気になる競合他社との違いは?高年収なのは何故か?大日本印刷が生き残る理由とは?
大日本印刷の平均年収は上昇傾向にあり、2024年は726.1万円となっています。この数値は業界内12位と高水準です。大日本印刷は従業員数10,757人の大手印刷会社。日常生活に欠かせない日用品やスマートフォン部材などを作っており、日本の「あたりまえ」を作ってきた企業です。取引先は3万社にも及ぶとされ、ここで働くことで多種多様な人脈や価値観を身につけられるでしょう。クリエイティブな仕事のためワークライフバランスをとるのがやや難しいですが、平均勤続年数は18.6年と長めになっており、意欲を持って働ける職場であることが伺えます。社員の平均年齢は42.2歳です。
目次
全ての目次を見る平均年収推移(大日本印刷と上場企業平均)
大日本印刷の平均年収推移は、上昇傾向です。前期比で見ると13.5万円増加しています。
上述のように、過去5年間の平均年収は709.6万円なので、上場企業と比べると高い水準になります。
大日本印刷の平均年収 | 年収 |
---|---|
2019年 | 726万円 |
2018年 | 712万円 |
2017年 | 707万円 |
2016年 | 706万円 |
2015年 | 697万円 |
大日本印刷の平均年収 | 上場企業の平均年収 | 全国の平均年収 |
---|---|---|
726.1万 | 612.5万 | 432.2万 |
大日本印刷の平均年収は、他の会社と比較すると高い傾向にあります。日本の上場企業の平均年収と比べると113.6万円高く、上場企業以外も含めた全国平均の年収と比較すると293.9万円高くなっています。(全国平均の年収は、国税庁が実施している『民間給与実態統計調査』の最新版の調査結果を参照しています。)
上場企業全体の年収ランキングで見ると、3737社中714位と高い順位となります。
大日本印刷の平均年収 | その他製品業界の平均年収 |
---|---|
726.1万 | 555.6万 |
大日本印刷が属するその他製品業界の上場企業の平均年収は555.6万円です。 そのため、大日本印刷の年収は業界平均と比べて170.5万円高く、業界内順位を見ると111社中12位と高い順位となります。
大日本印刷の平均年収 | 東京都の平均年収 |
---|---|
726.1万 | 647.2万 |
大日本印刷の所在地がある東京都の上場企業の平均年収は647.2万円です。 そのため、大日本印刷の年収はエリア平均と比べて78.9万円高く、エリア内順位を見ると1979社中488位と高い順位となります。
大日本印刷では6月と12月の年2回、ボーナスを支給しています。
ボーナスの平均支給額は約80万円〜270万円で、ピークは50歳代、男女の最大の差は50万円ほどとなっています。
現在の大日本印刷では、上級職(出世)になることで給与やボーナスの金額が格段に上がる仕組みだそうです。
しかし、このシステムでは平等さなどに欠けるため、体制を変えるべく動いている状況のようです。
職種別の年収を比較してみると、一般職の平均年収は約400万円〜730万円、技術職は約350万円〜740万円、総合職は約550万円〜1020万円となっています。
どの職種も年収に幅があるのは、「上級職になると年収が格段にアップする」というシステムが影響していると考えられます。
このシステムをしっかりと見直し改善することで、変化が生まれることでしょう。
ちなみに学歴別の初任給を比較してみると、大卒は月給216,000円、修士了は月給236,000円、高専本科卒は月給190,000円となっています。
出世をした後の年収の違いを比較してみると、係長の平均年収は約700万円〜810万円、課長は約700万円〜1100万円、部長は約1170万円〜1350万円となっています。
出世をすると格段に年収がアップするというのは、一目瞭然です。
この体制を変えるべきと動いているようですが、そう簡単なことではありません。
どちらにせよ、大日本印刷ではやはり出世を目指すべきでしょう。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2024年1月1日
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