本記事では、総合化学メーカーとして多様な事業を手掛ける「旭化成株式会社」の転職情報についてご紹介します。
同社は家庭用ラップ製品などで一般的な知名度の高いですが、手掛ける事業は化学成品や繊維にはじまり住宅・建材や電子部材、医薬・医療事業にいたるまで、幅広く展開しています。
旭化成の概要をはじめ、年収や福利厚生、採用情報や面接対策などをお伝えしておりますので、同社への転職を検討している方は参考にしてください。
目次
閉じる旭化成は「化学」技術を基盤に、ケミカル・生活製品、繊維、住宅、建材、電子部品、電子材料、医薬、医療の事業を展開する総合科学メーカーです
旭化成の強みとして、世界に類を見ない「多様性」、それを生み出してきた「変革力」、加えてどの領域においてもトップレベルにある「技術力」が挙げられます。
今後は「Care for Peaople, Care for Earth (人と地球の未来を想う)」というキーワードのもと「Environment&Energy」「Mobility」「LifeMaterial]「Home&Living」「HealthCare」の分野において新たな価値を提供し、持続可能な社会の実現に貢献すべく「昨日まで世界になかったもの」を創造し続けます。
旭化成では2020年9月24日現在、68件のポジションを全国で募集しています。
事務・企画・経営系の職種から専門性が必要とされる技術職など多様な職種の求人がありますので、以下にご紹介します。
マネージャー候補/通商・関税関連業務、経理職(連結決算業務)、リーダー候補/M&A、新規事業開発職、経理職(業務改革・制度会計)等
マネージャー候補/新製品のマーケティング担当者
マネージャー候補/通商・関税関連業務
ソフトウェアエンジニア、デジタルトランスフォーメーションの戦略構築・推進、ICTシステム企画検討・設計開発、リーダー候補/情報セキュリティ業務、リーダー候補/社内システム企画・構築プロジェクトの推進担当(医療機器会社)、IoT技術職、ICTシステム企画検討・設計開発、生産系システム構築技術等
電気計装(制御)プラントエンジニア、電気エンジニア、ソフトウェアエンジニア、マネージャー候補/画像・信号処理技術などの開発および設備導入、リーダー候補/電気系プラントエンジニア(設計~施工管理~試運転)、<電気・土木建築>オーナーズ・エンジニアリング/自社水力発電所の改修プロジェクト推進、電気計装(制御)プラントエンジニア/オーナーズエンジの推進(構想・設計~工事管理・試運転)、電気エンジニア/医療機器プラントにおける設備の設計・施工管理・保全
リーダー候補/機械系エンジニア(生産設備の設計・工事管理・試運転)、プラントにおける機械設備(装置)の設計・製作、リーダー候補/世界初の新製品プロジェクトの生産技術開発、生産技術開発・革新プロセス開発担当スタッフ(リチウムイオン二次電池用セパレータ)、リーダー候補/海外顧客向けプラント(ポリマープロセス)の技術改善と立上げコンサル、リーダー候補 / 海外顧客向けプラント(モノマープロセス)の技術改善と立上げコンサル、機械プラントエンジニア/旭化成グループ内・外のプラントエンジニアリングの推進、機械エンジニア/医療機器工場における計画保全の推進、リーダー候補/機械エンジニア/プラントにおける設備保全・工事管理、機械エンジニア/樹脂加工品(サランラップ等)工場における設備保全
品質保証担当、リーダー候補(医薬品探索研究職/分子生物・生化学分野)、マネージャー候補等
以下の職種にて多様なポジション・業務の募集を行っています。
化学・繊維系技術職種、建築・土木系技術職種、生産技術職種、品質・環境安全職種、製造オペレーター職種
引用:https://www.asahi-kasei-jobs.com/career/search/job-list.php?ctg=1
旭化成の平均年収は787万円です。
業界内での順位としては24位となっており、非常に高い水準の給与です。
上述の職種にあるように、同社では部署や職種によって仕事容量は異なりますが、残業時間は1分単位で支給されたり、サービス残業を良しとしない風潮などがあり、非常に働きやすい環境が整っていると思います。
福利厚生については、金銭的に充分な制度だけでなくスキルアップの支援制度も充実しています。
