過去3年の新卒離職率0%!人気企業の平均年収はいくらなのか?求められる人材像や就職活動のポイント!
有価証券報告書によると、ダイセルの取締役会長を務める札場 操氏の報酬額は、約1億400万円でした。
その他の役員報酬は、取締役が約7225万円、監査役が約2950万円、社外取締役が約816万円、社外監査役が約925万円です。
過去4年間の役員報酬額は右肩上がりですが、1億円超えの報酬を得ている役員が出たのは、2014年以来となります。
それぞれの平均年収はカネカが約753万円、日東電工が約823万円です。
ダイセルの平均年収約769万円は日東電工よりは低いですが、化学企業内では35位に位置しており、収入の高い企業だと言えます。
近年の業績から考えると、今後更に業界内順位を上げることに期待が持てそうです。
ダイセルの年収が高い理由は、スタッフの平均年齢が41.3歳と高く、業績も右肩上がりであることが考えられます。
近年の売上は2017年度が約4400億円、2018年度が約4629億円、2019年度が約4648億円でした。
業績が高い推移を保っているので、年収も比例して高くなっています。
大きな事業をいくつか展開している強みもあり、今後も安定した年収を維持できるでしょう。
ダイセルは化学工業の枠を超えて、グローバルに事業展開を行っている化学メーカーです。
ダイセルの主な事業は、セルロース事業です。
セルロース事業では、写真保護フィルムの原料としても使われる酢酸セルロースや、たばこフィルター用トウを中心に、メガネフレームなどに使われるアセテート・プラスチックのほか、セルロイド、CMC(カルボキシメチルセルロース)、HEC(ヒドロキシエチルセルロース)などの製造・販売を行っています。
その他の事業では、有機合成事業、合成樹脂事業、火工品事業などを行っています。
有機合成事業では、酢酸誘導体、カプロラクトン誘導体、エポキシ化合物、光学異性体分離カラム、半導体レジスト材料などを製造・販売。
合成樹脂事業では、ポリアセタール樹脂などのエンジニアリングプラスチックを中心に、PBT樹脂、AS・ABS樹脂、エンプラアロイ樹脂、各種合成樹脂成形加工品などを製造・販売。
火工事業では、航空機搭乗員緊急脱出装置や発射薬、自動車エアバッグ用インフレータなどを製造・販売。
その他の事業では、水処理用分離膜モジュール事業 家庭用品事業、運輸倉庫業などにも携わっています。
ダイセルの歴史についてご紹介します。
1919年:8社の合併により、大日本セルロイド(株)を創立
1929年:セテートプラスチック「アセチロイド」を開発
1932年:セロハンの製造を開始
1934年:写真フィルム事業を分離し、現在の富士フイルム(株)を設立
1938年:酢酸セルロースの製造を開始
1949年:東京証券取引に上場
1954年:無煙火薬の製造を開始
1958年:たばこフィルター用トウの製造を開始
1964年:米国セラニーズ社との合弁会社であるポリプラスチックス(株)を設立
1966年:社名を大日本セルロイド(株)からダイセル(株)に変更
1979年:会社名をダイセル化学工業(株)に変更
1984年:米国にDaicel(U.S.A.),Inc.を設立、同年にドイツにDaicel (Europa) GmbHも設立、その後も海外に会社の設立を行う
1988年:ダイセル・セイフティ・システムズ(株)を設立し、自動車エアバッグ用インフレータの製造を開始
1994年:イセン・メンブレン・システムズ(株)を設立し、水処理用分離膜モジュールの製造を開始
2009年:エタノール法酢酸エチルの製造を開始
2011年:会社名をダイセル化学工業(株)から(株)ダイセルに変更
2015年:ユニチカ(株)から生活健康事業を譲受
ダイセルグループはセルロイドを出発点として、様々な化学製品や自動車エアバッグ用インフレータなど、幅広い製品の製造・販売を行っているグループです。
ダイセルを始め、国内外の子会社69社、関連会社12社から構成されます。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2024年1月1日
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