ガスから環境まであらゆる事業を手掛ける大手企業!気になるボーナスの平均支給額は?競合会社と比較すると?
2020年の有価証券報告書を確認しましたが、報酬が1億円を超える役員の存在についての記載は特に見られませんでした。
その他の役員の報酬については、社内取締役7名に対して総額2億6400万円で1人あたり3771万円、社内監査役2名に対して総額400万円で1人あたり200万円が支給されていました。
このことから、代表取締役社長の岡田賢二氏の報酬は3771万円以上1億円未満であると考えられます。
業績も年々上昇傾向にあるため、今後役員の報酬も更に伸びていくでしょう。
伊藤忠エネクスの競合として、三愛石油、岩谷産業が挙げられます。
それぞれの年収を見てみると、伊藤忠エネクスは908万円、三愛石油は805万円、岩谷産業は907万円でした。
現段階では、競合会社よりも比較的年収が高いことが分かりました。
各事業を更に拡大させる為にあらゆることに取り組んでいることから、今後も年収は上昇し続けると考えられます。
伊藤忠エネクスの売り上げ及び経常利益を見ていくと、売り上げは2017年で7395.9億円、2018年で8617.6億円、2019年で9414.0億円でした。
また、経常利益は2017年で73.6億円、2018年で78.1億円、2019年で88.7億円となっています。
2017年から2019年にかけて売り上げは2018.1億円、経常利益は15.1億円もそれぞれ上昇。
業績が好調であるからこそ、社員にもしっかり還元することができているのでしょう。
伊藤忠エネクスでは主にガス事業・石油事業・電力事業の三つを手掛けています。
それぞれの事業について詳しく見てみましょう。
ガス事業ではLPガス・都市ガス販売事業、オートガス事業を運営する他、産業用ガスも扱います。
それぞれの事業内容は以下の通りです。
現在LPガス・都市ガスを供給しているのは約150万世帯にも及び、オートガススタンドも全国44ヶ所に設置。
今後は更に顧客を獲得するため事業を拡大していきます。
石油事業では自動車用エネルギー販売事業、法人向けエネルギー販売事業、アスファルト販売事業、船舶用燃料販売事業、石油製品トレード事業、ターミナル事業の六つを展開しています。
それぞれの事業の詳細は以下の通りです。
今後は地域の産業の発展をサポートすると共に、環境にも配慮した事業の構築に尽力します。
電力事業は電力小売事業、発電事業、熱供給関連事業の三つから成り立ちます。
各事業では以下のサービスを提供しています。
電力小売事業:電力の供給及び電力料金の削減への取り組み
発電事業:発電及び電熱の供給
熱供給関連事業:冷房用の冷水・暖房用の温水の製造及び供給
今後はデジタル新技術を活用し、家庭用・低圧需要家向け電力販売に取り組んでいきます。
伊藤忠エネクスではその他にも環境ビジネスに携わっており、主に以下の事業を展開しています。
また、再生可能エネルギー市場の成長のため、電源等の開発にも積極的に取り組んでいます。
今後も環境に配慮した製品やソリューションを提供していくでしょう。
ここで、伊藤忠エネクスのこれまでの歴史を見ていきましょう。
1961 伊藤忠石油を分割し設立される
1977 伊藤忠燃料と合併する
1978 大阪証券取引所・東京証券取引所の市場第2部にそれぞれ上場する
1979 大阪証券取引所・東京証券取引所の市場第1部にそれぞれ上場する
2001 社名を伊藤忠エネクスへ変更する
2010 電力小売事業を開始する
2011 創立50周年を迎える
2016 家庭向け電力小売事業へ参入する
伊藤忠グループは、伊藤忠エネクスをはじめとして伊藤忠ファッションシステム・いすゞ自動車販売・伊藤忠鉱物資源開発・伊藤忠食品・伊藤忠ハウジング等多くの企業が所属するグループです。
グループ企業では繊維・機械・金属・エネルギー・化学品・食料等を扱った事業を展開しており、その他にも物流や保険代理業等も手掛けています。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2025年1月1日
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