一例としては、住宅補助制度や育児支援制度などから、海外留学を支援する海外留学制度、自己研鑽支援制度などが挙げられます。
中でも自己研鑽支援制度については以下のような補助を受けることができ、スキルアップを目指すことが可能です。
旭化成では“自分の夢や目標を持ちつつ、周囲を巻き込みながら自らも変革し、常に挑戦し続けることができる強い信念を持った人材”を求めています。
また、グループバリューとして以下の三つを挙げています。
こちらの三つのグループバリューの要素を持ち合わせつつ共感できる人材が求められてます。
事業側の側面からお伝えすると、化学メーカーということもあり提携先のメーカーがいて初めて輝く業界である以上、提携先との適切な関係構築は不可欠であり、自社の商材をどう活用することで貢献できるか協力して考えていく必要があります。
そのため、スキルや価値観の異なるメンバーと協力して共通の目標を求める仕事がしたいと考える方には向いていると思います。
旭化成への転職難易度は職種により異なります。
実務経験を問われることが多く、各領域での専門的な知見や経験が求められています。
なお未経験者の応募が可能とされている場合も、有名企業ゆえに倍率が高く、書類選考で落とされてしまうこともあるため、充分な準備が必要です。
面接では一般的に訊かれるような「なぜ旭化成を選んだのか?」といった質問や「会社に入ってやりたいことは何か」「客観的に見て弊社のダメだと思うところを一つ」など典型的なものが比較的多いです。
一方研究職などの専門職については「過去の研究内容」や「技術知識について」など専門的な意見を求められる場合があります。
また一次試験から内定まで半年かかるということもあり、辛抱強く転職活動をすることが重要となりますので、覚悟を持って計画的に転職活動を攻略しましょう。
引用:https://tenshokudo.com/company/job-change-asahi-kasei/
職種によっては非常に長いスパンでの選考を行うため、半年以上前から計画的に行動を取ることをおすすめします。
職種は現在(2020年10月3日)、公式HPによると74種もの求人の募集があるので、自分の適性に見合った職種への応募をすることを心掛けましょう。
そして時期的な計画と職種が定まったら面接練習を行うことで、旭化成への転職の成功に近づきます。
旭化成への応募方法の一つに、、求人サイトを活用した手法が挙げられます。
本日時点(2020年10月3日)で旭化成が掲載されている求人サイトはこちらになります。※一部抜粋
等
旭化成への応募方法として、転職エージェントを活用した方法もあります。
転職エージェントは担当のキャリアアドバイザーが専属で付き、応募書類の作成や面接対策、企業研究などのサポートを受けられますので、職歴・スキルに自信がない人や初めて転職をする人でも安心して任せることができます。
現在旭化成の紹介を受けることができるエージェントを一部ご紹介します。
旭化成の自社サイトで公開されている求人情報に直接応募する方法です。
職種ごとに細かく応募要件や仕事概要の説明がありますので、ある程度自分のやりたいことが明確になっている方などにはおすすめです。
旭化成の選考フローは、以下の通りです。
エントリー→書類選考(2週間)→適性検査→面接(1回~2回)→内定
一般的には、このような流れで内定を獲得することになりますが、職種や応募経路、時期などによって面接回数等も異なるため、注意しましょう。
こちらでは実際に働いていた元社員の口コミを紹介します。
口コミサイトvorkersによると口コミ件数は総数1,479件確認できます。
数多くの口コミが寄せられていますが、社員の会社に対する評価としては5点満点中4.66点という非常に高い評価を誇っています。
会社の雰囲気・社風については、非常に満足度の高い口コミが多く見受けられました。
主な理由としてはフラットで風通しの良い環境という点が多いです。
社長含めて全員が「さん」を付けて呼び合う文化が浸透しており、役職関係なく話しやすい雰囲気があるようです。
部署や職種によって違いはあるものの基本的に過度な残業を良しとしない社風となっており、月10時間~20時間程度の残業が一般的という口コミが多く見受けられました。
