本記事では、大手総合スポーツ用品メーカー「株式会社アシックス」の転職情報についてご紹介します。
転職市場では、アシックスの案件は「新卒の会社のイメージでした」「スポーツ経験がないと入ることができないのでは…?」などの反応をされることがあります。
しかしアシックスでは近年、中途採用を積極的に行っています!
募集職種や面接のポイント、給与制度などをご紹介しますので、アシックスへの転職を検討している方は是非参考にしてみてください。
目次
閉じるアシックスは、アスレチックスポーツ事業・スポーツライフスタイル事業・健康快適事業など様々な事業を展開している、日本を代表するスポーツ用品メーカーです。
また、売上高の80%が海外売上など、日本以外に北米、欧州、中華圏、オセアニア、東南・南アジア、その他(南米・韓国)様々なエリアでグローバルに展開している会社です。
世界でシェアが第3位になれるようなカテゴリーにフォーカスをし、様々なスポーツに関わる製品を開発・販売員しています。
以下は、2020年9月時点で募集が確認できるアシックスの職種です。
コロナの影響もあり公開求人は現在少なくなっていますが、過去には下記職種も募集していました。
ここ数年は本社採用は少し落ち着き、オニツカタイガー事業部がある渋谷オフィスでの求人がメインとなっています。
アシックスの有価証券報告書によると、2019年度(2020年12月期)の平均年収は768万円です。
国税庁「民間給与統計調査」によると、2019年度の日本の平均年収は441万円です。
アシックスの過去5年(2015年〜2019年)の平均年収718.0万円は平均を250万円以上上回る高水準です。
口コミを徹底比較をしたところ、30歳までは比較的年功序列要素が強いが30歳以降は
年齢関係なく能力主義で昇進していくケースが多いとの意見が多く見られました。
下記、過去求人サイトや自社HPに掲載された求人情報から役職ごとの年収レンジです。
福利厚生に関しては、上場企業らしくかなり整った印象を受けられる満足度の高い制度設計となっています。
下記が詳細となります。
フレックスタイムや在宅勤務が推奨されており、実際に日常的に活用している社員も多いようです。
その他「ゆう活」と呼ばれる早めに仕事を終え仕事終わりの時間を自由に使うという制度があり、同僚とスポーツ観戦に行ったり様々な形で活用されています。
産前産後休暇や、子供が2歳になるまで取得可能な育児休暇などはもちろん、最大1ヶ月まで取得可能なならし保育休暇、育児短時間勤務制度なども整備しています。
また、スポーツ商品メーカーらしいスポーツへの参加や家族や知人の参加同行、イベント支援などに利用できる「スポーツ休暇」などもあります。
他にも、独身寮制度など食堂完備(本社のみ)など様々な制度が整備されています。
アシックスの福利厚生は、制度の充実はもちろん活用例も多く、長期就業できる制度・運用環境です。
下記、アシックスの公式HPにアシックスが求める人財像として記載されている内容です。
上記の「求める人材」から窺える、アシックスが求める人物像の要素は下記となります。
オニツカタイガーに配属のポジションは下記も重視されます。
上記に羅列した通り、メーカーならではの「誠実さ」「チームワーク」、そしてアシックスの社風でもある「チャレンジ」が求められます。
またオニツカタイガー事業部は2018年よりカンパニー化された事業部です。
他部署と違いまだ歴史が浅い組織のため、「ベンチャーマインド」が求める人物像に必要な要素です。
アシックスの転職難易度は…「高い」と言うことができます。
DODA転職人気企業ランキング2020では127位、メーカー(素材・化学・食品・化粧品・その他)というカテゴリーでは15位とかなり高い順位です(スポーツ用品業界であれば1位となります)。
求人も1名枠のものが多く、応募数・ライバルも多いため競争率が高く、転職難易度が高い会社と言えます。
下記は、厳しい競争を勝ち抜くための面接ポイントです。
即戦力採用が大前提のアシックスの中途採用は、ブランドや会社の方針のもと、組織を見て補いたい知識や経験を応募職種の応募時必須事項にします。
また、日本がGHQ(グローバルヘッドクオーター)として海外を取りまとめていく役割を担っているため、グローバルでの経験はとても重要なポイントと推定できます。
そのため、下記ステップでの面接対策をおすすめします。
アシックスの公式HPの【投資家情報→IRライブラリー→決算説明資料】から見ていただくと、各ブランドの動きや会社の方向性が分かりやすいかと思います。
基本的には求人票を読んでいただく以外には方法はないのですが、人材紹介などのサービスを利用している方は担当コンサルタントに「採用背景は?」「組織構成は?」と訊くと、情報が得ることができます。
