NTTデータの転職情報


本記事では、NTTグループ主要5社の一つで日本最大手のシステムインテグレーターである「株式会社エヌ・ティ・ティ・データ」の転職情報をご紹介します。

「NTT」と聞いて知らない方はいないかと思いますが、NTTデータは内外300社を超える傘下企業を持ち、世界でも事業を手掛ける国内有数のIT企業です。

そんな株式会社NTTデータの会社概要や年収、福利厚生、応募方法、面接のポイントなどの基本情報から、現役・元社員の口コミまで、NTTデータへの転職を検討している方に役立つ情報とサイト等をお伝えします。

是非、本記事を参考にしてみてください。

NTTデータってどんな企業?

NTTデータは、1988年に日本電信電話株式会社のデータ通信本部をベースに設立された企業です。

NTTデータ自体の設立は浅いですが、前身のNTTグループは戦後復興時に国内の電信電話事業を担う「日本電信電話公社」としては1952年に設立されています。

国営として事業を手掛け日本のインフラを支え続けていましたが、1985年にNTTグループは民営化され、分社化された際に同社も設立されました。

当時の日本ではシステムインテグレーターの先駆けとして国内のITインフラを担い、現在もIT社会をシステム面から支えています。

事業規模も、情報サービス事業では業界最大手に属する企業であり、あらゆるビジネスの根幹に関わっていると言っても過言ではない、国を支える大手企業です。

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NTTデータの転職情報の概要

NTTデータの募集で出ている主な職種

現在、キャリア採用で出ている職種は以下の通りです。

※一部抜粋

【顧客営業】

  • セールスおよびセールスエンジニア:ITインフラ(パブリッククラウド、プライベートクラウド)
  • 営業:保険業界/共済向け
  • アカウント営業:大手決済事業者様向け企画提案営業
  • アカウント営業:メガバンクグループ向け営業・営業企画
  • 企画提案営業:メガバンク向け(新規企画)

等、全31職種

【ソリューション営業】

  • 企画、営業メンバー:金融機関向け次世代チャネル(営業店端末、ATM)系ソリューションの戦略立案
  • コンサルティング営業:位置情報・地図情報を活用した道路/交通系サービスのプロデューサ業務
  • ITセールス:NWインテグレーション及びNW関連サービスの企画・セールス業務
  • チームリーダー:新規金融ビジネス創造に係る企画
  • セールス及び商品企画リーダー

等、全39職種

【コンサルタント】

  • 企画営業リーダー:新規デジタルソリューション
  • AIサクセスマネージャ:お客様のAI活用の成功を推進
  • コンサルタント(ビッグデータ/AI/デジタルビジネス領域)及び、データサイエンティスト:関西/西日本エリアのお客さまに対してDX/デジタルサクセスを推進
  • 超上流エンジニア:年金領域におけるユーザーサービス向上加速化に向けた構想・提案を行う
  • 経営管理コンサルタント
  • DXコンサルタント

等、全30職種

【R&Dスペシャリスト】

  • 技術開発:AI(機械学習/音声認識等)を活用したソリューション
  • マネージャ:先進的IT技術に関わる研究開発活動をリード
  • 技術開発:AI(自然言語処理)を活用したソリューション
  • 技術開発:AIシステム開発方法論および関連するツール
  • 技術開発:セキュアデータマネジメント・AI活用

【ビジネスディベロッパ】

  • ビジネスデベロッパ、ITコンサルタント:金融機関のデジタル化戦略を実践、支援する業務
  • ビジネスデザイナー:小売り流通業向けデジタルマーケティングのコンサルティング・サービスデザイン業務
  • デジタルビジネス推進アプリケーション・スペシャリスト

等、全9職種

【データサイエンティスト】

  • データサイエンティスト:大手製造業界向け
  • AI/データ活用技術のグローバル展開とビジネス推進
  • データサイエンティスト:DX/デジタルサクセスを推進
  • 技術開発:デジタルツインコンピューティングにおける時空間分析

等、全7職種

【プロジェクトマネージャ】

  • プロジェクトマネージャ、プロジェクトリーダー:大手情報サービス・プロバイダ toC/toB向けWebサービス開発プロジェクト
  • クラウド上流エンジニア/コンサルタント
  • コンサルタント、開発メンバー
  • 企画/開発リーダー:新技術を用いた次世代クレジットシステム
  • リーダー/サブリーダ:通信事業者システム開発プロジェクトにおける業務

