オリンパスの他とは違う給与体制とは?実際の面接では何を訊かれる?気になる役員報酬も大公開!
オリンパスでは、現在新卒採用、 障がい者採用を行っており、同時にリエントリー制度(配偶者の転勤や介護、育児等やむを得ない理由で退職した方が退職5年以内ならば応募可能)を導入しています。
こちらでは新卒採用及び中途採用についてご紹介します。
現在、オリンパスホームページの採用情報より事務職、技術職ともに応募が可能となっており、2019年の採用実績は事務系44名、技術系183名でした(高卒採用は含まれていません)。
事務系職種としては国内営業、海外営業、貿易・物流、広報・宣伝、経理・財務、人事・総務の6種に分かれています。
事務職については、経済学科、商学科、法学科、社会学化、外国語学科等文系学科の方のみ募集となっており、応募自由となっています。
技術系職種に関しては、カスタマーサービス、サービス技術開発、生産技術開発、製品開発、ソフトウェアエンジニア、基盤技術開発、品質保証、知的財産、システムエンジニア、購買・調達、デザインの11種に分かれています。
ホームページ上では、自身の専攻とどの職種がベストマッチングか詳細に記載された表も掲載されているので、照らし合わせてみると良いかもしれません。
また、技術職については、機械学科、電気学科、情報学科、物理学科、経営工学科、数学科、包装設計科、化学科、生物学科、獣医科等の方を募集しており、学校推薦及び自由応募となっています。
2020年2月27日改定された最新の基本給情報によると、博士了であると290,000円、修士了であると251,000円、大卒または高専専攻科卒であると224,000円、高専本科卒であると190,000円となりそこに住宅手当や通勤手当(全額支給)等諸手当がつくため、入社当初よりなかなか高水準の年収が望めます。
選考方法は、エントリー→適性検査・書類選考→一次面接→最終面接となっています。
オリンパスでは中途採用の募集をほとんど行っていないため、転職は非常に難しいと言えます。
稀に募集をした際には非常に多くの方が応募されるため、必然的に倍率も非常に高くなります。
また、即戦力となる人物を求める傾向にあるため、自身のスキルを常に磨きつづけ、経験を積んでおくことが必要です。
オリンパスへの転職を望む方はこまめに公式ホームページを確認するようにしましょう。
オリンパスでは、「学ぶことや新しい経験に対してオープンであり、挑戦する人」「自ら考え主体的に動き最後までやり抜く人」「どのような環境においても、周囲を巻き込むリーダーシップで組織を動かす人」を求めていると公開されています。
オリンパスの存在意義を「世界の人々の健康と安心、心の豊かさの実現」とし、その実現のために「誠実、共感、長期的視点、俊敏、結束」を大切にしているとその経営理念にもあるように、主体的に仕事に取組み、他の社員も引っ張っていけるような人物を求めていると考えられます。
オリンパスでは、1日~2週間のインターンシップ制度も用意されています。
インターンシップの内容は技術系では製造技術や研究、事務系では医療現場でのソリューション営業についてグループワークとなっており、オリンパスの事業について理解を深めるためのとても良い機会となりますので、積極的に参加すると良いでしょう。
また面接では、製薬業界と医療機器業界の基本的な知識やその違いについての質問や、ホームページに掲載されている機器についての話も出てきたという口コミもあるため、業界研究をすること、ホームページやパンフレット、本等にしっかり目を通しておくことが大切です。
最終面接では、技術系社員の方に研究内容をプレゼンテーションする場面もあるため、事前にA4用紙2~3枚程の研究概要の作成が必要となります。
自身の研究について予め内容を整理し、ポイントを押さえるようにしましょう。
従業員数推移(オリンパスと上場企業平均)
オリンパス | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 7,024人 | 1,035人 |
2018年 | 6,926人 | 1,071人 |
2017年 | 6,283人 | 1,042人 |
2016年 | 6,492人 | 1,055人 |
2015年 | 2,790人 | 1,055人 |
オリンパスの従業員数は2019年で7,024人と、1年前と比べて98人の増加となりました。
全上場企業の平均従業員数が1,035人なので、それと比べて多い水準となります。
次にオリンパスと同じ精密機器業界内で従業員数を比較してみました。業界平均の従業員数が943人なので、それと比較しても多い規模の人数というのが分かります。
平均年齢推移(オリンパスと上場企業平均)
オリンパス | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 41.9歳 | 41歳 |
2018年 | 41.8歳 | 41歳 |
2017年 | 41.6歳 | 40歳 |
2016年 | 42.1歳 | 40歳 |
2015年 | 43.5歳 | 40歳 |
オリンパスの平均年齢は2019年で41.9歳と、上場企業の平均と比べると年齢が高い水準となっています。
平均年齢を同じ精密機器業界内で比較してみました。業界平均が42歳のため、業界内で見ても若い水準となります。
平均勤続年数推移(オリンパスと上場企業平均)
オリンパス | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年 | 14.1年 | 12年 |
2018年 | 14.1年 | 13年 |
2017年 | 15.7年 | 13年 |
2016年 | 13.4年 | 13年 |
2015年 | 16.3年 | 13年 |
オリンパスの平均勤続年数は2019年で14.1年と、上場企業の平均と比べると長い水準となっています。
平均勤続年数も同じ精密機器業界内で比較してみます。業界の平均勤続年数が13.2年のため、業界内で見ても長い水準となります。
オリンパスが、転職先・就職先として魅力的な会社かどうかを知るために、前期比の売上成長率や一人あたりの経常利益などを見ていきましょう。
※売上・従業員数は、各社の連結ではなく「単体」の数字を元に計算しています。
売上
売上成長率(前期比)
経常利益
売上 | 経常利益 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 3768.1億円 | 439.8億円 |
2018年3月期 | 3775.4億円 | 140.9億円 |
2017年3月期 | 3671.1億円 | 785.4億円 |
2016年3月期 | 4077.8億円 | 663.9億円 |
2015年3月期 | 885.3億円 | 395.3億円 |
まず、オリンパスと上場企業平均の「売上」と「成長率」を見ていきます。
2019年3月期の売上は、オリンパスが3768.1億円、上場企業平均が1120.3億円となっています。オリンパスの売上は平均と比べて高い水準となっており、売上の前期比成長率を見ると、オリンパスが0.2%の減少、上場企業平均が15.4%の増加となっているため、上場企業の中では成長率は平均以下な会社と言えます。
オリンパス | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 5365万円 | 1.1億 |
2018年3月期 | 5451万円 | 9064万 |
2017年3月期 | 5843万円 | 9022万 |
2016年3月期 | 6281万円 | 9416万 |
2015年3月期 | 3173万円 | 9870万 |
次に、オリンパスと上場企業平均の「従業員一人あたり売上」を見ていきます。
2019年3月期で見ると、オリンパスは5365万円、上場企業平均が1.1億円となっています。
オリンパス | 上場企業平均 | |
---|---|---|
2019年3月期 | 626万円 | 788万 |
2018年3月期 | 203万円 | 731万 |
2017年3月期 | 1250万円 | 741万 |
2016年3月期 | 1023万円 | 672万 |
2015年3月期 | 1417万円 | 689万 |
「従業員一人あたり経常利益」についても見てみましょう。2019年3月期では、オリンパスは626万円、上場企業平均が788万円となっています。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2024年1月1日
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