昇給は数万円単位?面接では頑張ってきたことをアピールしよう!気になる出世後の年収はいくら?
代表取締役社長の山本寿宣氏の年収公開されていませんでしたが、その他の取締役の平均年収は約4500万円、監査役は約2400万円となっています。
化学業界の中でも上位に位置する大手企業としては、やや少ない印象を受けます。
しかし、近年の業績や収益は好調なため、今後の役員報酬や従業員の年収は増加することが予想されます。
東ソーの競合他社というと、旭化成や三井化学などが挙げられます。
最新の有価証券報告書によれば、旭化成の平均年収は約787.1万円、三井化学の平均年収は約850.1万円となっています。
東ソーの平均年収は約793.8万円ですので、化学業界の中でも平均的な年収であることが分かります。
平均年収が高い理由には、経常利益の増加が影響しています。
2015年・2016年の経常利益は600億円台だったのに対し、2017年以降は1100億円以上を維持しています。
販売実績においても、メイン事業であるクロル・アルカリ事業は前年比100.7%、石油化学事業は前年比105.2%、機能商品事業は前年比105.5%、エンジニアリング事業は前年比116.6%、その他事業でも前年比106.5%と、事業全体で非常に高い数字を叩き出しています。
また、従業員の勤続年数が14.6年と長いことも、平均年収を引き上げている要因にもなっているようです。
東ソーは、化学業界に属する日本の大手企業です。
東ソーは、塩から作り出される苛性ソーダや塩ビモノマーなどのクロル・アルカリ事業の国内最大級メーカーです。
クロル・アルカリ事業は化学品事業・ウレタン事業・セメント事業に分かれています。
化学品事業では、アジア最大級の電解設備で苛性ソーダ・塩素・水素を生産しており、苛性ソーダは主に紙や化学繊維・アルミナなどの幅広い産業で使用。
塩素は塩ビモノマーや塩ビ樹脂とつながるビニル・チェーンなどの各種塩化物に展開し、水素は石英素材の製造に利用されています。
ウレタン事業では、耐摩耗性・耐候性などの特性を活かし、自動車、家電、住宅、医療用機器などの身近なものに使用されています。
セメント事業では、使用済タイヤや家庭ゴミから製造される固形化燃料など、年間38万トンもの廃棄物・副産物を受入れて有効活用することで、循環型社会形成の実現に貢献しています。
機能商品事業では、エチレンアミン、環境薬剤、臭素・難燃剤を柱に展開している有機化成品事業、計測分野・免疫診断・グリコヘモグロビン分析・遺伝子検査を中心としたバイオサイエンス事業、乾電池材料としても使用されるマンガン酸化物、歯科材料などに含まれるジルコニア、半導体や液晶に使用されるスパッタリングターゲットなど、国内のみならず海外にも販売しています。
東ソーの歴史についてご紹介します。
東ソーグループとは、東ソーが中心核となるグループ企業のことです。
所属企業には、物流・商社・サービス関係の霞共同事業株式会社、石油化学関係のレンソール株式会社、エンジニアリング関係のオルガノ株式会社などがあります。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2024年1月1日
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