エムスリーの年収【2024年最新版】(2ページ目)

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エムスリーの社長や役員の年収

残念ながら、代表取締役の谷村格氏やその他役員に関しての年収は明らかではありませんでした。

他の役員の年収に関しては、社内取締役8名に対して総額2億1000万円の1人あたり2625万円支給されており、あまり高い印象は受けません。

今後の業績が飛躍的に伸びた場合、役員の年収にも変化が見られるでしょう。

競合他社とエムスリーの年収比較

エムスリーの競合他社としては、MRTやMedPeerが挙げられるでしょう。

それぞれの平均年収を比較してみると、エムスリーは791万円、MRTは471万円、MedPeerは572万円でした。

エムスリーの年収はMRTよりも約320万円、MedPeerよりも約219万円程高いことが分かりました。

サービス業界内の平均年収が558.8万円であることと比較しても高水準であると言えるでしょう。

エムスリーの平均年収が高い理由

エムスリーの平均年収の高さの秘密は、やはり業績が安定していることでしょう。

売り上げを見てみると、2017年では214.4億円、2018年では222.3億円、2019年では221.6億円でした。

2019年に若干売り上げが落ちたものの業績は順調且つ安定しており、社員の年収もそれに伴い高くなっていると言えます。

エムスリーの事業内容

主な事業

エムスリーは、メディカルプラットフォーム事業、エビデンスソリューション事業を中心に行っています。

メディカルプラットフォーム事業

メディカルプラットフォーム事業では、医師向け情報サイト「m3.com」や「MR君」等を運営しています。

「m3.com」では論文や医療ニュース等を提供し、国内の医師の約9割が登録しているという実績を持ちます。

「MR君」では製薬会社のマーケティング支援を行っており、コストパフォーマンスの高さやMRの営業効率の良さが売りです。

近年では医療機器系の顧客の売り上げも伸びており、今後更に事業が拡大されていくでしょう。

エビデンスソリューション事業

エビデンスソリューション事業では「治験君」を運用しており、治験に必要なデータの取得等、治験支援サービスを提供しています。

効率的に試験を遂行できるだけでなく、試験期間の短縮やコストの削減も実現しました。

現在では「治験君+」の提供もしており、更なる効率化や品質の向上に努めています。

その他の事業

その他にも、エムスリーはキャリアソリューション事業等も手掛け、医師や薬剤師向けの転職支援サイト「エムスリーキャリアエージェント」「薬キャリエージェント」等を運営しています。

国内市場のシェア率は約1/3で、転職を希望する医師の登録実績8年連続No.1、薬剤師登録者数No.1と利用者数も年々増加。

医師の転職ニーズが高まっていることもあり、今後転職市場を更に拡大し、医局や民間等も開拓する予定です。

エムスリーの歴史

ここでエムスリーの歴史を見ていきます。

2000 ソネット・エムスリーとして設立

2002 「リサーチ君」の提供を開始

医療情報サイト「WebMD Japan」を「so-net m3.com」に名称変更

2003 「MR君eCSO」の提供を開始

医療情報サイト「MyMedipro」と「so-net m3.com」を統合し、「m3.com」の運営を開始

「m3 MT」の提供を開始

2004 「m3.com CAREER」の提供を開始

東京証券取引所マザーズ市場に上場

2005 「QOL君」の提供を開始

「AskDoctors」の提供を開始

2007 東京証券取引所市場第一部へ上場市場を変更

2010 エムスリー株式会社へ社名変更

エムスリーが属するエムスリーグループとは?

エムスリーグループは、MICメディカルやエムスリーマーケティング等が所属するグループです。

アメリカやイギリス、韓国等海外にもグループ会社をいくつか持ち、医師パネルは全世界で約400万人にも及びます。

グループ売上高も18期連続で増加しており、グループ全体の事業も順調です。

※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。

最終更新日:2024年1月1日

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