半導体関連製品の世界シェア約60%!多岐にわたる事業を手掛ける大手化学素材メーカー!気になる面接内容とは?
2020年度のADEKAの有価証券報告書を見ると、報酬が1億円以上の役員は存在しないとのことでした。
その他の役員の報酬に関しては、社内取締役10名に対して総額3億6000万円で1人あたり3600万円、社内監査役2名に対して総額4200万円で1人あたり2100万円が支給されていました。
このことから、代表取締役会長の郡昭夫氏の報酬は3600万円以上1億円未満であると推測できます。
業績が右肩上がりであるため、今後報酬が1億円を超える役員も出てくるでしょう。
ADEKAの競合会社として、カネカや日本ゼオンが挙げられます。
それぞれの年収を確認してみると、ADEKAは702万円、カネカは753万円、日本ゼオンは736万円でした。
現段階では競合にやや及びませんでしたが、各事業の製品の売り上げも順調であるため、今後も年収は上がっていくでしょう。
ADEKAの売り上げ及び経常利益の推移を見てみましょう。
売り上げは2017年では1249.9億円、2018年では1313.2億円、2019年では1346.1億円でした。
また経常利益は、2017年では143.7億円、2018年では154.5億円、2019年では157.7億円と売り上げ・経常利益共に右肩上がりであることが分かります。
このことから、業績が好調且つ安定しているため社員の年収も高くなっていると言えるでしょう。
ADEKAでは、主に化学品事業・食品事業・ライフサイエンス事業を手掛けています。
それぞれの事業で扱う製品としては以下の通りです。
化学品事業:ポリオレフィン用添加剤、高純度半導体材料、光硬化樹脂、エポキシ樹脂、化粧品原料、ポリウレタン原料等
食品事業:マーガリン類、チョコレート用油脂、ホイップクリーム、冷凍パイ生地、マヨネーズ・ドレッシング類等
現段階の事業構成比は化学品事業が約60%、食品事業が約20%となっており、化学品事業が中心となっています。
その他にもADEKAではライフサイエンス事業も手掛けつつあります。
ライフサイエンス事業では、農薬・医薬品・動物用医療品、木材用薬品等を主に手掛けています。
事業構成比の内ライフサイエンス事業は現在約10%となっており、新規事業として新たな分野の開発に努めています。
ここで、ADEKAの歴史を簡単に見ていきましょう。
1917 旭電化工業が設立される
1919 硬化油の製造が始まる
1929 リス印マーガリンの製造が始まる
1949 東京証券取引所第一部に上場する
2006 社名をADEKAに変更する
2017 創立100周年を迎える
ADEKAグループはADEKAケミカルサプライ、ADEKAライフクリエイト、ADEKA総合設備等が所属するグループです。
グループ企業では加工食品・化学製品等の製造販売の他に、不動産の売買・管理、損保代理業、物流業、建築設計等あらゆる事業を手掛けています。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2024年1月1日
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