メタウォーターの年収【2019年最新版】(2ページ目)

機械・電気設備のシェアトップクラス！大手総合エンジニアリング企業！気になる就活のポイントとは？

---

メタウォーターの社長や役員の年収

2020年の有価証券報告書を確認しましたが、報酬が1億円を超える役員はいないとされていました。

また、社内取締役6名に対して総額2億1000万円で1人あたり3500万円、社内監査役2名に対して総額2800万円で1人あたり1400万円が支給されていました。

設備等だけでなく、ICTを活用したサービスも展開する等時代に合わせたサービスを提供しているため、今後役員の報酬もどんどん上昇していくでしょう。

競合他社とメタウォーターの年収比較

メタウォーターの競合として、栗田工業、神鋼環境ソリューションが挙げられます。

それぞれの年収を見てみると、メタウォーターは775万円、栗田工業は884万円、神鋼環境ソリューションは675万円でした。

栗田工業には及びませんでしたが、神鋼環境ソリューションよりも約100万円高いことが分かりました。

競合との差別化のため新たな製品や技術の開発に尽力しているので、今後年収は更に上がると予想できます。

メタウォーターの平均年収が高い理由

メタウォーターの売り上げ・経常利益を確認してみると、売り上げは2017年では901.7億円、2018年では874.4億円、2019年では923.8億円でした。

また、経常利益は2017年では51.2億円、2018年では46.9億円、2019年では55.4億円となっています。

売り上げ・経常利益共に2018年にやや下降してしまいましたが、2017年から2019年にかけて売り上げは約22.1億円、経常利益は約4.2億円それぞれ増加していることが分かります。

しっかり収益を確保できているために社員にも還元することができ、年収も高くなっていると言えるでしょう。

メタウォーターの事業内容

主な事業

メタウォーターでは主にプラントエンジニアリング事業を行っており、国内外の浄水場・下水処理場等の機械や電気設備の設計・建設、各種機器類の設計・販売等を行っています。

近年ではICT技術を活かしたトータルソリューション「Answer」を使い、施設老朽化・財政難・技術者不足等の問題に対して技術力・維持管理方法を提供する等、顧客が抱える問題の解決に尽力。

今後上下水道プラント建設案件を更に獲得するため、次世代型の造水・水開発技術、温室効果ガス削減・省エネルギー技術の開発に取り組んでいます。

その他の事業

メタウォーターでは、その他にもサービスソリューション事業を手掛けており、国内の浄水場・下水処理場等の機械・電気装置、各種機器類の補修工事・維持管理等のサービスを提供します。

資源のリサイクル・産業用水処理にも携わっていて、資源のリサイクルではリサイクルプラザ・ゴミ炭化プラント・バイオマス発電システム等の設計・施工・維持管理を、産業用水処理では用水処理・排水処理・リサイクルシステムを各種産業に納入しています。

現在は維持管理の省力化・設備の延命化等に向けて新たな技術開発のため尽力しています。

メタウォーターの歴史

ここで、メタウォーターのこれまでの歴史を簡単に振り返っていきましょう。

2007　日本ガイシ・富士電機が水環境事業の統合を合意する

2008　日本ガイシと富士電機の合併によりメタウォーターが設立される

2009　クリモトテクノスから環境事業を譲り受ける

2011　ウォータービジネスクラウドを立ち上げる

2013　水道機工と業務提携をする

2014　東京証券取引所市場第一部に上場する

2015　協業としてNTTデータと上下水道事業向けサービスの提供を始める、「くるみんマーク」を取得する

メタウォーターが属するメタウォーターグループとは？

メタウォーターグループは、メタウォーターサービス・メタウォーターテック・メタウォーター総合研究所・あけぼのエンジニアリング等が所属するグループです。

グループ企業では設備やシステムのオペレーション・メンテナンス等の他に、研究開発・コンサルティング・知的財産権の取得や管理等も行っています。

※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。

最終更新日：2024年1月1日