繊維業界を代表する東レの年収とは?業績が安定している理由とは?気になる東レの魅力を徹底検証!
東レの代表取締役社長である日覺 昭廣氏の年収は1億5300万円、その他の取締役の平均年収は約4600万円、監査役は約3950万円となっています。
やはり社長の年収は1億を超えていましたが、その他の取締役と監査役では年収に大差がないことが分かります。
年収を比較してみると、最新の有価証券報告書には旭化成の平均年収は約787.1万円、帝人は約767.8万円となっています。
東レの平均年収は719万円なので、他社と比べると少し劣ります。
しかし、メインの繊維事業が売上の4割を占めているため、他社よりも安定した収入の維持が期待できます。
年収が高い理由の一つとしては、メインである繊維事業での売上高や営業利益が全体の4割を占めていることにあります。
他の繊維製品業界では繊維事業以外での売り上げが9割を占めているため不安定になりがちですが、東レは繊維事業で安定した売り上げを得ることができるのです。
また、航空機や自動車に用いられる炭素繊維複合材料も、成長事業の一つとして大きな役割を果たしています。
生産能力は世界シェアでもトップを誇り、売り上げ全体の11%を占めるなど好調な事業です。
本来の事業に加えて新事業で着実に業績を上げられていることが、年収の高さにも現れています。
東レは繊維製品業界に属する、日本を代表する大手企業の一つです。
東レは主に、合成繊維・合成樹脂をはじめとする化学製品や情報関連素材を取り扱っています。
繊維事業分野では、ナイロン、ポリエステル、アクリルの3大合成繊維を全て製造しており、機能化成品分野では、樹脂・フィルム・ケミカル・電子情報材料の4つを製造。
航空機や自動車、スポーツなどでも使用されている軽くて丈夫な炭素繊維複合材料のジャンルでは、世界最大のシェアを誇っています。
普段私たちが身に着けている衣服に使用されている繊維から乗り物などに使用される素材まで、幅広い素材で生活を支えてくれている企業です。
その他には、環境・エンジニアリング分野において水処理膜や水処理装置の技術を利用した家庭用の浄水器、住宅用外壁などの建築素材も取り扱っています。
また、ライフサイエンス分野では、手術用手袋やカテーテル、透析装置、コンタクトレンズなど、医療の質の向上や医療現場の負担軽減などにの社会的ニーズにも対応。
普段、病院で見かける医療機器や道具など、実は東レが携わっているかもしれません。
繊維事業はもちろん、医療分野でも私たちの身近なところに東レがあると言っても良いでしょう。
東レの歴史を年表にしてご紹介します。
戦前の三井財閥から成る企業グループで、二木会とも呼ばれています。
グループの中には東レ以外に、サッポロビールや富士フイルム、三井ホームなどがあります。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2024年1月1日
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