日本紙パルプ商事の年収【2024年最新版】(2ページ目)

国内紙パルプ売上高No.1!創業170年以上の老舗商社!報酬の高さの理由は?求められる人材像は?気になる点を一気に解説!


日本紙パルプ商事の社長や役員の年収

2019年の有価証券報告書を確認しましたが、報酬が1億円を超える役員は存在しないとのことでした。

またその他の役員の報酬については、社内取締役5名に対して総額2億3100万円で1人あたり4620万円、社内監査役1名に対して2200万円が支給されていました。

現時点で国内紙パルプ商社売上高No.1を誇り、近年では海外での事業体制の確立のため、グローバルネットワーク及び流通体制の構築に取り組んでいます。

今後海外でも活躍の場を拡大していくにつれ新たな収益源が増え、役員の報酬も伸びる可能性があります。

競合他社と日本紙パルプ商事の年収比較

日本紙パルプ商事の競合会社として、国際紙パルプ商事シモジマ等が挙げられます。

それぞれの年収を確認すると、日本紙パルプ商事は752万円、国際紙パルプ商事は717万円、シモジマは524万円と、現時点では競合会社よりも年収が高いことが分かりました。

商社・卸売業界の平均年収626.0万円と比較しても約125.8万円高いことから、業界内でも高水準であると言えます。

国内外で紙の需要が下降しつつあるとは言えパッケージ向けの需要は増加傾向にあり、紙・板紙のニーズは右肩上がりとなっています。

今後は企画力・提案力の向上に努めると共に、紙ならではの価値に重点を置き販売の規模拡大に取り組んでいく予定であるため、業績が更に上昇し競合をどんどん引き離していくかもしれません。

日本紙パルプ商事の平均年収が高い理由

日本紙パルプ商事の2017年から2019年にかけての売り上げ及び経常利益の推移を確認していきましょう。

売り上げは2017年で3111.2億円、2018年で3194.3億円、2019年で3216.9億円でした。

また経常利益は、2017年で42.2億円、2018年で42.7億円、2019年で40.4億円となっていました。

経常利益が2019年に若干下降してはいるものの、売り上げに関しては直近3年間で約105.7億円上昇しました。

近年では新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、世界的に経済活動が低迷したことにより、輸出梱包向けの出荷が減少。

しかし現時点ではあまり業績に大きな影響も見られず安定しており、そのため社員にも還元できていると考えられます。

今後新型コロナウイルスが収束に向かい、事業を取り巻く環境が回復するにつれ収益も少しずつ上昇し、平均年収も伸びるかもしれません。

日本紙パルプ商事が属する日本紙パルプ商事グループとは?

日本紙パルプ商事グループは、JPホームサプライ、くらしネットJP、光陽社、コスモ紙商事等の子会社95社・関連会社23社から成り立つグループです。

グループ企業では、家庭用紙・家庭用雑貨の販売、電気絶縁紙・電気用フィルム他各種紙フィルムの卸売業、情報処理及びコンピュータシステムの販売等、あらゆる事業を行っています。

日本紙パルプ商事の採用情報

日本紙パルプ商事では現在、新卒採用・キャリア採用をそれぞれ行っています。

各募集要項を詳しく見ていきましょう。

新卒採用

新卒採用では、総合職として以下の部門にて募集を行っています。

  • 国内営業部門
  • 海外営業部門
  • 管理部門

入社後は新入社員研修・物流体験研修等の研修を通して、日本紙パルプ商事の機能・役割や業務の基礎等についてきちんと学ぶことができます。

また、勤続満3年以上満10年未満の総合職の方を対象に半年間の海外研修制度も用意されているので、業務知識・スキルだけでなく語学能力やコミュニケーションスキルを磨くことも可能。

将来的に海外での活躍を視野に入れている方にとってもチャンスを得やすい環境かもしれません。

募集対象となるのは、四年制大学・大学院を2021年4月~2022年3月に卒業・修了(見込み)の方、就業経験のない方となります。

学部・学科による募集制限もないので、興味のある方はぜひ応募しましょう。

選考は、エントリー→会社説明会→WEBエントリーシートによる選考→適性検査→面接の順で行われます。

過去に選考を受けた方の体験談を見ると、適性検査では言語問題・非言語問題の他に性格テストも実施されたとのことです。

SPIテストなので、就職活動が本格的に開始する前から勉強し、準備期間をきちんと取るようにすると良いでしょう。

キャリア採用

キャリア採用では現在、以下の部門にて募集を行っています。

それぞれの主な業務内容と併せて確認していきましょう。

  • 営業部門(国際営業本部):紙・板紙や関連商品の輸出及び三国間取引に関する業務、新規商材の開発及びマーケティングに関する業務
  • 営業部門(機能材・情報用紙営業本部):電子部品搬送用包材・電気絶縁材料・建材原紙・包装用紙等の輸出及び三国間に関する業務、新規商材の開発及びマーケティングに関する業務

どちらの部門でも、共通して以下の応募要件が提示されています。

必須条件

  • 四年制大学・大学院を卒業・修了後、職歴が2年以上ある方
  • ビジネスレベルの英語力(TOEIC800点以上)

求める要件

  • 海外営業経験者・素材系商材のトレーディング経験者及び駐在経験者優遇
  • 商社・流通・物流・メーカー等の営業経験

どちらも高い英語力が求められますが、国内外で活躍することのできる業務であることが分かります。

応募条件を満たしているという方は、ぜひ応募してみましょう。

選考は、書類選考・適性検査・面接(数回)・健康診断により行われます。

履歴書・職務経歴書(書式自由)を人事部まで郵送することで応募できるので、希望する方は早めに応募しましょう。

日本紙パルプ商事で求められる人材像

日本紙パルプ商事が求める人材像として、採用ページには以下のように記載されていました。

  • 状況を的確に見極め、自らの役割や目標を創出することができる。
  • 自らのアイデア・発想を的確に表現し、共感を得ることができる。
  • 目標達成に向けて知恵を絞り、強い意志を持って行動できる。
  • 新たな学習や多様性の受容により、自己を変革することができる。

また、グループの価値観として「誠実をもって人の礎とし、公正をもって信頼を築き、調和をもって社会に貢献する」を掲げており、これに加え以下の三つの価値観も大切にしています。

  • Change (社会の変化を的確に捉え、迅速果断に自らを変革する)
  • Challenge (強い信念、高邁な向上心をもって、新たな領域に挑戦する)
  • Create (多様性を尊重し、世界規模で新たな価値を創造する)

これらのことから日本紙パルプ商事では、思考力・創造性・計画性・柔軟性等があり、目標に向かって自ら行動を起こすことのできる人材を求めていると考えられます。

※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。

最終更新日:2024年1月1日

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