のノウハウなども本記事を通じて学んで頂ければ幸いです。
最終更新日:2020年12月23日
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