日本曹達の年収【2024年最新版】(2ページ目)

海外売上高比率35%以上!グローバル進出も目覚ましい大手企業!気になる今後の事業の展望は?


日本曹達の社長や役員の年収

2020年の有価証券報告書を確認しましたが、報酬が1億円を超える役員についての記載は見られませんでした。

またその他の役員の報酬については、社内取締役10名に対して総額2億1700万円で1人あたり2170万円、社内監査役1名に対して2500万円がそれぞれ支給されていました。

このことから、代表取締役 取締役社長の阿賀英司氏の報酬は2500万円以上1億円未満であると推測できます。

近年では新たな中期経営計画「かがくで、かがやく。」を策定し、安定した利益の確保を目標として事業の更なるグローバル展開等にも目を向けています。

特に機能材料や有機合成品等の開発に力を入れているので、今後既存事業・新規事業共に少しずつ拡大し業績も伸びると予想できます。

業績によっては役員の報酬の伸びしろもまだまだあると言って良いでしょう。

競合他社と日本曹達の年収比較

日本曹達の競合会社として、北興化学工業日本農薬等が挙げられます。

それぞれの年収を見ると、日本曹達は661万円、北興化学工業は667万円、日本農薬は714万円でした。

現時点では競合会社には及びませんでしたが、その差は北興化学工業と比較すると約6万円、日本農薬と比較すると約53万円と、あまり大きな差はないことが分かります。

現在は既存事業の強化を図りながら新技術・新製品の開発及び新規事業の創出を視野に入れ活動中。

特に低残留性の農園芸農薬やあらゆる病害に有効な殺菌剤等の研究開発に尽力しているため、今後製品として市場に出回るようになった暁には収益に繋がり、競合を超える年収になる可能性もあると考えられます。

日本曹達の平均年収が高い理由

日本曹達の直近3年間の売り上げ及び経常利益の推移を確認すると、売り上げは2017年で780.2億円、2018年で796.9億円、2019年で842.5億円でした。

また経常利益は2017年で38.5億円、2018年で47.8億円、2019年で53.1億円となっています。

2017年から2018年にかけて売り上げは約62.3億円、経常利益は約14.6億円それぞれ上昇。

2019年から2020年にかけては、医薬品添加剤・殺虫剤等の売り上げが伸びたことや運輸倉庫事業が好調であったこと等も業績に良い影響を与えたと考えられます。

コア事業の他にも商社事業や建設事業等幅広く活躍しているため収益基盤も安定しており、社員にもきちんと還元できていると言えます。

日本曹達が属する日本曹達グループとは?

日本曹達グループは、ニッソーファイン、新富士化成薬、日曹ビーエーエスエフ・アグロ、日曹金属化学等の子会社38社・関連会社8社から構成されるグループです。

グループ企業では、工業薬品・化学薬品・機能性染料・医薬品等の製造・加工・販売や貨物運送取扱事業、農薬・農業用資材の販売、土木建築の設計・施工等、あらゆる事業やサービスを展開しています。

日本曹達の採用情報

日本曹達では現在、新卒採用・キャリア採用がそれぞれ行われています。

各募集職種や選考フロー等について確認していきましょう。

新卒採用

新卒採用では現在、以下の職種の募集が行われています。

それぞれの配属先と併せて確認していきましょう。

  • 管理系基幹職(事務系):営業、経理、財務、購買、人事等
  • 管理系基幹職(技術営業):技術営業等
  • 専門系基幹職(技術系):研究開発、評価・分析、生産技術等

管理系基幹職(事務系)では学部・学科の制限はありませんが、管理系基幹職(技術営業)・専門系基幹職(技術系)の場合どちらも農学部・薬学部・理学部・工学部等の学部・学科に所属する方が募集対象となっています。

新卒採用ページの質問欄を確認すると、化学の知識があまりなくても管理系基幹職を志望することは可能であるとのこと。

文系出身の社員の方も多く活躍しており入社後の教育体制もきちんと整っているので、希望する方は自信を持って応募しましょう。

また新卒採用ページの「専攻と職種」では専攻ごとにどのような分野の職種で活躍できるか表で確認することが可能なので、目を通しておくと今後の就職活動を行う上での参考になるかもしれません。

選考は、エントリー→説明会の参加→WEBエントリーシートの提出・適性検査→面接(複数回)の順で行われます。

適性検査では性格診断と併せて言語問題・非言語問題がそれぞれ約10問ずつ出題され、制限時間は約20分であったとのことです。

SPIテストの対策をしておけば充分であるとの口コミも見られたので、早い内から勉強を始め、きちんと対策しておきましょう。

キャリア採用

キャリア採用では現在、公式ホームページにて管理系基幹職の募集を行っています。

採用後は法務として以下の業務を担う予定です。

  • 国内外の契約書の審査・修正(英文対応あり)
  • コンプライアンス対応
  • 訴訟・紛争対応
  • 投融資案件対応(M&Aを含む)
  • 社内法律相談対応
  • 顧問弁護士との相談・折衝 等

5年以上の企業法務経験があり大学卒業相当以上の専門知識を保有していることが、応募条件として提示されています。

専門的な資格等は特に必要とされていませんが、新卒採用ページの質問欄には「英語が得意であるに越したことは無い」との記載もあるので、自身の語学力等を証明できる資格や検定等を取得していると良いかもしれません。

海外勤務経験等があれば選考内で積極的にアピールするようにしましょう。

応募は、履歴書及び職務経歴書を採用担当まで郵送することで応募できます。

応募後は書類選考→一次面接→WEB適性検査→二次面接→最終面接の順で選考が進むので、スムーズに選考を進められるようにスケジュール管理をきちんと行っておきましょう。

日本曹達で求められる人材像

マイナビには、「『自らが会社を引っ張っていくんだ』という高い志を持った方と一緒に仕事ができることを楽しみにしています」と記載されていました。

また日本曹達では「化学の力で社会に貢献する」ことを理念として掲げており、「新たな価値を化学の力で創造し、『社会への貢献』を通じ『企業価値の向上』を実現する」ということをミッションとしています。

これらのことから日本曹達では、選考を通して統率力や自主性、リーダーシップ、創造性等を持っているかどうかを見ていると推測できます。

選考では「これまでに部活動やサークル活動等でグループを束ねて一つの目標に向かって行動した経験」等の具体的なエピソードに基づいて、自身の強みをアピールすると良いでしょう。

※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。

最終更新日:2024年1月1日

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