休暇については、有給申請は断られることはほとんどなく、当日にLINEなどでも申請が通るという口コミがあるほど非常に社員の意見を尊重される社風となっています。
「フレックス勤務」や「時間単位有給休暇」「在宅勤務制度」などといった制度面での整備が充実しているだけでなく、雰囲気としてもプライベートを充実するような風潮があるようです。
職種によって異なりますが、基本的には大きく分けて2パターンのキャリアステップが用意されています。
一つ目のキャリアとしては、将来的に「マネジメント」をして組織を束ねる役割を担うキャリアです。
入社後はリーダー⇒係長⇒課長といった形で昇進をし続けることで組織を担うことが可能です。
もう一つは「高度専門職」として現場で専門的な技術を武器に研究開発や設計・建築、設計などを手掛けます。
離職率が低く旭化成出身者のキャリア情報は少ないですが、旭化成で培った専門的な技術や知見を基に、更に事業規模の大きな三菱ケミカルHD、富士フィルムHD、住友化学などといった大手化学メーカーへの転職が多いようです。
旭化成の転職にあたり、過去に転職を検討した方から多く聞かれた質問とその回答についてご紹介します。
A)複数のポジションへの応募は不可能と公式HPで記載があります。
ただし、応募者は可能性のある全てのポジションで選考してもらえるので、ご安心ください。
A)業務を遂行する上で必要な転勤はあります。
大手総合化学メーカーとして事業を展開する旭化成に興味がある方にオススメの企業を3社ご紹介します。
それぞれ、「総合化学メーカー」「グローバルな働き方」「自社のリソースと顧客のリソースを組み合わせシナジーを最大化させる提案スタイル」といった三つの切り口から概要をお伝えします。
旭化成と同じく、総合化学メーカーとして事業を手掛ける日本最大手の企業です。
旭化成グループは大きく分けて「ケミカル・繊維」「エレクトロニクス」「住宅・建材」「ヘルスケア」の四つの事業領域があるのに対して、三菱ケミカルHDは食品や医療品のためのラベルやフィルム、自動車や航空機に用いる高機能ポリマーなどが他化学メーカーと比較し群を抜いた市場シェアを誇っています。
また同社はホールディングスとして複数の事業会社があり、それぞれの会社ごとに専門領域に特化した事業展開を行い世界トップレベルの化学研究を行う、非常にレベルの高い企業です。
実は化学メーカーの売上の大半は海外での売上が占めています。
そのため海外での業務や海外との取引などを行う機会が多く、グローバル企業としての側面は非常に強いです。
そうした観点から、住友商事をオススメします。
総合商社社員の海外駐在率は20%~30%と言われており、多くの社員が海外で勤務している点は同社も同様です。
海外出張も多く、10年目までにはほとんどの社員が海外へ行く機会があります。
加えて、国内にいても海外とのやりとりをすることが多く、その点でも海外との接点が多くなっているので、グローバルな仕事に携わりたいという方は旭化成と住友商事を受けることをオススメします。
東証一部上場のコンサルティングファームです。
タナベ経営は1957年に創業した日本の経営コンサルタント業界のパイオニアです。
中堅・中小企業向けの戦略コンサルティングにおいて5,000社以上のコンサルティング臨床実績を有しており、戦略コンサルティング以外にも経営者育成、企業の販売促進をオールラウンドで支援する、セールスプロモーションコンサルティングも手掛ける企業です。
種部経営での働き方はクライアントのリソースと自社のリソースを掛け併せどのように相乗効果を生み出すかという提案を行いますが、旭化成も同様に、自社の素材を用いてどのような商品が開発可能かを製品メーカーや研究開発部門と共に考えていくので、提案の幅が広く面白い仕事だと言えます。
総合化学メーカーとして確固たる地位を築いている旭化成は、転職者にとって人気が高く多くの求職者が集いますので、転職の難易度は決して低くはありません。
旭化成への転職を必ず成功させたいという人は、是非本記事を熟読した上で事前準備を行い、計画的に面接に挑むことをおすすめします。
最終更新日:2020年12月4日
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