更なる海外展開を図る人材サービス会社!ボーナス額は頑張り次第?気になる面接の傾向は?
2019年度の有価証券報告書を確認しましたが、報酬が1億円を超える役員の存在についての記載は見られませんでした。
またその他の役員の報酬については、社内取締役7名に対して総額2億2329万円で1人あたり3189万円が支給されていました。
このことから、代表取締役社長の川口一郎氏の報酬は3189万円以上1億円未満であると考えられます。
現在国際間での転職支援市場の開拓も視野に入れているため、今後の役員報酬の伸びしろに期待できます。
クイックの競合会社として、ディップやキャリアデザインセンター等が挙げられます。
それぞれの年収を比較すると、クイックは578万円、ディップは479万円、キャリアデザインセンターは486万円と、現時点では競合会社よりも年収が高いことが分かりました。
サービスの拡大にも積極的なので、今後更に年収を伸ばすと予想できます。
クイックの売り上げ及び経常利益の推移を見ていきましょう。
売り上げは2017年で98.3億円、2018年で109.9億円、2019年で126.0億円でした。
また経常利益は2017年で18.0億円、2018年で20.8億円、2019年で22.5億円となっており、直近3年間で売り上げは約27.7億円、経常利益は約4.5億円とそれぞれ順調に上昇しています。
2019年度には新型コロナウイルスの影響もあり、看護師派遣等が好調であったことが業績に反映されたと考えられます。
そのため、社員の年収も高くなっているのでしょう。
クイックでは主に総合人材サービスとして、リクルーティング事業・人材サービス事業・海外事業等を行っています。
それぞれのサービス内容は以下の通りです。
現在は競合との差別化を図るため、新たな専門職種領域の開拓を行い運営サイトのブランド力の向上に尽力。
今後登録者もますます増加し、事業は更に拡大されると考えられます。
クイックではその他にも情報サービスとして、情報出版事業及びIT・ネット関連事業を行っています。
それぞれの事業内容を確認しておきましょう。
また、情報出版事業で扱う情報誌は以下の通りです。
今後は営業エリアを拡大し、サービスの拡充・イベントの企画等を行うことで、顧客やユーザーのニーズに応えていきます。
ここで、クイックのこれまでについて振り返っていきましょう。
1980 クイックプランニングを設立し求人広告代理店として営業を始める
1990 設立10周年を迎える、社名をクイックに変更する
1997 教育・研修事業、人材紹介事業をそれぞれ始める
2005 転職情報サイト「転職×天職」の運営を始める
2009 医療系求人の専門サイト「看護roo!」を開設する
2010 MRの人材紹介特化した転職情報サイト「MR BiZ」の運営を始める
2014 2月に東京証券取引所市場第二部に、9月に東京証券取引所市場第一部に上場する
クイックグループは、カラフルカンパニー、キャリアシステム、HRビジョン、ワークプロジェクト等の子会社14社から構成されるグループです。
グループ企業では人材派遣をはじめとして、地域情報誌の編集・出版、ポスティング事業、アウトソーシング事業等あらゆる事業を展開しています。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2024年1月1日
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