日本電気硝子の年収【2024年最新版】(2ページ目)

国内外で高いシェアを誇る製品多数!?世界を舞台に活躍するガラスメーカー!次世代ニーズを見据えた事業の取り組みとは?


日本電気硝子の社長や役員の年収

2020年の有価証券報告書を確認しましたが、報酬が1億円を超える役員についての記載は特にありませんでした。

またその他の役員の報酬については、社内取締役6名に対して総額3億3800万円で1人あたり5633万円、社内監査役2名に対して総額4000万円で1人あたり2000万円が支給されていました。

現在は材料設計・製造プロセス技術・評価技術等のコア技術の開発・改良に力を入れて取り組んでおり、次世代のニーズに対応できる製品や環境負荷の低い製品の開発を視野に入れています。

今後も独自の技術力の向上に努めることで、国内外でのシェアを更に伸ばしていくと考えられます。

業績によっては今後役員の報酬が1億円を超えるかもしれません。

競合他社と日本電気硝子の年収比較

日本電気硝子の競合会社として、日本板硝子AGC等が挙げられます。

それぞれの年収を比較すると、日本電気硝子は764万円、日本板硝子は793万円、AGCは809万円と、競合会社にはあと一歩及びませんでした。

しかしこれまでに高い世界シェアを誇る製品を数多く展開しており、現時点での世界シェアは薄型パネルディスプレイ用基板ガラスでは約20%、ガラス繊維風車用ロービングでは約20%、ガラス繊維 機能樹脂用チョップドストランドでは約40%をそれぞれ達成。

国内だけでなく海外でもその名を轟かせています。

現在はガラス繊維事業を中心にグローバルな生産体制の強化を図っており、今後更に競争力が高くなっていくと予想できます。

競合会社の年収を超える可能性も充分にあると言って良いでしょう。

日本電気硝子の平均年収が高い理由

日本電気硝子の直近3年間の売り上げ・経常利益の推移をそれぞれ見てみると、売り上げは2017年で1509.1億円、2018年で1444.7億円、2019年で1179.3億円でした。

また経常利益は2017年で314.2億円、2018年で271.9億円、2019年で90.8億円となっており、現時点では売り上げ・経常利益共に下降傾向にあることが分かりました。

2019年から2020年にかけては、新型コロナウイルスの感染拡大により自動車関連市場が影響を大きく受け、ガラスファイバ等の売上高が落ちたことが業績に大きく響いたと言えます。

しかし医療用管ガラス等の需要が一気に高まったためある程度の収益を確保することができ、その分年収も高くなっていると考えられます。

今後はディスプレイ事業においてニーズが益々増加すると予想しているため、現在は「第10.5世代ディスプレイ用基板ガラス」等をはじめ超薄板ガラスの新製品等の開発に尽力しています。

今後新型コロナウイルスが収束に向かい事業を取り巻く環境が安定すると共に、業績も徐々に回復していき社員の年収も更に伸びると期待できます。

日本電気硝子が属する日本電気硝子グループとは?

日本電気硝子グループは、電気硝子建材、電気硝子ユニバーサポート、エスジーエスエンジニアリング、LTCCマテリアルズ等の子会社26社・関連会社3社から構成されるグループです。

国内だけでなく韓国・中国・ドイツ・アメリカ・イギリス等にもグループ企業を保有しており、グループ企業では主に保全設備の操業・維持管理、ビルメンテナンス、ガラス製造設備の設計・制作・据付・保守、各種ガラスの製造販売等を行っています。

日本電気硝子の採用情報

日本電気硝子では現在、新卒採用・中途採用をそれぞれ行っています。

各募集要項を一つずつ丁寧に見ていきましょう。

新卒採用

新卒採用では、技術系総合職・事務系総合職それぞれで以下の職種の募集が行われています。

  • 技術系総合職:材料開発、プロセス技術(溶融・成形・加工)開発、評価・分析技術、生産設備設計・開発、情報システム等
  • 事務系総合職:営業、法務、資材、経理、人事、情報システム等

事務系総合職では学部・学科による制限は特になく、理系の学部・学科に所属する方も応募可能です。

技術系総合職に関しては、材料系(無機化学・有機化学・金属等)、数学・物理系、機械系、電気・電子・情報系、化学工学系等の学部・学科に所属する方が募集対象となっているので気を付けましょう。

新卒採用ページ募集要項の採用データ欄には、過去の採用実績及び専攻ごとの配属職種についても記載されています。

自身が所属する学部・学科では入社後どの職種で活躍することができるのか見ておくと、職種の選択の幅が広がるかもしれません。

また文系の学部・学科に所属しており化学やガラスの知識がないという方も、段階別にあらゆる研修が用意されているため、入社後に知識を付けることは充分可能です。

採用に関する質問のページを見ても知識の有無は問わないと記載されているので、しっかり知識を付けて希望する職種で活躍したいという姿勢を見せるようにしましょう。

選考は、エントリー→WEB会社説明会・WEBテスト→面接→適性検査の順で行われます。

過去に日本電気硝子で選考を受けた方によると、適性検査では数学・英語の他にも文章読解問題等が出題されたとのことです。

内容は一般的なものであったようなので、きちんとSPIの試験対策を中心にしておけば当日も落ち着いて試験に臨むことができるでしょう。

中途採用

中途採用では現在、以下の職種の募集が行われています。

  • プラント電気設備エンジニア
  • 機械設備エンジニア
  • 超精密加工機(精密金属加工・精密ガラス加工)技術者
  • 数値解析技術者(応力・構造解析)
  • 薄膜多層回路セラミック基板 技術者
  • 建材製品 品質技術・施工開発職
  • 耐火物 材料開発
  • 経理職
  • 勤労管理
  • 資材調達

応募する上で必要となるスキルや経験等は職種ごとに異なります。

気になる職種がある場合は、必ず中途採用ページから各募集要項を確認するようにしましょう。

応募は、DODAやリクルート等の転職サイトを経由してエントリーすることになっています。

応募後は書類選考→一次面接・筆記試験→二次面接・最終面接の順で選考が進み、現在はWEB上での選考も対応しているとのこと。

どの職種もいつ募集が終了するか分からないので、希望する職種がある方は早めに応募し求人を逃さないように気を付けましょう。

日本電気硝子で求められる人材像

新卒採用ページの「求める人材像」に掲載されている人事部長のメッセージの中には、日本電気硝子では「自分自身の強みを活かして、いつでも、どこにいても、また、どんなことにでも楽しみや喜びを発見しながら前向きに取り組める人」を求めているとあり、中途採用ページには以下のようにも記載されています。

  • 自分で考え行動できる方
  • 変化に柔軟に対応し自己革新力がある方
  • プロ意識がある方

また、日本電気硝子が大切にしている価値観として以下の五つが掲げられています。

  • お得意先第一:お得意先のご要望を理解し、そのご要望にどこまでもお応えすること。
  • 達成への執念:執念をもって、課題を為し遂げること。
  • 自由闊達:前例にとらわれない自由な発想と、部門や世代にとらわれない自由な発言を尊重すること。
  • 高い倫理観:いかなる局面においても、常に高い倫理観を持って誠実に行動すること。
  • 自然との共生:自然と共存することを常に意識し、環境負荷の低減に努めること。

「世界一の特殊ガラスメーカー」を目指す企業像としていることからも、日本電気硝子では自主性・柔軟性・粘り強さ・創造性・責任感等を持ち何事にも真剣に打ち込むことのできる人材を求めていると推測できます。

※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。

最終更新日:2024年1月1日

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