本記事では、日本国内のみならず海外においても誰もがその名を聞いたことがある大企業「パナソニック株式会社」の転職情報をご紹介したいと思います。
パナソニックと言えば、白物家電で有名な大手電機機器メーカーとしての認識が最も顕著です。
CMでお馴染みの家電や美容、健康器具なども一般的に広く認識されています。
そのようなBtoC事業に留まらず、業務用冷熱機器、デバイスやエネルギーなどのBtoB事業を領域とし家庭からオフィスまで幅広い空間に対応した商品やサービスの提供もしています。
そんなパナソニックの会社概要や年収、福利厚生や転職における必要なポイントや現役社員の口コミも交えて、役立つ情報をお伝えします。
是非参考にしてください。
目次
閉じるパナソニックは、経営の神様とされる松下幸之助によって1918年に松下電気器具製作所として創業されました。
1927年4月にナショナルの商標を制定、1935年12月に改組し、松下電器産業株式会社となります。
1949年5月には東京証券取引所及び大阪証券取引所に株式を上場。
その後2008年10月に松下電器産業株式会社からパナソニック株式会社に社名が変更されました。
2018年には創業100周年を迎えた、日本を代表する企業です。
国内においてトップシェアを占めているだけでなく海外市場においても売上高上位を誇り、部品から家庭用電子機器、電化製品、FA機器、情報通信機器、および住宅関連機器等に至るまでの生産、販売、サービスを行っている総合エレクトロニクスメーカーです。
【研究開発部門】
など全21種
【回路設計部門】
など全6種
【組込みソフト設計部門】
など全10種
【機械・機構設計部門】
など全5種
【デバイス開発部門】
など全4種
【材料開発・材料プロセス開発部門】
など全9種
【生産技術・プロセス開発部門】
など全12種
【品質管理/品質保証部門】
など全7種
【セールスエンジニア/サービスエンジニア/FAE部門】
など全2種
【社内SE・情報システム部門】
など全7種
【システムエンジニア部門】
など全2種
【その他エンジニア】
など全3種
【海外営業・マーケティング部門】
など全6種
【国内営業・マーケティング部門】
など全3種
【経営企画・事業企画部門】
など全3種
【経理/財務部門】
など全2種
【人事部門】
など全3種
【法務部門】
【購買/物流部門】
※グローバルで環境対応自動車向けのコンデンサー拡販の達成をミッションとして推進中の富山工場では、部材調達において、専門性やグローバル調達のキャリアを有する戦力を発揮できます。(富山県砺波市勤務)
【生産管理部門】
※世界中のお客様の機器の革新に貢献でき、パナソニック全体としてのSCM関連でも幅広く知識や人脈が得られるなどの魅力があります。(大阪府大東市勤務)
【その他スタッフ】
※パナソニックの持つ豊富な技術を活かした車載商品の開発を通じて、広いフィールドで事業の成長を牽引し、マネジメント力を伸ばすことができます。(神奈川県横浜市勤務 ※将来的に転勤の可能性もあり(国内・海外)
等々…現在、全132職種募集されています。
上記に記した部門の中でも更に細分化されているものもあるので、詳細はパナソニックの公式サイトを参照下さい。
また、現在は募集がないものの、半導体設計部門やデザイン部門、広報宣伝部門、知財部門などの募集も今後出てくる可能性があるので、サイトをこまめにチェックしましょう。
【海外拠点における募集職種】
※一部抜粋
アメリカ
その他北米、南米、イギリス、レバノン、中国、シンガポールの拠点において計362件の募集案件があります。
【新卒採用における募集職種】
※一部抜粋
「営業・マーケティング、経理、人事、法務、知的財産、調達、ロジスティクス、生産管理、カスタマーサービス 等」
「研究開発、設計開発、生産技術、SE/技術営業、知的財産、情報システム、調達、品質 等」
また、障害者枠における主な募集中の職種も一部抜粋してご紹介します。
◆アプライアンス社(AP社)
ー パナソニックの社内カンパニーの一つ ー
