創業120年以上の大手生活用品メーカー!役員の報酬は1億円以上!?求めている人材とは?
2019年度の有価証券報告書を確認すると、報酬が1億円を超える役員は以下の2名でした。
代表取締役会長 濱逸夫氏:1億2700万円
代表取締役 掬川正純氏:1億2500万円
その他の役員の報酬については、社内取締役7名に対して総額4億2600万円で1人あたり6085万円、社内監査役4名に対して総額6000万円で1人あたり1500万円が支給されていました。
各事業の製品の売り上げも伸びているため、今後役員の報酬は更に上昇していくと考えられます。
競合の年収を見てみると、花王は812万円、小林製薬は681万円でした。
ライオンは707万円なので、現段階では花王よりも約105万円低いですが、小林製薬よりも約26万円高いことが分かりました。
化学業界内の平均655.5万より約51.5万円高いことを見ても、水準は高いと言えるでしょう。
事業も順調であるため、今後年収が更に上がることに期待できます。
ライオンの売り上げ及び経常利益を確認してみましょう。
売り上げは2017年では2642.8億円、2018年では2645.1億円、2019年では2694.8億円でした。
また経常利益は、2017年では204.7億円、2018年では237.4億円、2019年では224.7億円となっています。
経常利益が2019年にやや下降してしまったものの、売り上げ・経常利益共に順調であることが窺えます。
手掛ける事業領域も広く、収益源も多いため社員の年収が高くなっていると言えるでしょう。
ライオンが手掛ける事業及び扱う製品はそれぞれ以下の通りです。
オーラルケア事業:ハミガキ、ハブラシ、デンタルリンス、デンタル用品等
ビューティケア事業:ハンドソープ、ボディソープ、制汗剤、シャンプー、リンス、男性化粧品等
薬品事業:解熱鎮痛薬、止瀉薬、胃腸薬、目薬、ドリンク剤等
ファブリックケア事業:衣料用洗剤、柔軟仕上げ剤、漂白剤、衣類ケア剤等
リビングケア事業:台所用洗剤、住居用洗剤、調理関連品等
ウェルネス・ダイレクト事業:健康食品、エイジングケア製品等
海外事業:衣料用洗剤、台所用洗剤、ハミガキ、ハブラシ、ハンドソープ、ボディソープ等
化学品事業:油脂関連品、カーボン関連品、界面活性剤、脂肪酸窒素誘導体、ゴム用薬剤、建築用薬剤等
特販事業:ギフト、ノベルティ等
ペット事業:サニタリー用品、オーラルケア、ボディケア、ランドリーケア、空間ケア等
歯科材事業:ハミガキ、ハブラシ、歯間清掃用具、洗口液、SMT、医薬品等
業務用洗浄事業:食器洗浄機用洗浄剤、調理関連品、ハンドソープ、除菌剤、クリーニング用洗剤等
ライオンのブランド「システマ」の歯ブラシや「キレイキレイ薬用泡ハンドソープ」、「ソフラン」等各事業の製品の売れ行きが好調となっています。
現在新たな計画に向け動き始めているため、更に事業領域が拡大する可能性があると言えるでしょう。
ライオンでは、その他にもグループ企業にて土木建築向け薬剤や産業用洗浄剤、油脂関連製品等あらゆる製品を展開しています。
天然パーム油やヤシ油等の植物由来のものを使用する等、地球環境への配慮も行き届いた製品を手掛けます。
ここで、ライオンの歴史を簡単に振り返ってみましょう。
1891 小林富次郎商店を開設する
1893 化粧石鹸、洗濯用石鹸を発売する
1896 獅子印ライオン歯磨を発売する
1911 チューブ入煉りハミガキ「ライオン煉歯磨」を発売する
1918 小林商店を設立する
1919 ライオン石鹸を設立する
1920 ライオン石鹸が国内で初めて家庭用植物性洗濯石鹸「植物性ライオンせんたく石鹸」を発売する
1948 フッ素入ハミガキ「ライオンFクリーム」を国内で初めて発売する
1949 社名をライオン歯磨に変更する
1963 解熱鎮痛剤「バファリン」を発売する
1980 小林商店とライオン油脂が合併しライオンが発足される
ライオングループは、ライオンケミカルやライオンビジネスサービス等から成り立つグループです。
グループ企業では、ペットヘルスケア事業や複合材料の提供等あらゆる事業・サービスを展開しています。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2024年1月1日
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