業績が好調な理由は?就職活動の成功の秘訣とは?気になる出世後の報酬も公開!
代表取締役社長の伊藤滋氏、代表取締役副社長の米岡 潤一郎氏の年収は公開されていませんでしたが、その他の取締役の平均年収は約4700万円、監査役は約2100万円となっています。
水産・農林業界ではトップに位置するマルハニチロですが、役員報酬はあまり高額だという印象は受けません。
マルハニチロの競合他社というと、日本水産(ニッスイ)や極洋などが挙げられます。
最新の有価証券報告書によれば、日本水産の平均年収は約802万円、極洋の平均年収は約653.2万円となっています。
マルハニチロの平均年収は約711.3万円ですので、日本水産よりは少ないものの、水産・農林業界では高い年収を推移していると言えます。
平均年収が高い理由には、業績の好調さが大きく影響しています。
売上高は過去5年間を見ても右肩上がりに上昇しており、2015年3月期の8637億円から2019年3月期には9224億円と、1000億円近い増加に成功しています。
純利益に関しても2015年3月期の72億円から2019年3月期には166億円と、倍以上の増額を記録しました。
マグロやカツオの価格が安くなったことで漁業・養殖事業の利益率は低下したものの、加工事業の売上高は前期比1.2%増、営業利益は前期比18.8%増など、その他の海外事業や物流事業の売上高・収益も増加したことで、業績の上昇を維持。
景気や漁獲量・生産量などに左右されやすい水産事業や畜産事業だけでなく、物流や食品加工などの幅広い分野を展開することが、平均年収の高さに繋がっていると考えられます。
マルハニチロは、水産・農林業界に属する日本の大手企業です。
漁業・養殖ユニットではクロマグロやブリ、カンパチなど価値の高い魚の漁業や養殖を行っており、水産商事ユニットでは水産物の調達から加工・販売までを一貫して行い、国内だけでなく海外でも広く展開。
水産物取扱高は世界トップクラスを誇ります。
また、豪州やニュージーランドで漁業会社の運営、タイや中国で冷凍食品・缶詰に加工し、世界中に販売。
スケソウダラ・サケ・カニなどの水産資源は北米にあるベーリング海から調達し、海外だけでなく日本市場へも卸されています。
牛肉・豚肉・鶏肉や食肉加工品などを国内外で調達から販売まで一貫して行い、世界中に提供しています。
マルハニチロでおなじみの冷凍食品をはじめ、サケ・サバ・カニなどの缶詰、魚肉ソーセージやちくわなどの練り製品、レトルト食品など幅広い食製品の製造・販売を行っています。
また、水産物を原料として開発されたDHA・EPA・コンドロイチン・DNAなどを用いた医薬品や健康食品・介護食の製造、貝や海藻などの水産物のエキスを配合した調味料や味噌汁などのフリーズドライ製品など、新しい食品の分野にも活躍の場を広げています。
産地や品質にこだわることはもちろん、国内外の拠点で「信頼される味」を追求することで、家庭用食品から飲食店や学校施設などで使用される業務用食品でも、幅広く展開しています。
水産・畜産・冷凍食品には欠かせない「低温物流」においても、約60万トンを収容できる物流拠点を展開。
全国に張り巡らされた輸配送網によって、低温を保ちながら新鮮で安全な食品の物流にも大きく貢献しています。
マルハニチロの歴史についてご紹介します。
【マルハ】
【ニチロ】
【マルハニチロ】
マルハニチログループとは、マルハニチロが中心核となるグループ企業のことです。
所属企業には、漁業・養殖事業を行うアクアファーム、水産商事の広洋水産、業務用食品事業を行うデリカウェーブなどがあります。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2024年1月1日
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