ボーナスが高い理由とは?気になる出世後の年収を紹介!東北電力が求める人材とは?
代表取締役会長の海輪 誠氏、代表取締役社長の原田 宏哉氏の年収は公開されていませんでしたが、その他の取締役の平均年収は約3200万円、監査役は約2000万円となっています。
大手電力会社の一つとしては、役員報酬がやや低めの金額であるという印象を受けます。
業績の回復が、今後どのように影響するかにも注目が集まります。
東北電力の競合他社というと、東京電力ホールディングスや関西電力などが挙げられます。
最新の有価証券報告書によれば、東京電力ホールディングスの平均年収は約805.5万円、関西電力の平均年収は約791.6万円となっています。
東北電力の平均年収は約756.9万円と決して低くはないのですが、やはり主要都市に展開する東京電力や関西電力よりは低い年収であることが分かりました。
平均年収が高い理由には、業績の回復が大きく影響しています。
2011年の東日本大震災による原子力発電所の停止による供給電力の不足から、一時は業績が大きく落ち込みました。
しかし、東北電力の何年もの復旧活動により、業績も回復し安定。
ここ数年は売上高2兆円前後を推移していましたが、2019年3月期には2兆2443億円と過去5年間で最高の売上高を記録しました。
経常利益・純利益に関しては、なかなか安定しないものの、回復に向けて歩み始めていると言えるでしょう。
また、従業員の平均年齢43歳、勤続年数20.1年と安定していることも、年収を引き上げている要因の一つと考えられます。
東北電力は、電気・ガス業界に属する日本の大手企業です。
東北電力では、東北6県および新潟県に電気を届けており、供給エリアは日本最大です。
世界水準の高い技術力を駆使して東北電力が造り上げた新仙台火力発電所のコンバインドサイクル発電設備は、世界最高水準の熱効率60%、年間燃料費とCO2の排出量は約30%の削減に成功した世界トップレベルのプラントです。
用地部門では、送電線や鉄塔を建てるために必要な土地・諸権利の取得や管理を行っています。
ただ鉄塔や送電線を建てるだけでなく、景観保護・自然環境保護に関する配慮と対応もしっかり行われています。
電力システム部門では、質の良い電力を安定・安全に供給することを目的としており、電気を届けるための中間地点「変電設備」の運転・保守管理、電気が流れる「送電設備」を雷や雨などから守る維持管理、電力需給の計画・運用業務を担う「給電設備」の管理などを行っています。
配電部門では、電柱や電線などの身近な配電設備の建設・保守管理・運用を行っており、自然災害発生時などには夜間・休日を問わずに災害復旧に取り組むなど、私たちの生活を支えてくれています。
情報通信部門では、安定した電力を届けるため、電力設備の運転管理に欠かせない情報通信システムの構築を行っています。
最新のICT技術とマイクロ波無線通信・光ファイバ通信を組み合わせることにより、自然災害などに強い高速で大容量の通信サービスの提供を実現しました。
ネットワークサービス部門では、東北6県と新潟県で電気を利用する方の電気の新増設工事や太陽光発電の接続に関する申込みの受付を、一貫して請け負っておます。
また、メーターの検針作業や引越しなどの開通・利用停止など全ての手続きを行っているため、私たちの生活に必要不可欠な存在となっているのです。
東北電力の歴史についてご紹介します。
東北電力グループとは、東北電力が中心核となるグループ企業のことです。
所属企業には、ヘリコプターによる送電線の巡視・点検・物資の輸送を行う東北エアサービス、火力発電所から発生する石膏の有効活用を行う能代吉野石膏、名刺印刷・データ入力などのオフィスサポートを行う東北電力フレンドリー・パートナーズなどがあります。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2024年1月1日
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