「世界の人気エアライン2020」国内No.1!面接は人物重視?競合会社と比較すると?
2020年度の有価証券報告書を確認しましたが、報酬が1億円を超える役員についての記載は見られませんでした。
その他の役員の報酬については、社内取締役9名に対して総額3億9900万円で1人あたり4433万円、社内監査役3名に対して総額4900万円で1人あたり1633万円が支払われていました。
手掛けている事業も様々であることから、今後役員の報酬もアップするかもしれません。
日本航空の競合会社として、ANAホールディングスやスターフライヤーが挙げられます。
競合の年収を見ると、ANAホールディングスは777万円、 スターフライヤーは600万円でした。
日本航空は828万円なので、比較すると現時点では競合会社よりも年収が高いことが分かります。
空運業界の平均年収700.9万円と比較しても約126.6万円高いことからも、水準の高さが窺えます。
「世界の人気エアライン2020」国内トップを獲得しており、今後も競合をどんどん引き離していくと考えられます。
日本航空の年収の高さの理由として、航空運送事業以外にもあらゆる事業を手掛けていることが挙げられます。
事業別売上比率の内その他事業が23.3%を占めており、収益源が豊富にあるため社員の年収も高くなっていると推測できます。
また、いかなる場合でも経営戦略をしっかり立て臨機応変に対応できていることも、年収の高さの秘密として考えられます。
現在新型コロナウイルスの影響が及んでいるものの、顧客・社員の安全を第一に供給量・運航費の削減等に尽力。
新型コロナウイルス収束後からも更に年収は伸びていくでしょう。
日本航空では主に国内線・国際線とで航空運送事業を行っており、空港旅客サービスをはじめ客室・機体外部のクリーニング、航空機・エンジン・航空部品等の整備・部品の管理、国際貨物・郵便の取り扱い業務等幅広い業務に携わっています。
現時点でグループ便運航数は国内線で1日約868便、国際線で148便、事業別売上比率は国内線で36.5%、国際線で33.7%となっており、どちらかと言うと国内線がメインであることが分かります。
今後もその質の高いサービスを提供していくことで顧客満足度も更に高めていくでしょう。
日本航空では、その他にも以下の事業に取り組んでいます。
農業事業では果物や野菜の収穫体験ができるだけでなく、近年では農泊を実現するために尽力。
これからもあらゆる事業を展開し、我々の暮らしを更に豊かにしていくでしょう。
ここで、これまでの日本航空の沿革を確認していきましょう。
1951 日本航空が設立される、翌年から国内線定期航空輸送事業を始める
1954 国際線定期輸送を始める
1961 東京証券取引所・大阪証券取引所・名古屋証券取引所の市場第二部にそれぞれ上場する
1963 日本航空整備を合併する
1965 ジャルパックの販売を始める
1970 東京証券取引所・大阪証券取引所・名古屋証券取引所の市場第一部にそれぞれ上場する
1983 国際航空運送協会統計で旅客・貨物輸送実績世界一となる
1993 マイレージプログラムを導入する
2007 「ワンワールド」に加盟する
JALグループは、ジェイエア・日本エアコミューター・JALグランドサービス・JALスカイ・JALエアテック等、子会社81社・関連会社55社が所属するグループです。
グループ企業では航空運送を中心に商品企画や空港宅配事業・レンタルモバイル事業、給油施設の保有・運営等、空輸を行う上で欠かせない事業に携わっています。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2025年1月1日
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