九電工の年収【2024年最新版】(2ページ目)

九州で圧倒的なブランド力を誇るライフライン設備会社!就活ポイントも徹底解説します!


九電工の社長や役員の年収

2020年度の有価証券報告書を確認するかぎりでは、取締役会長である西村松次氏個人の報酬を確認することができませんでした。

役員報酬については、社内取締役9名に対して総額2億8300万円(1人あたり約3144万円)、社内監査2名に対して4900万円(1人あたり2450万円)が支払われていました。

従って、西村松次氏の報酬は少なくとも3144万円以上であると推測できます。

競合他社と九電工の年収比較

九電工の競合としてよく比較対象にされるのが関電工きんでんです。

関電工、きんでんと九電工の平均年収は、それぞれ下記の通りとなっています。

九電工:678万円

関電工:741万円

きんでん:856万円

エリアに根付いた電気設備工事を請け負っている上記3社では、それぞれのエリアによる違いが大きく、売上高は関電、年収ではきんでんが高くなっています。

年収面では関電やきんでんに及ばないものの、九州エリアでブランド力が強い九電工は福利厚生がかなりしっかりしており、給与においても高めであることから、年収面で満足している社員が多いようです。

九電工の平均年収が高い理由

九州電力グループの電気工事を行っている九電工では、九州電力が発注する配電線工事の約85%を施工しています。

九州地方で安定性が高い企業として有名な九電工の、2019年度における連結業績は下記の通りです。

  • 売上高:2798億7200万円(前年同期実績 2520億8300万円)
  • 営業利益:187億6100万円(前年同期実績 169億4700万円)
  • 経常利益:210億5700万円(前年同期実績 192億8200万円)
  • 親会社株主に帰属する純利益:143億1900万円(前年同期実績 125億100万円)

前年度と比較すると、増加した手持ち工事が順調に進捗したこと、工事関連の材料・機器販売が増加したことなどから売上高が増加。

同時に営業利益も増加するという結果になっています。

ここ数年で売上高、営業利益が右肩上がりに伸ばしているといった背景があるからこそ、今の九電工の年収に結びついていると言えるのではないでしょうか。

キッコーマンの事業内容

主な事業

配電線・屋内線の電気工事からスタートした九電工では、空調管設備工事をはじめ、時代の流れに対応しつつ多角的な事業展開を行っています。

【九電工が展開する主な事業】

  • 配電事業

架空配電設備全般の建設/保守工事、引込線/計器類の工事、通信ケーブル/関連機器の設置工事(配電線自動制御システム構築)などを行っています。

  • 電気事業

電力会社から安全且つ便利に電気を受け、便利に使用できるように取り付け作業(受変電設備配置、機械設備の電源、照明器具、スイッチ、コンセント、各種弱電機器、防災設備などの設置)を行っています。

  • 空調管事業

空調管工事、環境資源設備工事などを行っています。

  • 情報通信事業

情報インフラの構築(情報通信設備の企画/提案、設計/施工、保守業務など)を行っています。

  • エコ事業

建物における省エネ、CO2排出量削減に向けた技術提案を行っています。

  • 住宅エコ事業

住宅における省エネ/創エネを提案しています。

  • 新規事業

新エネルギー(クリーンな自然エネルギー)推進事業、PFI事業、オリーブ事業、医療支援などを行っています。

  • 海外事業

エネルギー関連事業や設備工事(新設、リニューアル、省エネ)を通して、東南アジア市場にターゲットを絞った海外事業を展開しています。

その他の事業

九電工では、配電事業をはじめとした主な事業のほかに、地域社会・人々の生活に密着した下記のような事業を展開しています。

  • 防災システム
  • 医療画像遠隔診断支援サービス
  • 風力/太陽光発電システム
  • エコロジー など

九電工の歴史

2019年12月に創立75周年を迎えた九電工は、1944年12月に九州にある電機工事関連会社14社が統合して誕生した「九州電気工事株式会社」を前身としています。

九電工の主な沿革は下記の通りです。

1944年:九州電気工事株式会社設立

1964年:空調管工事の営業を開始

1972年:東京・大阪証券取引所 市場第一部銘柄に指定

1976年:本社を新築移転(福岡市南区那の川)

1989年:社名を株式会社九電工に変更

1997年:ISO9001取得

1999年:ISO14001取得

2004年:大阪証券取引所 上場廃止

2008年:執行役員制度導入

2019年:創立75周年

九電工が属する九電工グループとは?

九電工グループは、九電工を中心に構成されている企業グループです。

配電事業からスタートし、電気事業、空調事業、水処理事業などに進出し、次々と関連会社を設立。

現在では、九電工グループとして様々な事業展開を行っています(工事施工関連グループ会社31社、設備保守管理・点検関連グループ会社1社、材料販売関連グループ会社1社、不動産販売・賃貸・管理関連グループ会社1社、ソフト開発関連グループ会社1社、人材派遣関連グループ会社1社、その他6社)。

海外展開については、シンガポールに統括会社を設置し、各拠点(台湾、タイ、ベトナム、マレーシア、インドネシア)にて東南アジア市場にターゲットを絞った事業を行っています。

※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。

最終更新日:2024年1月1日

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