平均年収は低い?高い?気になる役員報酬も公開!トイレだけじゃない!TOTOの幅広い事業にも注目!
代表取締役会長の張本 邦雄氏と代表取締役社長の喜多村 円氏の年収は約1億1300万円、その他の取締役の平均年収は約6000万円、監査役は約1500万円となっています。
役員等の年収は他社と比較しても高いため、今後の従業員の平均年収の更なるアップにも期待できそうです。
労働組合と会社側との給与交渉も毎年しっかりと行われていますので、安心感も高い企業と言えます。
TOTOの競合他社と言えば、日本特殊陶業や日本ガイシが挙げられます。
最新の有価証券報告書によると、日本特殊陶業の平均年収は約691.2万円、INAXの平均年収は約788.8万円でした。
TOTOの平均年収が約678.3万円ですので、競合他社よりもまだ年収は低めですが、住宅設備機器以外の他の事業が発展することで、今後の平均年収のアップに期待しましょう。
TOTOの給与は年功序列システムで、管理職に就くためには年1度の昇格試験に合格する必要があります。
簡単ではありませんが、昇格できれば将来的にも安定した年収が期待できるため、定年まで安定して勤務し続けることが可能です。
業界でもトップシェアを誇るTOTOでは、トヨタや富士フィルムなどの年収が高い企業のの賃金を参考にしながら、組合が交渉してくれます。
そのため、近年では年収も増加傾向にあり、2013年の579.1万円から2019年の678.3万円へと100万円ほどアップしているのです。
売上高は大きく変動していませんが、経常利益は2015年の59億円から2019年には260億円へと大幅にアップ。
これには海外事業の販売実績の上昇が影響しており、米州、中国、アジアでは前年比の約20%、欧州では前年比の34.5%も売り上げを伸ばしています。
これらの要因が、平均年収を高くしている理由だと考えられます。
TOTOは、ガラス・土石製品業界の中でもトップクラスの大手企業です。
主な事業は住宅設備機器の製造と販売です。
一番有名なのはトイレ商品で、日本で初めて洋式の便器を製造した会社でもあります。
今では水栓タンクが無いモデルは当然のこと、トルネード洗浄で節水できるものや、見た目の美しさにこだわったもの、自動でノズルを綺麗にしてくれるウォシュレットなど、様々なニーズに応えた商品を販売しています。
浴室製品では、やわらかくお掃除が楽なほっカラリ床や、温かさを長時間持続できる魔法瓶浴槽、ボタン一つで自動で床を掃除してくれる床ワイパー洗浄を発売。
キッチンや洗面台でも、節水・節電、お掃除を楽にしてくれる、嬉しい機能が搭載された製品を多く販売しています。
住宅はもちろん、学校や病院、商業施設やホテルなど、様々な場所に適したアイテムも提供しています。
その他の事業では、トイレ製品などで培った生産技術やノウハウを活かし、ファインセラミックス事業にも取り組んでいます。
半導体・液晶・光通信の分野に用いられるエアスライド、静電チャック、ボンディング・キャピラリーなどを製造。
また、建材事業として抗菌作用や耐傷性、防汚性に優れた大型陶板、気温上昇を防ぐエコタイル、デザインタイル、簡単に設置できるタイル材などの製造にも力を入れています。
TOTOの歴史についてご紹介します。
森村グループは第二次世界大戦前の森村財閥の系譜に属する企業グループのことで、中核企業はノリタケカンパニーリミテドです。
在籍する企業には、石膏メーカーのノリタケジプサム、高級陶磁器の生産を行う大倉陶園、がいし・セラミックスの製造・販売を行う日本ガイシなどがあります。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2024年1月1日
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