離職率1.9%!?グローバルに活躍する老舗メーカー!出世するための鍵とは?
2018年度の有価証券報告書によると、取締役社長の伊藤雅彦氏や専務取締役の和田朗氏らの報酬については言及されていませんでした。
しかしながら、常務取締役のJoseph E. Gallagher氏の報酬は2億3800万円でした。
その他の役員の報酬に関しては、社内取締役11名に対して総額4億800万円で1人あたり3709万円、社内監査役1名に対して2500万円が支給されていました。
将来の需要を視野に入れた商品の開発にも力を入れているため、今後役員の報酬も上昇していくでしょう。
フジクラの競合他社として、住友電気工業や古河電気工業が挙げられるでしょう。
それぞれの平均年収を見てみると、フジクラは716万円、住友電気工業は808万円、古河電気工業は735万円でした。
現段階では住友電気工業よりも約92万円、古河電気工業よりも約19万円程低い年収であることが分かりました。
各事業で新技術の開発等に尽力していることもあり、今後の伸びしろに充分期待できます。
フジクラの売り上げ及び経常利益を見てみましょう。
売り上げは2017年では3137.3億円、2018年では3730.0億円、2019年では3717.7億円でした。
経常利益は2017年では61.8億円、2018年では92.9億円、2019年では84.2億円となっています。
2019年に売り上げ・経常利益共にやや下降したものの業績は順調であり、平均年収の高さに繋がっていると言えるでしょう。
フジクラでは、エネルギー・情報事業、エレクトロニクス事業、自動車電装事業を主に手掛けています。
それぞれの事業で扱う製品の例を見てみましょう。
エネルギー・情報事業:産業用電線、ツイストペア型ケーブル、センサシステム、光ファイバ、光通信部品、特殊ファイバ、セキュリティソリューション等
エレクトロニクス事業:センサ、電子部品、電子ワイヤ、サーマル、コネクタ等
自動車電装事業:電装品、自動車EDS
また、現在エネルギー・情報事業では大容量伝送用光ファイバの候補でもある「マルチコアファイバ」の実用化を、エレクトロニクス事業ではフレキシブルプリント回路基板の高速化を、自動車電装事業では急速充電ニーズに向けて新たに大電流充電・高電圧ハーネス技術の開発をそれぞれ進めています。
その他にも、フジクラでは不動産事業も同様に手掛けていて、ビルの賃貸やゴルフ練習場「フジゴルフセンター」の運営等を行っています。
ゴルフ練習場ではプロレッスンやスクール、イベントも開催しており、充実したサービスを提供しています。
ここで、フジクラのこれまでの歴史を簡単に見てみましょう。
1885 藤倉善八氏が従業員12名と絹・綿巻線製造を始める
1888 東京線、パラフィン線、コード類の製造を始める
1893 日本で初めてゴム被覆線の製造を始める
1901 藤倉電線護謨合名会社を設立する
1910 藤倉電線株式会社を設立する
1931 日本初となる飛行機用電線「藤光線」の製造が始まる
1941 アルミ電線の製造を始める
1957 ワイヤハーネスの製造を始める
1985 創業100周年を迎える、新しい社章を制定する
1988 世界で初めてCSトロリー線、多心光ファイバ融着接続機を開発する
1992 社名をフジクラに変更する
1998 世界で初めてリサイクル可能なエコ電線を開発する
2005 創業120周年を迎える
フジクラグループは、国内22社、海外75社の子会社が属するグループです。
フジクラと同様にほとんどのグループ会社がエネルギー・情報事業、エレクトロニクス事業、自動車電装事業に携わっており、グループ全体で国内外の産業を支えています。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2024年1月1日
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