医薬品物流の先駆者!?創業130年以上の大手物流企業!誰もが知るあの施設も開発したって本当?
残念ながら、2020年度の有価証券報告書では取締役社長の藤倉正夫氏の報酬に関して言及されていませんでした。
また、社内取締役18名に対して総額4億9900万円で1人あたり2772万円、社内監査役6名に対して7200万円で1人あたり1200万円が支給されています。
このことから、藤倉正夫氏の報酬は2772万円以上1億円未満であると言えるでしょう。
不動産事業の収益が増加していることもあり、役員の報酬も徐々に上昇していくと予想できます。
三菱倉庫の競合として、住友倉庫や三井倉庫ホールディングスが挙げられます。
それぞれの年収を見ると、三菱倉庫は810万円、住友倉庫は760万円、三井倉庫ホールディングスは751万円でした。
住友倉庫よりも約50万円、三井倉庫ホールディングスよりも59万円高いことが分かりました。
今後更なるサービスの向上を目指していることからも、年収もそれに伴い更に高くなっていくでしょう。
三菱倉庫の年収の高さの理由として、長期的な経営戦略を立てていることが挙げられます。
事業領域やシェアの拡大、複合施設等の開発・運営力の強化等あらゆるプランを練ることで、安定した収益を確保することができています。
そのため、社員の年収も高くなっていると言えるでしょう。
三菱倉庫では、倉庫事業、港湾運送事業、国際運輸事業等を中心に事業を展開しています。
倉庫事業では、商品の保管管理、入出庫、輸配送の手配、流通加工、物流改善の提案等を行います。
特に温度管理等の難しい医薬品物流に長けており、近年ではDPネットワークと手を取り医薬品保冷配送サービスの「DP-Cool」を展開。
より安全で品質を損なうことのない新しいサービスとして、今後もサービスの向上に努めていきます。
港湾運送事業では、輸出入貨物の通関状況の確認や貨物の積み卸し作業の計画立案、管理・監督等様々な業務を行います。
コンテナターミナルのコンテナ積み卸しの作業効率の良さは世界からも注目を浴びており、安全且つスピード感のあるサービスを今後も提供していきます。
国際運輸事業では、輸送ルートの策定や手配、貿易書類の作成、税関への申請手続き、貨物のトレース等を行います。
輸送貨物として食品や機械、化学品等を中心に輸送しており、時には鉄道車両の輸送や工場の移設まで手掛けます。
扱う貨物にとって最適な輸送方法を検討・実行し、細やかなサービスを徹底することで顧客のニーズに応えています。
三菱倉庫では、その他に不動産事業も手掛けています。
不動産事業では都市開発等により物流用地に適さなくなった土地を利用し、賃貸施設の企画開発や運営管理、テナント交渉等を行っており、これまでに神戸ハーバーランド地区の「umie」や横浜ポートサイド地区の「横浜ベイクォーター」等を開発・運営してきました。
その際に、太陽光発電やLED照明等を使用するよう心がけ、環境にも充分配慮しています。
ここで、三菱倉庫の歴史を簡単に見ていきましょう。
1887 有限責任東京倉庫会社を設立する
1893 社名を東京倉庫に変更する
1907 後の港湾運送事業となる海陸連絡業の体制を確立する
1918 社名を三菱倉庫に変更する
1931 日本で初めてトランクルームサービスを手掛ける
1949 東京証券取引所に上場する
1963 自動車運送事業に進出する
1971 航空貨物取扱事業に進出する
1987 創立100周年を迎える
1992 神戸ハーバーランドに商業施設やオフィスビル等の賃貸施設を建設する
1999 冷蔵倉庫業に進出する
2006 横浜ポートサイド地区に商業施設を建設する
三菱倉庫グループは、東北菱倉運輸やDPネットワーク、京浜内外フォワーディング、ダイヤビルテック等が所属するグループです。
グループ企業では主に運送事業やフォワーディング、不動産の管理等を行います。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2024年1月1日
合わせてチェックされてる年収ランキング
同じエリア(東京)の年収ランキング上位企業
表示準備中