大手商社への応募条件は?初任給から就職・転職に関する独自の説明会やセミナーについても徹底紹介!
出世によっても高額な年収が見込める丸紅ですが、役員になると一体どのくらいの年収が得られるのでしょうか。
代表取締役は柿木 真澄氏ですが、個人の年収は公開されていませんでした。
有価証券報告書に基づき見てみると、役員には現金報酬に加えて株式報酬型ストックオプションにて支給されていることが分かります。
そのシステムを加味すると、取締役の平均年収は約6800万円、監査役は約4000万円の年収が支給されていることになります。
丸紅は商社・卸売業界の中でも333社中4位という高い位置にいます。
丸紅の競合相手と聞いて思い浮かぶのが、伊藤忠商事や三菱商事です。
平均年収を比較してみると、丸紅の平均年収が約1389万円なのに対し、伊藤忠商事の平均年収は約1520万円、三菱商事は約1608万円でした。
伊藤忠商事や三菱商事は、商社・卸売業界の中でもトップを争う企業なため高額な平均年収となっていますが、丸紅もそれに次ぐ平均年収の高さとなっています。
丸紅の平均年収が高い理由の一つとして挙げられるのが、利益の安定性です。
2014年には純利益が6,650(百万円)だったのに対し、2018年には119,302(百万円)にまで上げてきています。
毎年の差はあるものの、2014年以降は安定した純利益を継続。
純利益として安定しているため、今後も上昇が見込めます。
従業員の一人あたりの売り上げは9000万円を超えています。
安定性をアップさせることで収入の安定にも繋がり、会社貢献へのモチベーションも保たれているのではないでしょうか。
丸紅は商社・卸売業界で、芙蓉グループに属する大手総合商社です。
丸紅の主な事業内容としては、私たちの生活の身近にある食品や衣料などのライフスタイル本部、保険や金融、不動産などの情報・不動産本部があります。
衣料では、国内や海外ブランド製品の企画から製造、販売に携わり、ブランド価値を高めたり販売の拡大に繋げています。
食料では水産や畜産、穀物など幅広いジャンルの生産に携わっているだけでなく、海外への輸入や成長市場への展開を行うなど、私たちの生活の基礎となる部分を大きく支えています。
また、法人向けの通信サービスの提供から、携帯電話販売店の展開に関しては業界トップに立つなど、現代社会に欠かせないモバイル関連サービスも幅広く展開しています。
その他の事業としては、私たちの日々の生活では触れることはありませんが、 石油や石炭などのエネルギー事業、航空・船舶をはじめとした輸送機事業などを展開し、日本だけでなく海外でも活躍。
北米・中南米・中東・アフリカなど世界に対し、銅鉱山プラントの増強計画やガス田鉱区の生産、太陽光発電・地熱発電所などの建設に携わるなど、地域別に様々なプロジェクトを推進しています。
また、次世代事業開発本部を立ち上げ、世界中の飛躍的な市場成長に更なる取り組みを行うことで、新たなビジネスモデルへの参入が期待されます。
丸紅の長い歴史を簡単にご紹介します。
1858年:初代伊藤忠兵衛が家業から独立し、叔父成宮武兵衛と共に初めて麻布の持下りを行う
1918年:伊藤忠合名会社の営業部門を伊藤忠商事と伊藤忠商店に分割
1949年:丸紅株式会社設立
1955年:髙島屋飯田と合併し、「丸紅飯田」へ社名変更
1972年:「丸紅株式会社」に社名変更
2013年:純利益2,057億円達成
芙蓉グループとは、安田財閥、浅野財閥、大倉財閥等の系図からなる企業と富士銀行の融資系列に関わる企業集団です。
富士銀行系列の経営支配ということではなく、グループ企業同士が対等な関係を築き、業種を超えた交流を行っています。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2024年1月1日
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