等、全36職種

【アプリケーション・スペシャリスト】

  • アプリケーションエンジニア:モバイル業界向けtoC領域
  • リーダ/メンバ:交通系ポイントシステム企画・開発を担う
  • 生命保険・損害保険分野における業務系コンサルティング
  • システムエンジニア:保険分野の業務系
  • リーダ:旅行観光業界システム企画、開発を担う

等、全49職種

【ITサービスマネジャ】

  • ServiceNowをプラットフォーム基盤として導入実績のあるITサービスマネジメントの専門性を持った方の募集
  • グループリーダー:ヘルスケアデータ流通を支える大規模システムの運用
  • サブリーダー:ヘルスケア関連の特定顧客におけるレセプト、医療費を扱うミッションクリティカルなシステムの運用管理

等、全8職種

【ITアーキテクト】

  • インフラエンジニア:大規模ミッションクリティカル領域(モバイル業界向け)
  • インフラエンジニア:中央省庁・自治体向け情報連携システム開発における基盤・方式設計、移行検討
  • ITアーキテクト:医療保険分野の大規模システム開発

等、全51職種

【ITスペシャリスト】

  • グループリーダー:ヘルスケアデータ流通を支える大規模システムインフラ構築
  • エンジニア:大手自動車向けCASE関連
  • エンジニア/プロジェクトリーダ:ネットワークインテグレーション

等、全76職種

【スタッフ】

  • 事業開発担当:新規自社ビジネス
  • 金融分野の重要/基幹システムに対するシステムリスク監査
  • 企画戦略:グローバルAIビジネス
  • 財務・経理
  • グローバル人事プロフェッショナル

等、全18職種

【その他】

  • UXデザイン人財 UXデザイナー(ビジネス・サービスデザイナー)
  • オープンネットワークアーキテクチャによるグローバル5Gビジネスの立ち上げ・推進
  • モバイル業界におけるグローバルビジネスの推進(案件開拓、デリバリー支援)
  • 大規模ミッションクリティカルシステムのサーバ・NW設備増強インテグレーション

等、全7職種

※詳細はNTTデータのHPを御覧下さい。

新卒採用では下記6職種の募集を行っているようです。

  • SE(システムエンジニア)
  • コンサル
  • 営業
  • R&D(研究開発職)
  • ファシリティマネジメント(建築系、電力系)
  • スタッフ(法務・財務・人事等)

参考サイト:https://www.nttdata.com/jp/ja/recruit/careers/

NTTデータの年収・福利厚生

【年収】

NTTデータの平均年収は828.0万円です。

平均年齢は38.7歳、平均勤続年数は14.9年となっており、長く働きやすく、また高収入を得られる環境が整っていると言えます。

上場企業全体と比較しても非常に好待遇です。

業界内でのランキングは36位となっています(2021年現在)。

(上場企業平均612.5万円 全国平均432.2万円)

【福利厚生】

  • 昇給:随時(評価等に基づき昇給)
  • 賞与:年2回(6月、12月)
  • 休日・休暇:完全週休2日/年末年始休暇/夏季休暇/特別休暇(慶弔ほか)/ライフプラン休暇など
  • 出産休暇:出産予定日前6週間目から出産後8週間目まで休暇が取得できる制度
  • 育児休職制度:子どもが満3歳になるまで休職し、休職後に勤務できる制度
  • 介護休職制度:介護を理由とし、1年6ヶ月まで休職可能な制度
  • 有給休暇制度(年次休暇):年間20日間の有給休暇があり、1日単位、半日単位、または1時間単位で休みを取ることができる
  • 自立支援一時金:20万円(入社後3ヶ月までに契約を開始した場合、1回限り支給)
  • 住宅補助(独身者):4万円/月 ※首都圏の場合 ※独身の場合:入社7年目終わりまで住宅補助(独身者)4万円/月に加え、自立支援金2万円/月を支給
  • 住宅補助(独身者以外):7万円/月 ※首都圏の場合
  • 財形貯蓄
  • 社員持株会
  • 持家取得支援
  • 持家ローン返済補助
  • 人間ドック受診
  • 企業年金
  • 保険:雇用保険/労災保険/健康保険/厚生年金保険
  • 健康管理:定期健康診断/健康相談/人間ドックなど
  • 研修:新入社員研修/トレーナー制度/自己啓発支援/海外留学制度など
  • 短時間勤務制度
  • 育児のための短時間勤務制度
  • 介護のための短時間勤務制度
  • 育児、介護期間中の時間外及び深夜勤務等の制限:予め届出を行い、時間外及び深夜勤務を制限もしくは免除することができる制度
  • 再採用制度:配偶者の転勤、妊娠・介護等により退職する社員が、退職後に再度選考を経て就労できる制度
  • テレワーク制度
  • 裁量労働制度/フレックスタイム制度

