海外売上高比率約75%以上!気になる今後の事業の展望は?求められる人材像も徹底的に分析!
2020年の有価証券報告書を確認しましたが、報酬が1億円を超える役員は存在しないとのことでした。
またその他の役員の報酬については、社内取締役7名に対して総額1億5800万円で1人あたり2257万円、社内監査役2名に対して総額3700万円で1人あたり1850万円がそれぞれ支給されていました。
これらのことから代表取締役社長 社長執行役員の長坂一氏の報酬は2257万円以上1億円未満であると考えられます。
現在は収益基盤の強化・成長機会の拡大等にこれまでより力を入れて取り組んでおり、買収や投資等も並行して行っています。
今後事業がどんどん拡大され利益も上がっていくにつれ、役員の報酬も少しずつ伸びていくと言えます。
東海カーボンの競合会社として、東洋炭素や日本カーボン等が挙げられます。
それぞれの年収を見てみると、東海カーボンは786万円、東洋炭素は612万円、日本カーボンは867万円と、現時点では日本カーボンには約81万円程及びませんでした。
しかし、ガラス・土石製品業界の平均年収606.9万円と比較すると約179.4万円高く、業界内では高水準であると言えます。
現在の東海カーボンの売上高比率を確認すると国内で約25%、海外で約75%と国内だけでなく海外でも活躍していることが分かります。
最近ではファインカーボンやファインセラミックス等の成長分野においてあらゆる製品を開発するべく研究に注力。
今後も独自の技術を活かし生み出した製品をグローバルに提供し、更に業績を伸ばしていく可能性は充分あります。
いずれ競合を超えると言っても過言ではありません。
東海カーボンの直近3年間の売り上げ・経常利益の推移を確認すると、売り上げは2017年で517.5億円、2018年で878.1億円、2019年で845.4億円でした。
また経常利益は2017年で68.4億円、2018年で296.5億円、2019年で346.9億円となっています。
2019年に売り上げが若干下降していますが、2017年から2019年にかけて売り上げは約327.9億円、経常利益は約278.5億円それぞれ上昇しました。
近年では新型コロナウイルスの影響によりタイヤメーカー・自動車部品メーカーの生産活動が停滞したこと等が、東海カーボンの業績にもやや響いたと考えられます。
しかしこれまでとは違う事業環境下であっても、在庫の削減や生産性の向上、生産技術の開発等、事業・運営体制を更に強化できるよう尽力。
そのため一定の収益を確保することができ、社員にも還元できていると推測できます。
東海カーボングループは、東海運輸、東海ファインカーボン、オリエンタル産業、東海高熱工業、東海高熱エンジニアリング等の子会社34社・関連会社2社から成り立つグループです。
グループ企業では、ファインカーボン・鉛筆用芯の製造販売をはじめとしてカーボンブラックの運輸業や工業炉部材の製造及び工業炉の販売・保守等の事業を展開しています。
東海カーボンでは現在、新卒採用を中心に採用活動を行っています。
募集要項について詳しく見ていきましょう。
新卒採用では現在、事務系総合職・技術系総合職の募集を行っています。
入社後はそれぞれ以下の職種に配属される予定です。
原則事務系総合職は文系の方、技術系総合職は理系の方が募集対象です。
ただし理系出身の方に関しては事務系総合職にも応募することが可能であるため、自身の希望に応じて選択しましょう。
入社後は自身の希望や適性等から判断して配属先が決められます。
特に希望する職種や挑戦したい業務等がある場合、そのことについてしっかり話をしておきましょう。
配属後も自身の今後のキャリアについて人事部と話すことのできる個別面談が年に一度実施されるようなので、途中でキャリアの希望変更があった場合もその旨を伝えることが可能。
日々の業務に取り組む中で自分が今後どのように活躍していきたいか、節目ごとにきちんと考えておく必要があると言えます。
選考は、エントリー→会社説明会→グループ面接→個別面接→適性検査→個別面接の順で行われます。
過去に選考を受けた方の口コミによると、適性検査では性格テストのみ実施されたとのことです。
制限時間は約1時間程で余裕を持って取り組むことができたとの体験談も見られたので、落ち着いて回答するよう心がけましょう。
また、新型コロナウイルスの影響に伴い選考フローが変更になる可能性があります。
エントリー後は選考フローの変更がないかマイページ等からこまめに確認するようにしましょう。
現在キャリア採用でも総合職の募集が行われているようですが、募集職種については人事部まで問い合わせる必要があるようです。
新卒採用情報を参考にすると、キャリア採用でも同様に事務系・技術系の職種の募集がされていると考えられます。
興味がある方は「応募・お問合せ」の欄から人事部に連絡をし、どのような職種で募集を行っているのか確認するようにしましょう。
また現時点では、転職サイトでの求人情報掲載はありませんでした。
しかし今後転職サイトでの募集が行われる可能性もあるので、公式ホームページと併せてチェックしておくと良いでしょう。
マイナビを確認すると、東海カーボンが求める人材像として以下の三つが記載されていました。
人事部のメッセージを見ると「自分の仕事で誰かを幸せにしたい方」「社会に必要とされる新しい価値を生み出していきたい方」も求めているとのことです。
東海カーボンが掲げている行動指針も併せて確認しておきましょう。
これらのことから東海カーボンでは、選考を通して楽観性・協調性・粘り強さ・グローバル志向等があるかを見ていると考えられます。
選考の際には、「壁にぶつかった時どのように乗り越えているか」「これまでに部活動やサークル活動等でどのような役割で活躍してきたか」等、自身の強みを一番よく表していると思うエピソードに基づいて自分をアピールすると良いかもしれません。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2024年1月1日
合わせてチェックされてる年収ランキング
同じエリア(東京)の年収ランキング上位企業
同じ業界・業種(ガラス・土石製品)の年収ランキング上位企業
表示準備中