グローバルでのやり取りの経験をお持ちの方は、どのように海外とやり取りして具体的にどのようなことをしたか、エピソードの深掘りをしてご準備ください。
即戦力採用のため、自身がどのような経験をしていて、アシックスに入社するとどのようなことができるのかを適切にアピールすることが大切です。
しっかりと面接ポイントを押さえてご準備ください。
平均給与も業界平均より高く、グローバルの本社機能を担う経験ができる同社は、転職市場でも人気です。
厳しい倍率を勝ち残りアシックスへの転職を成功するには、自身の経験に合わせてどのようなツールを利用するかもとても重要となります。
自身に合った転職活動を行い、ぜひ転職成功していただければと思います。
求人サイトは転職市場で1番主流な転職ツールになります。
2020年9月時点では、アシックスは求人サイトでの大々的な募集はしていません。
応募数を制御することができない求人サイトは、人気企業は避ける手段である一方、シークレット求人という登録者のみ見ることのできる求人サイトサービスもあります。
そのため、もし登録されている場合は、マイページの求人検索より「アシックス」と入れて求人が存在しないかご確認ください。
転職エージェントでの求人は非公開求人が多いため件数が確認できませんが、2020年9月時点で転職エージェントdodaでアシックスの求人の取り扱いが1件確認できます。
応募条件をエージェントに伝え事前スクリーニングできる転職サービスは、人気企業から人気のサービスです。
また非公開求人なども掲載しやすいため、戦略上公にできないポジションなどシークレット求人も多いサービスです。
転職のアドバイスや詳細の情報なども得やすいため、経験に少し自信がない場合や面接対策などのサポートサービスの充実を求める場合は、転職エージェントへのご登録をおすすめします。
その他アシックスは英語を必須条件としている求人も多いため、外資系特化型エージェントやスカウト型サービスへのご登録もおすすめです。
アシックスは公式HPにて直接応募も受け付けています。
応募方法は、【現在出ている求人に応募する方法】と【職種絞らず応募可能なキャリア登録】と二つの方法があります。
【職種絞らず応募可能なキャリア登録】の場合は、職務経歴書をアップデートいただき、その内容を基に、適したポジションがある場合はアシックス側から個別にオファーが来ます。
経験に合わせてまだ顕在化していない案件のオファーが来る可能性もあるので、自身の経験が活かせる求人がない場合は長期的な視野でアシックス 公式採用HPからキャリア登録をすることをおすすめします。
下記が応募の流れと選考フローとなります。
▼ 応募 履歴書と職務経歴書を添付の上、求人から応募してください。
▼ 書類選考
▼ 一次面接
▼ 最終面接
途中部署によっては選考回数の変更や一次面接と最終面接の間に課題が出るケースもあります。
選考期間は1ヶ月〜2ヶ月程の予定ですが、面接官が海外出張で長期不在の場合などは選考に2ヶ月以上かかる可能性もあるようです。
アシックスの社風や実際の働き方などを、社員と元社員の口コミを基に徹底分析しました。
以下は、口コミに多い社風になります。
アシックスの社風は、日経メーカーのような穏やかさもありながら、グローバル企業としてのチャンレンジングな環境やプライベートを重視するような雰囲気と推定されます。
以下は、勤務時間・休日休暇の口コミです。
アシックスの勤務時間・休日休暇は、口コミからも公式HP記載の制度がしっかりと運用されていることが分かります。
アタイムなしのフレックス制度も導入・活用されており、比較的フレキシブルに働くことが可能です。
残業は15時間程度、給餌湯休暇は土日祝休みとメリハリをつけて働けます。
実際に、年収が下がっても就業環境などを求めてアシックスへの転職を希望される方も多いようです。
勤務時間や休日休暇の項目でも記述した通り、ワークライフバランスへの満足度は高いです。
下記は口コミで多い内容となります。
ライフイベントに合わせた働き方に関する口コミも年々増え、女性活躍など長期就業にも取り組んでいる姿勢が見受けられます。
1年間の口コミも全て目を通しましたが、ワークライフバランスへの批判的な意見はほとんど見当たらず、働きやすい会社と言うことができます。
アシックス出身者は、転職市場では市場価値が高い方々となります。
具体的には「能力が高そう」「穏やかで比較的社風に馴染みやすそう」「グローバル経験をお持ちな印象」というような見られ方が多いようです。
アシックスは業界のリーディングカンパニーなので、アシックスでの経験、ノウハウを求めている会社は同業・異業界にも数多く存在します。
