帝人の年収【2024年最新版】(2ページ目)

学歴差は大きい?ボーナス額や職種・役職別年収を公開!倍率の高い採用試験に通るための秘訣とは?


帝人の社長や役員の年収

帝人の役員は社内外を合わせて計17名、役員報酬額の総額は約6億200万円となっています。

代表取締役社長執行役員である鈴木 純氏の年収は、約1億2800万円という結果でした。

そのほか取締役の平均報酬額は約6120万円、監査役は3450万円、社外取締役は約1066万円、社外監査役は約1166万円となっています。

ここ数年の業績アップに伴って、一人あたりの役員報酬も上がっているようです。

高い年収が見込める帝人の役員ですが、エリート中のエリートしか選ばれない狭き門だと言えます。

最年少で取締役社長となった鈴木氏も、東京大学大学院理学系研究科卒業という超エリート社長です。

競合他社と帝人の年収比較

繊維製品業界において帝人の競合他社とされるのは、東レをはじめ、旭化成やダイワボウホールディングスなどです。

東レの平均年収は719万円、旭化成は787万円、ダイワボウホールディングスは731万円となっています。

帝人の平均年収は767.8万円であるので、競合他社と比較してやや高めであることが分かります。

・東レ

・旭化成

・ダイワボウホールディングス

帝人の平均年収が高い理由

帝人はダイバーシティ経営企業100選に選ばれるほど、昔から男女共に働きやすい環境を心がけてきました。

そのため、帝人の平均勤続年数は19.4年と高い定着率を誇ります。

平均年齢は43.1歳であり、年収の高い世代が多いことから平均年収も高くなっているようです。

業績によってボーナスが異なるため、毎年年収に変動が起こりますが、近年は平均年収700万円以上と高い水準で安定しています。

繊維以外に幅広い事業も行っており売上も上がっているため、変動はありながらも今後も高い年収が期待できるでしょう。

帝人の事業内容

CMでも有名な「DAKE JA NAIテイジン」のセリフが表すように、帝人は繊維素材以外にも幅広い事業を展開しています。

帝人が展開している事業をご紹介します。

主な事業

帝人で展開している事業の主な分野は、マテリアル(素材)とヘルスケア(医療)です。

マテリアル分野ではマテリアル事業(子会社30社・関連会社4社)、繊維・製品事業(子会社52社・関連会社8社)、複合成形材料事業(子会社20社・関連会社3社)などを扱っています。

ヘルスケア事業(子会社20社・関連会社3社)では、医療品や医療機器を中心に、在宅医療サービスやヘルスケア関連製品の製造・販売も行っています。

売上高の割合は繊維・製品事業が36%ともっとも高く、次いでマテリアル事業が30%、ヘルスケアが18%、複合成形材料事業が10%、その他が7%を占めます。

その他の事業

帝人で行っているその他の事業には、情報システム運用、開発・メンテナンス、エンジニアリング・プラント、機器の設計や販売など幅広くあります。

コンピュータやソフトウェアの開発・販売、スマホコンテンツの配信、eコマース提供、公害防止や環境保全設備の製作、リサイクル事業、広告代理業、保険代理業など多くのサービスを提供しているのです。

一つに依存せず、幅広い事業を手がけているからこそ、会社が大きく成長できていると言えるでしょう。

帝人の歴史

創立から100年以上を誇る、帝人の歴史をご紹介します。

1918年:秦逸三によって帝国人造絹絲株式会社が設立され、レーヨンの生産を開始する

1927年:岩国工場を開業して、レーヨン長繊維の操業を開始する(現在の岩国事業所)

1933年:東京と大阪に株式上場

1951年:名古屋工場を開業し、化学繊維紡績糸の生産を開始する

1955年:松山工場を開業、アセテート長繊維の操業を開始(現 松山の事業所北地区)

1957年:東邦レーヨン株式会社(現東レ(株))と一緒になって、イギリスICI社のポリエステル・フィルム等の製造技術導入許可を取得(1月)し、商標名を「テトロン®」とする(6月)

1958年:「テトロン®」の生産を開始する

1960年:大阪・東京の両本社体制となり(2月)、帝人化成株式会社でポリカーボネート樹脂の生産を開始する(10月)

1962年:イギリスのアライドケミカル社からナイロン6の製造許可を取得、同年に社名を帝人株式会社に変更(11月)

1967年:タイに「テトロン®」繊維生産販売会社を設立

1971年:メタ系アラミド繊維「コーネックス®」の生産を開始(4月)、設立当時から生産を行っていたレーヨン事業を撤廃(10月)

1978年:帝人医薬株式会社を設立(3月)、ボトル用PET樹脂の事業を開始(4月)、化学繊維紡績糸の事業を撤廃する

1980年:帝人医薬株式会社の営業開始(1983年に帝人(株)に吸収合併)

1987年:パラ系アラミド繊維「テクノーラ®」の生産を開始する

1996年:医薬品の全国販売を開始

1999年:東邦レーヨン株式会社(現東レ(株))へ資本参加(炭素繊維事業への進出を目標に)

2002年:1955年から行っていたアセテート事業から撤廃する

2009年:スペインの大手製薬会社と、呼吸器系在宅医療事業をヨーロッパに展開する会社を設立

2019年:航空・宇宙用途向け素材を製造するアメリカの会社を買収

帝人が属する帝人グループとは?

帝人グループは帝人株式会社を中心とし、142もの子会社と30もの関連会社で構成されています。

繊維や医療事業をのほか、さまざまな事業を展開させている大手グループです。

※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。

最終更新日:2024年1月1日

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