栗本鐵工所の年収【2024年最新版】(2ページ目)

創業110年以上の歴史を持つ大手メーカー!コロナ禍での事業の状況は?選考でアピールするべきポイントは?


栗本鐵工所の社長や役員の年収

2020年の有価証券報告書を確認しましたが、報酬が1億円を超える役員は存在しないようです。

またその他の役員の報酬については、社内取締役7名に対して総額1億9900万円で1人あたり2842万円、社内監査役1名に対して1900万円がそれぞれ支給されていました。

このことから、代表取締役社長の菊本一高氏の報酬は2842万円以上1億円未満であると推測できます。

現在は、今後徐々に需要が増加すると見込める道路・橋梁の維持メンテナンス市場での事業の拡大・推進を計画。

更に企業価値を向上させるためにも、これまでに培ってきた技術力を活かしサービスを拡充していく予定です。

常に一歩先のニーズを汲み取り事業を運営しているため、今後も収益基盤は更に強化されていくと期待できます。

業績によっては役員の報酬も少しずつ上昇していくでしょう。

競合他社と栗本鐵工所の年収比較

栗本鐵工所の競合会社として、共英製鋼日本製鉄等が挙げられます。

それぞれの年収を比較すると栗本鐵工所は690万円、共英製鋼は643万円、日本製鉄は613万円と、現時点では競合会社よりも年収が高いことが分かりました。

現在は社会インフラや産業設備における製品・技術の研究開発に力を入れており、その傍ら新事業の創出にも尽力。

高機能材料の研究開発にも日夜取り組んでいるため、近い将来これらの研究が実際に製品に活かされることで顧客のニーズも更に上昇する可能性があります。

新たな収益基盤が築かれると共に業績も伸び、今後も少しずつ競合を引き離していくと予想できます。

栗本鐵工所の平均年収が高い理由

2017年から2019年にかけての栗本鐵工所の売り上げ・経常利益の推移を見ると、売り上げは2017年で699.0億円、2018年で726.2億円、2019年で720.6億円でした。

また経常利益は2017年で21.5億円、2018年で23.3億円、2019年で17.3億円となっていました。

売り上げ・経常利益共に2019年に一度下降していますが、売り上げに関しては直近3年間で約21.6億円上昇しており、業績は順調であると言って良いでしょう。

近年新型コロナウイルスの感染拡大により一部影響を受けた事業もありますが、パイプ製品や建設資材等の社会インフラに必要不可欠な製品を扱っていることもあり、あまり大きな影響は受けなかったようです。

最近では特にパイプシステム事業の鉄管部門・バルブ部門における売り上げが上昇したこと等も業績を支え、その結果社員にも安定した額を支給できていると考えられます。

今後更なる収益性の向上を目指しソリューションビジネスを拡大することも視野に入れているので、業績が徐々に回復するにつれ平均年収も更に伸びていくかもしれません。

栗本鐵工所が属するクリモトグループとは?

クリモトグループは、栗本鐵工所を中心として栗本商事、ヤマトガワ、クリモトロジスティクス、ケイエステック等の子会社20社・関連会社1社から構成されるグループです。

グループ企業では鋳鉄管・軽量鋼管等やダクタイル鉄管・合成樹脂製品・各種鋼管の販売、運送業、鍛造機械・鍛圧機械等の設計・製作・販売等、あらゆる事業やサービスを展開しています。

栗本鐵工所の採用情報

栗本鐵工所では現在、新卒採用を中心に採用活動を行っています。

募集職種や選考フロー等詳しい情報を確認していきましょう。

新卒採用

新卒採用では現在、技術系・事務系とで以下の職種の募集を行っています。

  • 技術系:設計、生産技術、品質保証、研究開発、施工管理等 
  • 事務系:営業、間接部門(人事・総務・経理・財務・法務等)

2020年の採用実績は25名で、その内技術系は17名、事務系は8名でした。

各職種の業務内容については新卒採用ページの「職種紹介」の欄から確認することができ、その他にも同ページでは「入社1年目の生活」「入社2年目の生活」等についても紹介されています。

先輩社員が栗本鐵工所を志望するに至った理由や学生と社会人の違い、1日のスケジュール、1週間の業務予定等についても知ることが可能。

入社後にどのように働くことができるか具体的なイメージを持つことはもちろん、就職活動を行う上でも充分参考にできる情報が掲載されています。

きちんと目を通し企業研究等に活かすようにしましょう。

選考は、合同企業説明会・学内セミナー→Webエントリー→オンライン会社説明会→一次選考→二次選考→三次選考→最終選考の順で進みます。

過去に選考を受けた方によると、選考過程でWEBテストや筆記試験、グループディスカッション等も実施されたとのこと。

残念ながらグループディスカッションでどのようなテーマが課されたか等の詳しい情報は得られませんでしたが、WEBテスト・筆記試験ではSPIの問題や栗本鐵工所独自の文章問題等が出題されたようです。

文章問題では「これまでに自身が最も輝いていると感じた瞬間について」「自身の好きな場所及びその理由について、またその場所への行き方」等の問題が出題されたとの口コミも見られたので、作文の対策も併せてしておくと良いかもしれません。

準備を万全にした上で当日に臨みましょう。

中途採用

残念ながら現在、公式ホームページでの中途採用の募集は行われていませんでした。

転職サイトでも特に求人情報が掲載されていなかったことからも、現時点での栗本鐵工所への転職は難しいと考えられます。

しかし公式ホームページにて中途採用比率を確認すると2018年で46%、2019年で45%、2020年で35%であることが分かりました。

毎年中途採用が少なからず行われていることが窺えるため、今後中途採用でも必要に応じて技術系・事務系それぞれの職種の募集が行われると期待できます。

栗本鐵工所への転職を考えている方は、公式ホームページや各転職サイトをこまめに確認するようにしましょう。

栗本鐵工所で求められる人材像

栗本鐵工所が求める人材像として、新卒採用ページには以下のように記載されていました。

  • 意欲・活力(バイタリティ):自ら積極的に働きかけ、周囲を巻き込むことができる人。 
  • コミュニケーション能力:「聞き上手、そして話上手」。会話のキャッチボールを通じて、相手の心を動かせる人。
  • しぶとさ:今すぐ結果が見えない仕事でも、粘り強く最後までやり遂げる人。

上記のことから栗本鐵工所では、選考を通して積極性・行動力・忍耐力・協調性等を重視していると推測できます。

選考の際には「これまでに周囲と協力して何かに挑戦した経験」「学生時代に諦めずに何かに取り組んだ経験」「他者とコミュニケーションを取る際に注意していることについて」等のエピソードに基づき、自身の強みをアピールしましょう。

他者と上手く関わることができるかどうかも見ていると考えられるので、選考の際には自ら積極的に質問したり面接官の話をきちんと聞くこと等も意識すると良いかもしれません。

※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。

最終更新日:2024年1月1日

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