気になる競合他社との年収の差は?化粧品だけじゃない!ボーナスは年3回支給?資生堂の幅広い事業にも注目!
資生堂の平均年収は700万円台に安定しており、2024年の有価証券報告書では716.5万円と報告されていました。資生堂は国内シェア1位の化粧品メーカーで、そのためか美意識の高い従業員が多いです。3,961人の従業員がおり、平均年齢は39.0歳と若め。社長の代替わりと共に社風も経営体制もグローバル化が急速に進み、資生堂は今、変革の最中にあります。社風の変化に伴い離職する人が多かったのか、平均勤続年数は11.9年と少々短くなりました。しかし、連休取得の推奨、残業の縮小など働き方改革が進み、働きやすさが年々向上しています。
目次
全ての目次を見る平均年収推移(資生堂と上場企業平均)
資生堂の平均年収推移は、下降傾向です。前期比で見ると14.8万円減少しています。
上述のように、過去5年間の平均年収は724.7万円なので、上場企業と比べると高い水準になります。
資生堂の平均年収 | 年収 |
---|---|
2019年 | 717万円 |
2018年 | 731万円 |
2017年 | 724万円 |
2016年 | 718万円 |
2015年 | 734万円 |
資生堂の平均年収 | 上場企業の平均年収 | 全国の平均年収 |
---|---|---|
716.5万 | 612.5万 | 432.2万 |
資生堂の平均年収は、他の会社と比較すると高い傾向にあります。日本の上場企業の平均年収と比べると104.0万円高く、上場企業以外も含めた全国平均の年収と比較すると284.3万円高くなっています。(全国平均の年収は、国税庁が実施している『民間給与実態統計調査』の最新版の調査結果を参照しています。)
上場企業全体の年収ランキングで見ると、3737社中786位と高い順位となります。
資生堂の平均年収 | 化学業界の平均年収 |
---|---|
716.5万 | 655.5万 |
資生堂が属する化学業界の上場企業の平均年収は655.5万円です。 そのため、資生堂の年収は業界平均と比べて61.0万円高く、業界内順位を見ると213社中55位と高い順位となります。
資生堂の平均年収 | 東京都の平均年収 |
---|---|
716.5万 | 647.2万 |
資生堂の所在地がある東京都の上場企業の平均年収は647.2万円です。 そのため、資生堂の年収はエリア平均と比べて69.3万円高く、エリア内順位を見ると1979社中535位と高い順位となります。
資生堂では6月、12月、3月の年3回、ボーナスが支給されていますが、3月のボーナスは業績が好調である場合のみの支給となるそうです。
ボーナスの平均支給額は約86万円〜280万円となっており、男女差は最大で約50万円〜60万円、ピークは50歳代です。
正社員は最低でも2.5ヶ月分のボーナスが保証されているため、極端にボーナス額が下がるということもなさそうです。
職種別の年収を比較してみると、一般職は約500万円〜770万円、技術職は約500万円〜750万円、総合職は約600万円〜1060万円です。
一般職と技術職は平均年収とほぼ変わらず、総合職のみが1000万円を超える結果となりました。
学歴別の初任給は職種によって異なります。
マーケティングやデザイン職の初任給は博士了で25.6万円、修士了は22.6万円、大学卒は20.6万円、高専卒は18.6万円。
生産技術職の初任給は大学卒で193,500円、短大卒は17.3万円、専門学校卒は17.3万円、高専卒は17.8万円でした。
出世によって年収がどれほど増えるのか調べてみると、係長の平均年収は約760万円〜830万円、課長は約1000万円〜1150万円、部長は約1190万円〜1360万円となっています。
各役職ごとの年収の幅は狭く、安定している印象を受けます。
一般企業と比較すると年収が高い資生堂ですが、同業界ではまだまだ年収は低く、高年収を期待するのであれば出世の道は必須であると言えるでしょう。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2024年1月1日
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