パナソニックブランドの家電・空調・食品流通・デバイス製品の開発・製造・販売を行っています。(東京都品川区勤務)
コンシューマーマーケティングジャパン本部の企業法務として勤務
人事・総務部門にて経験に合わせて仕事内容を決定
平均年収 774万円(上場企業平均612万円)
※完全週休2日制。年次有給休暇は年間25日取得。ファミリーサポート休暇、チャレンジ休暇、チャイルドプラン休業(節目休暇。10日間取得可)といった制度もあります。
(介護が必要なライフステージに立った社員を支援する仕組み。介護セミナーの開催、介護情報のポータルサイト開設、相談・手続き支援、介護費用の補助・介護休業 等)
(育児や介護のための短時間・短日勤務制度)
(延長保育や病児保育などの託児サービスを利用した場合、会社が費用の一部を補助する仕組み)
(確定拠出年金に拠出せず、全額または一部を、現金で受け取る選択肢もあり)
(福利厚生費ポイントを付与し、その付与されたポイントの範囲内で個人のキャリアプラン、ライフプランに応じて、福利厚生メニューを選択・利用できる仕組み)
など、社員への優遇制度は整っているようです。
と、チャレンジ精神とグローバルへの対応力、そしてクリエイティブな人材を求めているようです。
パナソニックの転職難易度はかなり高いです。
パナソニックには幅広い分野の業種があるため、自身のスキルに合った業種を選択し、即戦力として活躍できる部署への転職を希望すると良いでしょう。
また、基本的に研究開発・技術職の求人が中心で、基本的に総合職は昔から新卒文化のようです。
中途採用は新規事業領域・欠員募集などでの採用が中心のため、事務系職種は特に狭き門と言えます。
技術系総合職であれば、自身の技術を活かせるか否かの可能性を提示してくれる「ポジションマッチング採用」を利用することをおすすめします。
書類選考に通過すると面接となります。
人事面接→現場社員面接→役員面接と、基本的には複数回(2回〜4回)にわたって面接が行われるようですが、ポジションによっても変化します。
「なぜパナソニックでなければならないのか」「パナソニック商品の使用、シチュエーション」など、志望動機や生活の中でのパナソニックに対する自身の意見を示せるようにしておくと良いでしょう。
パナソニックへの転職時に限った話ではありませんが、大手日系メーカーは実績を重視します。
どのような経験を積んできたか、応募した職種の仕事内容を把握、自分が会社にどのように貢献できるのかアピールすることが必要です。
また、パナソニックの担当者から直接説明を受けることができるマッチングセミナーや転職相談会、dodaなどの転職エージェントが行っている転職フェアへの積極的な参加やキャリア登録をしておくことも、転職への扉となる可能性があります。
応募方法の一つとして、求人サイトの活用があります。
本日時点(2021年5月3日)でパナソニックが掲載されている求人サイトの一部をご紹介します。
応募方法二つ目としては転職エージェントの活用が挙げられます。
転職を希望する求職者に対して担当のキャリアアドバイザーがつき、無料で転職に関する様々なサポートをしてくれます。
以下が主な転職エージェントです。
応募方法として最後に挙げるのは、公式ホームページからの直接応募です。
技術職、事務職共に多数掲載されているので、自身の希望勤務地や職種が明確な場合は直接ご応募されることをおすすめします。
パナソニック採用公式HP
https://recruit.jpn.panasonic.com/career/
▼エントリーシート提出/適性検査(SPI)受検
▼書類選考
▼一次〜二次選考面接
▼最終選考
▼内定・入社
パナソニックでは、グローバルにあらゆる階層の人材開発・研修を専門的に行う組織として人材開発カンパニー(HRDC)が設置されています。
新入社員の早期活躍のための教育(日本のみ)をはじめ、IT・コミュニケーション・語学などのスキル修得のためのビジネススキル研修、技術・モノづくり・営業など職能ごとに専門知識や技能を修得するための職能別研修などを提供しています。