NTTデータが求める人物像

NTTデータの公式HPによると、下記の三つが必要な要素として求められています。

  • 1.社会のために自律的に考え、自ら動き周りを巻き込む「考導力」
  • 2.最新の技術に興味を持ち、変化を起こすことを楽しむ「変革力」
  • 3.多様な仲間と共通の目標を創り成し遂げる「共創力」

更に、これらの三つの力を突き動かす強い意志と情熱を持つことが大切です。

国内トップのIT企業なので、職種にもよりますがIT業界に関する知識や技術は当然必要となります。

NTTデータの年収情報について詳細はこちら →

NTTデータへの転職活動の攻略のために知っておくべきこと

NTTデータの転職難易度は?面接のポイントは?

NTTデータの転職難易度は非常に高いです。

国内トップのシステムインテグレーターであり、また大手企業や官公庁をクライアントとして事業を手掛けているため、求められる能力は他企業より高くなります。

面接のポイントしては以下の3点です。

  • 自分の希望職種に求められる要件を充分兼ね備えていること。
  • 他IT企業ではなく何故NTTデータなのかを明確に伝えること。
  • 「考導力」「変革力」「共創力」のPRを行うこと。

NTTデータへの転職を成功させるためには?

NTTグループでは、NTTグループへの就職・転職希望者に向けてイベントやセミナーを定期的に開催しています。

こうしたイベントやセミナーに参加し自分を売り込むことで、転職の可能性が広がるでしょう。

また定期的に業務を体験することができるインターンシップを開催しているので、NTTデーターへの転職を考えている方は積極的にイベントやインターンシップに参加することをおすすめします。

NTTデータへ応募する方法

①求人サイトを利用する

NTTデータへの応募方法の一つとして、求人サイトを活用した応募方法があります。

本日時点(2021年7月17日)でNTTデータが掲載されている求人サイトを一部抜粋してご紹介します。

  • リクナビNEXT
  • doda

②転職エージェントを利用する

NTTデータの応募方法の二つ目としてご紹介するのが、転職エージェントを活用した方法です。

転職エージェントはプロのキャリアカウンセラーが専属でつき、一人一人に合った企業紹介や面接対策などを行い、転職成功までサポートを受けることができるサービスです。

本日時点(2021年7月17日)でNTTデータの紹介を受けることができる転職エージェントを一部抜粋してご紹介します。

  • マイナビエージェント

③直接応募する

NTTデータへの応募方法として最後にご紹介するのが、公式採用HPからの直接応募です。

同社の応募職種は100種以上に分かれています。

職種によって業務内容や給与が異なるので、必ず確認の上でご応募ください。

NTTデータの公式中途採用HPはこちら。

https://www.nttdata.com/jp/ja/recruit/

NTTデータへの応募後の流れ、選考フロー

NTTデータへの応募後の流れと選考フローはこちらです。

▼応募

▼書類選考(書類選考では、応募職種における求める人財像(経験、スキル)とのマッチングの観点から選考するとのこと)

▼面接および適性検査(面接は2回実施しと公式HPに記載されています。適性検査は応募職種にてパーソナリティを充分に発揮できることを確認するために実施されるとのこと)

▼採用条件提示

現役社員・元社員の口コミから見るNTTデータの評判

現役社員・元社員の口コミを基にNTTデータの社風や働き方について紹介します。

open workからの引用となりますが、口コミ件数は総数7,794件と非常に多く確認できました。

下記にて詳細をご紹介します。

NTTデータの社風・雰囲気

  • 元々国営だったこともあり、数字だけを追い求めるベンチャー企業のような社風はない
  • 全体的に温和で誠実な社風
  • 新卒採用市場でも圧倒的な存在感を築いており、優秀で真面目な学生が毎年数百名入り続けているため全体的に優秀な方が多い

