2019年の有価証券報告書をもとに計算すると、取締役は平均5000万円、監査役は平均2450万円、社外役員は平均1000万円の年収となります。
なお、代表取締役名誉会長の豊田昌洋氏の年収は、1億3900万円です。
エア・ウォーターの競合他社としては、同じ産業ガスメーカー大手の大陽日酸が挙げられます。
その他、三菱ガス化学や日本パーカライジングなども競合他社と言えるでしょう。
それぞれの平均年収は大陽日酸848万円、三菱ガス化学864万円、日本パーカライジング783万円であるため、いずれもエア・ウォーターより高水準です。
エア・ウォーターの平均年収は690万円であるため、競合他社には及ばないものの、全国の平均年収432万円と比べて、高水準となっています。
なぜ、平均年収が高いのでしょうか。
その理由として、産業ガス業界での売上高第1位を誇る業績トップのメーカーで、経営が安定していることが考えられます。
また、M&Aを繰り返し、規模を拡大し事業を多角化し続けているため、10年間で178%の成長率だと発表しています(採用ウェブサイトより:2018年度実績)。
このような安定性と成長率によって、平均年収の高水準を保っているのでしょう。
エア・ウォーターは、主に産業ガスをはじめとして、ケミカル、医療、エネルギー、農業・食品、物流、海水、エアゾール関連事業などを展開しています。
その他の事業としては、ゴム製品、金属表面処理などのほか、新規事業として電力事業にも取り組んでいます。
それでは、次に90年以上の長い歴史を持つエア・ウォーターの沿革についてご紹介します。
1929年に北海道で創業した「ほくさん」、1933年に大阪で創業した「大同酸素」の2社が1993年に合併し「大同ほくさん」が誕生、その後、和歌山の企業「共同酸素」も合併することで、2000年に現在の「エア・ウォーター」が誕生しました。
その後は、以下のような業績を残してきました。
このように、エア・ウォーターは創業当初は産業ガスメーカーとして発足しましたが、着実に大きな企業へと成長してきました。
エア・ウォーターは、世界的に事業を展開しているエア・ウォーターグループに属しています。
エア・ウォーターグループは、公式ウェブサイトによると売上高8015億円、経営利益470億円、国内拠点926、海外拠点20カ国を誇る巨大企業グループです。
「地球の恵みを、社会の望みに。」というブランドステートメントを掲げ、社会的課題にも積極的に取り組んでいます。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2024年1月1日
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