ロボットベンチャー企業や外食産業においての起業家、コンサルティング会社の代表、その他には大手メーカーやWeb系事業会社、コンサルティング会社へのキャリア転身などが挙げられます。
パナソニックの転職にあたりよくある質問と、その回答についてご紹介します。
A)女性の活躍支援に力を入れており、管理職として働く女性も増えています。
女性社員のマインドセットを目的にキャリアに関するコーチングを実施しているため結婚や出産で退職する人も少なく、女性でも働きやすい環境が揃っています。
また女性のキャリアサポートとして女性社員を対象に「キャリアストレッチセミナー」を開催し、管理職としての活躍を視野に入れマネジメント実践スキルの向上を図る支援が行われています。
A)パナソニックでは、7月と12月の年に2回ボーナスを貰うことができます。
2018年4月1日~2019年3月31日のパナソニックの有価証券報告書や元従業員の口コミなどから、ボーナスは2回合わせて82万円~240万円ほどと窺えます。
「家電」「住宅」「車載」「BtoB」の4つの軸において日本を代表する大企業であるパナソニックにご興味のある方に、同様に日本国内および世界各国において知名度および人気の高い電子機器関連企業をご紹介します。
転職をご検討の際に参考にされることをおすすめします。
ソニーはデジタルイメージング事業やテレビ&ビデオ事業、オーディオ事業、スマートフォン・インターネット事業、ゲーム&ネットワークサービス事業、映画事業、音楽事業、金融事業など幅広い事業を展開しており、AV機器を中心に、エレクトロニクス事業の分野では世界的に知名度の高い大手企業です。
2000年初頭までは世界における家電売上高ランキングはソニー1位、パナソニック2位と日本家電メーカーとして上位を独占していました。
日立製作所は電車やエレベーターなど日常的に社会貢献度が高く、世界でも評価の高い企業です。
また、100年以上の技術力を誇るポンプ技術・水処理技術により世界最高のポンプ技術で安心・安全な水の供給を世界に届けることで、全世界の「水問題の解決」に貢献しています。
エネルギー問題に関しても風力発電システムの開発に携わるなど、SDGsなどにおいても高い社会意識を持っている大企業の代表的存在と言えます。
その他にも電力需給バランス調整のため蓄電システムの開発をするなど、あらゆる面から地球環境の保護に貢献しています。
都市開発分野では、超高速でありながら安心・快適のエレベーター・エスカレーターが世界においても必要不可欠な存在となっています。
三菱電機は日本の大手総合電機メーカーであると同時に世界有数の電気機器メーカーでもあります。
社会インフラ事業やビル事業のエレベーターにおいては世界的にもトップクラスのシェア率を誇り、パソコン用ディスプレイの分野では日本最大級のシェアを誇っています。
また宇宙関連事業は国内でトップクラスで、日本の人工衛星のほとんどに参画し確かな実績を残しています。
その実績は日本のみに留まらず、世界各国で500機以上もの人工衛星開発に参加しています。
「温室効果ガス観測技術衛星 いぶき」は主な宇宙関連製品の一つとして一般的にも知られています。
防衛機器としてミサイルを製造し、放送機器では放送局で使用される映像音声伝送用の機器を手掛けるなど、あらゆる分野で名を馳せている企業です。
パナソニックへの転職をご検討中の方へ、求人情報や転職する上での留意点をご紹介しました。
世界屈指の総合エレクトロニクスメーカー、パナソニックは、「かつてそうであった」という時代の潮流に屈せず、「A Better Life, A Better World」人が幸せになる世界、社会全体の幸せを実現を目指し続けています。
これまでの実績と新たな技術で世界一の称号を奪還する想いを胸に、大企業の名に甘んずることなく今なお前進しているのです。
パナソニックでキャリアアップを目指される方は、是非本記事を参考にしてみてください。
最終更新日:2021年5月10日
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