国内外でトップシェアを誇る製品多数!グローバル展開にも積極的な化学メーカー!気になる役員報酬は?
2019年度の有価証券報告書を確認すると、報酬が1憶円を超える役員は以下の4名でした。
またその他の役員の報酬については、社内取締役18名に対して総額16憶9600万円で1人あたり9422万円、社内監査役3名に対して総額3600万円で1人あたり1200万円がそれぞれ支給されていました。
上記4名程ではないものの、社内取締役に関しては1人あたり1憶円近く支給されていることが分かりました。
業績も年々右肩上がりであるため、今後役員の報酬は更に伸びると見込めます。
信越化学工業の競合会社として、カネカやトクヤマが挙げられます。
競合の年収を見てみると、カネカは753万円、トクヤマは714万円でした。
信越化学工業の年収は856万円なので競合会社よりも年収は高く、化学業界の平均年収655.5万円と比較しても約200.4万円高いことが分かります。
既存製品の性能改善や新技術開発にも尽力しており、年収の伸びしろはまだまだあると期待できます。
信越化学工業の直近3年間の売り上げ及び経常利益を確認すると、売り上げは2017年で6379.9億円、2018年で7334.5億円、2019年で8225.2億円でした。
また経常利益は2017年で1152.4億円、2018年で1331.1億円、2019年で1347.4億円となっていました。
2017年から2019年にかけて売り上げは約1845.3憶円、経常利益は約195憶円それぞれ上昇。
業績がうなぎ上りであるため、平均年収も高額になっていると考えられます。
信越化学工業では塩ビ・化成品事業、半導体シリコン事業、電子・機能材料事業、シリコーン事業、機能性化学品事業の五つを手掛けています。
それぞれの主な事業内容は以下の通りです。
塩ビ・半導体シリコン・先端品フォトマスクブランクス・フェロモン製剤は世界トップシェア、シリコーン・セルロース誘導体・フォトレジストは国内トップシェアをそれぞれ誇っており、2019年時点で海外売上高比率は74%と、国内外で確固たる地位を確立。
最先端の技術開発に絶えず取り組んでいるため、今後も時代に先駆けた製品を輩出していくと予想できます。
信越化学工業ではその他にも加工・商事・技術サービスを展開しています。
各種プラントの設計・建設・メンテナンスや情報システム開発・情報処理技術の提供等を行っており、顧客のニーズに合わせたサービスを提供。
今後も様々なサービスを充実させることで事業をサポートしていくでしょう。
ここで、信越化学工業のこれまでの歴史を簡単に振り返ってみましょう。
1926 信越窒素肥料として発⾜される
1940 社名を信越化学⼯業に変更する
1949 東京証券取引所に上場する
1960 シリコーンRTVゴムを開発する
1963 左官⽤メトローズを開発する
1965 胃溶性コーティング剤を開発する
1966 シランカップリング剤を開発する
1972 レア・アースマグネットを開発する
1973 エポキシ・モールディングコンパウンドを開発する
1977 合成⾹料⻘葉アルコールを開発する
1980 合成性フェロモンを開発する
1981 窒化ケイ素及び鋳鉄⽤ワイヤー接種剤を開発する
1984 リチウム・タンタレートを開発する
1985 超⾼純度窒化ホウ素の成形品を開発する
1991 超⼩型光アイソレータを開発する
1994 フォトマスク防塵⽤カバー、ペリクルを開発する
1999 液状フッ素エラストマーを開発する
2005 ネオジム系希土類磁石の新高性能化技術を開発する
信越化学グループは、信越ポリマー、長野電子工業、日信化学工業、信濃電気製錬、信越アステック等から成り立つグループです。
現在子会社132社・関連会社13社が所属しており、グループ企業では樹脂加工、電子材料、ケミカル、無機材料、建設・商事・サービス事業等の分野でそれぞれ事業を展開しています。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2024年1月1日
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