思考性に合わせてキャリアアップをすることは充分に可能です。
アシックス在籍されていた方の転職の傾向は、「会社規模が現在より小さい会社に転職し、より裁量権を持つ」と「外資系などに転職し給与を上げる」という二極化している傾向があります。
下記、転職後のキャリア例となります。
アシックスでのポジションにもよりますが、製造部や開発部門であれば同業界、営業・管理部門であれば外資系メーカーなどに転職するケースが多いです。
アシックスはBtoB、BtoCどちらもサービスとして行っているので、同業界内だけではなく異業界へのチャレンジできる可能性も多くあります。
アシックスの転職においてよく聞かれる「スポーツに関わることができるのか?」「転勤」「海外へのチャンス」などの質問にお答えします。
A)関わり方にもよりますが、スポーツをメイン事業としているので関わることは可能です。
例外としてオニツカタイガーは「日本発のプレミアムファッションブランド」と掲げアパレル要素が強いため、オニツカタイガーカンパニー配属の場合はスポーツに関わることができません。
応募時に配属事業部をチェックしてください。
A)アシックス公式HPにも記載がありますが、海外に行くチャンスは現在増えています。
希望し、そこに経験がマッチすれば、海外赴任も可能です。
部署によって頻度は変わりますが、GHQとして海外の支社の視察として海外出張もあります。
入社して経験を積み、目標設定時などで自身でアピールしていただければ、海外へチャレンジできる環境はあります。
「スポーツ」「海外」「社風」の三つの視点から、アシックスに興味がある方へのおすすめの会社をご紹介します。
大阪に本社を置く、日本の大手総合スポーツメーカーです。
アシックスと比較すると規模は劣りますが、スポーツ事業をメインに行っており募集職種もスポーツ事業に関わる職種が多いため、スポーツに関わる部署に配属される可能性はアシックスより高いと推測されます。
ナビサイトによると平均残業時間は4.7時間と、働きやすい環境です。
東証一部上場の安定感のもとスポーツにも関わる仕事をしたい方には、併願をおすすめします。
アメリカに本社を置く世界最大の外資系日用品メーカーP&Gの日本法人です。
外資系のため英語は必須で、海外と関わるチャンスや海外赴任のチャンスが多いことが特徴です。
そのため、アシックスと比べるとよりグローバルな環境で働くことができます。
給与に関しては非公開となっていますが口コミを徹底調査したところ平均年収は809万円と、アシックスより40万円程年収が高いと想定されます。
その分就業環境は平均残業が40時間程度など、平均15時間のアシックスと比べると少しハードワークになることが想定されます。
グローバルに活躍を軸に転職される方には、社内の外国人比率も高く海外とのやり取り海外赴任なども経験できるチャンスも多いため、併願をおすすめします。
スイスに本社を置く、創業100年を超える世界最大の食品メーカーの日本法人です。
キットカットやMILOなど有名商品などを製造・販売しています。
勤続年数も外資の中では長く、穏やかな社風と働きやすい環境が特徴です。
給与に関しては非公開になっていますが口コミを徹底調査したところ平均年収637万円と、平均年収はアシックスの方が100万円以上高くなっています。
ネスレの就業環境は平均残業時間が1.4時間と少なく、働きやすい環境と言えます。
また、ネスレは男女のバランスの良い組織を大切にしており、子育てに対する支援制度などが充実しています。
女性管理職比率が43%と、アシックスの11%に比べると高く、女性にも様々なチャンスが得やすい環境と言うことができます。
外資系で英語を活かしながらも落ち着いた風土や環境を求める方には、併願をおすすめします。
アシックスは、スポーツ用品やOnitsukaTIiger含め様々な領域でグローバルに展開し、業績を伸ばしています。
また、GHQとして海外を司る経験ができる、日本でも数少ない企業の一つです。
年収面も高水準で、若手の役職登用例なども増えてきているので実力次第で高い年収を得ることも可能と推測されます。
口コミからも、福利厚生や働き方、給与面など全ての面において制度が効率的に運用されている印象も受け、おすすめできる会社の一つと言えます。
転職市場でも、同業界内で転職人気企業ランキング1位など転職成功の難易度は高い会社です。
そのため、転職に使うツールなども自分に合ったものを使って対策をしていただき、転職成功に向けてしっかりとご準備いただければと思います。
最終更新日:2020年12月4日
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