NTTデータの勤務時間・休日休暇

  • 担当する案件に左右される
  • クライアントの業務を手掛けることが大半なので、どのような顧客先でどういう業務を行うのかという点が勤務時間・休日休暇を左右する
  • 基本的には定時で帰る文化が一般的
  • 繁忙期の休日や残業は予測しにくい

open workに記載がある残業時間と、有給休暇消化率の平均数値は以下の通りです。

  • 残業:30.3h/月
  • 有給休暇消化率:85.0%

NTTデータのワークライフバランス

  • 担当するプロジェクトによって大きく異なる
  • 繁忙期やシステムトラブルが生じる場合などは22時頃まで働くことも
  • 近年では社内整備が進んでおり、以前よりワークライフバランスは充実しやすくなっている

キャリアアップ

NTTデータへの転職後のキャリアアップは?

NTTデータには、仕事を通して社員が自らのキャリアを描き形にしていくことができる様々なフィールドがあります。

SEから営業になられた方や、R&DからSE、そして営業、スタッフと多職種を歴任されている方もいます。

もちろん初期配属の職種の現場経験を積んで課長、部長へとマネジメントをしていくキャリアアップも用意されているので、自らの意欲次第で多様なキャリアを描くことができるでしょう。

NTTデータ出身者のキャリアは?

実力を積んだ方が多くいらっしゃるため、外資系IT企業(アクセンチュアやGoogle、DELLなど)や富士通など事業規模が大きく好待遇な会社への転職が多く見受けられます。

NTTデータの転職に関わるQ&A

NTTデータの転職にあたり頻出する質問とその回答についてご紹介します。

Q1)異動は何年ごとですか?

A)定期異動はありません。

プロジェクトの進捗状況などによって異動が発生することがありますが、公募制度を利用して自身で異動を希望することも可能です。

Q2)多様な働き方を支える制度はありますか?

A)裁量労働制度やテレワーク制度、短時間勤務制度など本人が働きやすい環境を選択できる制度が整っています。

NTTデータに興味がある人にオススメの他の企業

日本のIT業界のトップ企業であるNTTデータに興味がある方に、NTTデータと同じく就職人気の高い企業をご紹介します。

是非参考になさってください。

富士通

富士通は国内のシステムインテグレーターとして売上規模1位を誇る最大のIT企業です。

そんな富士通ですが、パソコンやスマートフォンといったものづくりに直接携わるメーカーの性格を持つだけでなく、メーカー系のシステムインテグレータ(SIer)としてのシステム構築といった業務も同時に行っています。

事業内容としては、テクノロジーソリューション・ユビキタスソリューション・デバイスソリューションの三つの事業によるトータルソリューションビジネスが主です。

日本IBM

IBMは、最先端のテクノロジー技術と培ってきたノウハウによって多様な事業を手掛ける世界最大級のコンピューターメーカーです。

1911年に設立され、現在では世界170ヶ国以上で事業を展開しています。

日本支社である日本IBMは1937年に設立されました。

近年はクラウド化やビッグデータ・AIの活用が著しくなり、IBMもそのような最先端テクノロジーを活用したビジネスが特徴です。

NTTコミュニケーションズ

NTTデータと同じく、NTTグループの主要企業の一社です。

同社は、クラウドサービスやネットワーク事業を通じ、顧客のビジネスのサポートを担う国内最大手の通信インフラ企業です。

日本の金融取引市場と世界の主要市場を繋ぐネットワーク基盤を提供したり、アクセス数が膨大な気象情報サイトの負荷を支えるネットワークサービスを提供するなど、様々な産業や生活に欠かせないサービスを提供しているのが特徴です。

まとめ

NTTデータへ転職を検討中の方へ、求人情報や転職する上での留意点をご紹介しました。

同社はNTTグループの主要5社の一角を担う国内最大手のシステムインテグレータ(SIer)です。

特に官公庁や金融業界に強みを持ち、国内において圧倒的なシェアを誇っています。

また海外でも米DELLのITサービス部門を買収するなど積極的に事業展開をしており、海外売上高が全体売上高の約3割を占めています。

ITを軸とした高い技術力を通じて規模の大きな事業に関わりたいと考える方に是非おすすめしたい企業です。

本記事を同社への転職活動の参考としてみて下さい。

最終更新日:2021年8月2日

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