宇部興産の年収【2024年最新版】(2ページ目)

創業120年以上の総合化学メーカー!事業領域は化学事業から不動産事業まで!?面接のポイントも大公開!


宇部興産の社長や役員の年収

2019年度の有価証券報告書では、取締役会長の山本謙氏及び代表取締役社長の泉原雅氏の報酬について特に言及されていませんでした。

その他の役員の報酬に関しては、社内取締役5名に対して総額2億5300万円で1人あたり5060万円、社内監査役2名に対して総額5700万円で1人あたり2850万円支給されていました。

このことから、山本謙氏や泉原雅氏の報酬は5060万円以上1億円未満であると推察できます。

建設資材を中心に需要が高まっていることから、今後売り上げが伸びれば役員の報酬も上昇していくと予想できます。

競合他社と宇部興産の年収比較

宇部興産の競合他社としては、日立化成住友化学が挙げられます。

それぞれの年収を比較してみると、宇部興産は689万円、日立化成は744万円、住友化学は904万円でした。

現段階では日立化成よりも約55万円、住友化学よりも約215万円程低いことが分かりました。

しかしながら、主要事業の一つである化学事業は海外売上高比率50%を超えており、グローバル化も進んでいます。

今後の伸びしろは充分あると言えるでしょう。

宇部興産の平均年収が高い理由

宇部興産の売り上げを見てみると、2017年では2779.6億円、2018年では3152.4億円、2019年では3124.6億円でした。

2018年度と比較すると2019年度には売り上げがやや落ち込みましたが、順調であることが分かります。

建設資材事業のセメントや生コン、機械事業の産業機械等の需要が高まったこともあり、平均年収もそれに伴い上昇しているのでしょう。

宇部興産の事業内容

主な事業

宇部興産の事業は、主に化学事業、建設資材事業、機械事業の三つから成り立っています。

化学事業

化学事業では、ナイロン樹脂・原料やセラミックス、工業薬品等の製造販売を行っていて、宇部興産の中核とも言われています。

製品は食品ラップや肥料等身近なものに活用されており、その他にも医薬原体を製造するための原薬の製造等にも携わってます。

建設資材事業

建設資材事業では、普通セメントや特殊セメント、内装材・外装材、床下地材等を手掛けています。

近年では資源リサイクルにも注力しており、様々な廃棄物を焼却・分解し熱エネルギーとして活用する事業も推進。

地球環境に配慮し、循環型社会を形成するため尽力しています。

機械事業

機械事業では産業機械やダイカストマシン、輸送機器、粉砕機器等を扱います。

ダイカストマシンや射出成形機は国外で6000台以上販売した実績を保有しており、自動車メーカーを中心に高く評価されています。

その他の事業

その他にも宇部興産では、不動産事業やエネルギー・環境事業にも携わっています。

エネルギー・環境事業では石炭の販売等も手掛けており、現在取り扱う石炭の数量は年間約600万トンにも及びます。

宇部興産の歴史

ここで、宇部興産の歴史を見ていきましょう。

1897 匿名組合沖ノ山炭鉱組合設立

1914 匿名組合宇部新川鉄工所設立

1923 宇部セメント製造設立

1933 宇部窒素工業設立

1942 上記の4社を合併し宇部興産を設立

1949 東京証券取引所、大阪証券取引所上場

1997 創業100周年を迎える

2004 丸善石油化学と宇部丸善ポリエチレンを設立

宇部興産が属するUBEグループとは?

UBEグループは、宇部興産を中心に化学系、建設資材系、機械系等の子会社約140社から構成されています。

所属する子会社には、テクノUMGや宇部マテリアルズ、宇部興産機械、宇部情報システム等があります。

それぞれ宇部興産が手掛ける化学や建設資材、機械等の分野で事業を運営し、宇部興産を支えています。

※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。

最終更新日:2024年1月1日

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