スパークプラグ世界トップシェア企業の年収やボーナス額!家賃補助もすごい?就活で知っておくべき「日特ウェイ」とは?
有価証券報告書によると、代表取締役会長の尾堂 真一氏の年収は約1億3000万円。
その他役員の報酬額は、尾堂氏を除く取締役が約3755万円、監査役が約2500万円、社外役員が約1200万円でした。
尾堂会長の報酬額は高額ですが、その他役員は大手企業の中で平均程度です。
日本特殊陶業の競合他社には、プラグ業界でも活躍するデンソーや、同グループに所属する日本ガイシなどが挙げられます。
それぞれの平均年収はデンソーが約817万円、日本ガイシが約788万円です。
競合他社と日本特殊陶業の平均年収約691万円を比較すると、やや低いことが分かります。
ただし総合職の場合は多額の家賃補助が支給されるので、総合的に見ると、業界の中でも年収が高いと言えるでしょう。
日本特殊陶業の平均年収は、2015年から2019年までの間に47万円もアップしています。
2019年の平均年収約691万円は上場企業の平均612万円よりも高く、業界内順位も14位でした。
年収がここまで上がった背景には、売上の上昇が影響しています。
また勤続年数が年々アップしており、平均年齢が39.2歳まで上がっていることも、全体の年収を引き上げている理由の一つです。
日本特殊陶業は、世界トップシェアの製品を複数製造している総合セラミックメーカーです。
事業売上比率の約8割は、海外が占めています。
日本特殊陶業が手がける主な事業は、自動車関連製品の製造・販売です。
主力製品はスパークプラグで、世界のトップシェアを誇ります。
その他に手がている製品は、グロープラグ(世界トップシェア)、各種車載用センサなど。
近年では「水素漏れ検知センサ」といった次世代自動車向けの製品開発も行っています。
その他の事業では、半導体関連製品、テクニカルセラミックス関連製品を手がけています。
長年のセラミック技術を活かして、環境・エネルギー、医療などの分野にも進出。
全固体電池、風力発電用ベアリングボール、人工骨、超音波メス用振動子、医療用酸素濃縮装置などの開発に携わっています。
日本特殊陶業の歴史について、年表形式でご紹介します。
1936年:日本碍子(株)日本特殊陶業(株)を設立
1937年:NGKスパークプラグの製造を開始
1949年:NTKニューセラミックの製造を開始、東京・名古屋の証券取引所で株式上場
1958年:セラミックバイト・チップの製造を開始
1959年:ブラジル特殊陶業(株)(現:ブラジル特殊陶業有限会社)を設立、その後も各国へ進出
1962年:小牧工場の稼働を開始し、ニューセラミック部門を本社より移転する
1967年:セラミックICパッケージの製造を開始
1973年:自動車用温度センサの製造を開始
1990年:バイオセラミックスの製造を開始
1991年:スパークプラグの生産が累計50億個を達成
1997年:NGKイリジウムプラグを発売
2001年:医療用酸素濃縮装置の量産を開始
2004年:セラミックグロープラグの量産を開始
2005年:生体活性骨ペーストの販売を開始
2015年:バイデミックスの販売を開始(航空機部品向け工具)
2019年:森村グループ4社による合弁会社「森村SOFCテクノロジー(株)」を設立
森村グループは、世界最大のセラミック企業グループです。
所属企業には日本特殊陶業のほか、TOTOや日本ガイシ、ノリタケカンパニーリミテドなどがあります。
日本特殊陶業は森村グループの一員ですが、子会社55社、関連会社7社を含む独自のグループも形成しています。
従業員数は全体で15,994人、グループの売上高は約4250億円です。
所属する企業には米国ホールディングス、韓国NTKセラミック、上海特殊陶業などの海外企業が多く含まれています。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2025年1月1日
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