世界を舞台に活躍する大手自動車部品メーカー!次世代のニーズを見据えた取り組みとは?選考で気を付けるべき点は?
2019年度の有価証券報告書を確認しましたが、報酬が1億円を超える役員は存在しないとのことでした。
またその他の役員の報酬については、社内取締役12名に対して総額4憶5800万円で1人あたり3816万円、社内監査役2名に対して総額5400万円で1人あたり2700万円がそれぞれ支給されていました。
このことから、取締役社長の保田真成氏の報酬は3816万円以上1億円未満であると考えて良いでしょう。
現在は製品を開発する上で、「安全」「環境」「魅力・快適」の三つに重きを置き先進技術の研究開発を行うと共に、国内外に開発拠点を置くことでそれぞれの国や地域に適した製品の開発にも取り組んでいます。
既に製品の軽量化や乗車姿勢をサポートするシート等の開発を進めているため、今後もあらゆる製品を国内だけでなく世界に輩出していくと考えられます。
活躍の場が広がるにつれ、役員の報酬も徐々に上昇していくかもしれません。
テイ・エス テックの競合会社として、トヨタ紡織やタチエス等が挙げられます。
それぞれの年収を比較すると、テイ・エス テックは707万円、トヨタ紡織は711万円、タチエスは577万円と、現時点ではトヨタ紡織には約4万円程届きませんでしたが、大きな差はないことが分かります。
車・輸送用機器業界の平均年収630.9万円と比較しても約76.4万円高く、業界内でも高水準であると言えます。
近年では自動車業界の技術がどんどん進歩しており、それに伴いユーザーニーズも変化。
事業環境の変化に対応するため、人の動きを感知しシートをコントローラーとして活用できるシートシステムや、呼吸・心拍・運転姿勢等のセンシングシステムが搭載されたシートを開発する等、独自の技術を活かし次世代のニーズを捉えた製品を次々に手掛けています。
これらの製品は東京モーターショー等で既に出展されており、今後も認知度が高まるにつれどんどんニーズも伸びていくと考えられます。
将来的に新たな事業分野・収益源になると推測できるため、年収の伸びしろもまだまだあると言えます。
2017年から2019年にかけてのテイ・エス テックの売り上げ及び経常利益の推移を確認すると、売り上げは2017年で854.6億円、2018年で861.8億円、2019年で966.9億円でした。
また経常利益は、2017年で113.1億円、2018年で136.2億円、2019年で189.8億円と、直近3年間で売り上げは約112.3億円、経常利益は約76.7億円それぞれ上昇しました。
最近では新型コロナウイルスの影響を受け、工場の稼働停止・減産等を余儀なくされました。
しかしその分、グループ全体で一丸となって新規顧客の獲得等に向け積極的な営業を行うことはもちろん、次世代技術の開発や完全自動化を見据えたプロジェクトの推進等に取り組んできました。
どのような状況下でも顧客により良いサービスを提供しようという姿勢を貫いていることが業績に繋がり、社員の年収にも反映されていると考えられます。
テイ・エス テックグループは、サン化学工業、テイ・エス ロジスティクス、テック東栄、総和産業等の関連会社51社から構成されるグループです。
グループ企業では、ゴム製品・樹脂部品の製造、四輪車用シートフレームの製造、鋼線・鋼管・樹脂成形製品の製造、物流管理等の事業をそれぞれ手掛けています。
テイ・エス テックでは現在、新卒採用・キャリア採用がそれぞれ行われています。
各募集要項について詳しく見ていきましょう。
新卒採用では現在、技術系総合職・事務系総合職それぞれで以下の職種の募集を行っています。
過去の採用人数は、2018年で50名、2019年で54名、2020年で47名となっており、2021年には48名が入社予定です。
2022年3月までに大学院・大学・短大・高専・専門学校を卒業(見込み)の方が募集対象で、学部・学科は不問とされています。
文系に所属する方も技術系総合職に応募することが可能かどうかが定かではないので、念のため確認しておいても良いかもしれません。
また、留学生や海外の大学に通う方はもちろん、既卒の方も特に職歴がなければ応募可能であるため、興味のある方はぜひ応募するようにしましょう。
選考は、エントリー→会社説明会→書類選考→グループディスカッション→WEB適性検査→一次面接→最終面接の順で進みます。
グループディスカッション・一次面接は全てオンライン上で実施され、最終面接も場合によってはオンラインにて行われるとのことです。
過去に選考を受けた方の口コミを確認すると、グループディスカッションではこれまでに以下のようなテーマが出題されていました。
質問内容はグループごとに異なり、グループディスカッションの後にはそのまま集団面接が実施されたとのことです。
グループディスカッションを進める上での基本的なことをきちんと押さえ、自分の意見を積極的に述べるだけでなく、他の受験者の意見もしっかり聞くよう心がけましょう。
キャリア採用では現在、以下の職種の募集が行われています。
シート設計職では製品設計・3D-CADの実務経験及び普通自動車運転免許が、データサイエンティスト/データエンジニアでは機械学習・パターン認識技術の知識及びプログラミングの業務経験等が、自動車シートのセンシング技術開発職では医療機器・ヘルスケア機器の製品開発・設計経験がそれぞれ求められます。
キャリア採用の質問欄を確認すると、「早期戦力としてのご活躍を期待しています。これまでも業務を通じてどのようなご経験をされ、そのご経験を弊社内でどのように発揮していただけるかが、ポイントになります。」とありました。
これまでに培ってきた自身の知識や経験等を選考を通してしっかりアピールし、入社後はどのように活躍することができるか、どう貢献できるかを伝えるようにしましょう。
採用は、各募集要項最下部「エントリー」から応募フォームを記入することで応募できます。
応募フォームでは基本情報をはじめ、これまでの職務経歴・語学能力・転職理由等を記入する欄が設けられています。
予め下書きをして内容を練っておくことはもちろん、時間に余裕を持って応募するよう心がけましょう。
エントリー後は、書類選考→一次面接→WEB適性検査→最終面接の順で選考が進みます。
面接は原則平日に行われるとのことなので、スケジュール調整をきちんと行いましょう。
求める人材像についてのページを見ると、テイ・エス テックでは「仕事の中で課題や困難にぶつかったとしてもその目標に向かって前向きに努力し続けられる人材」を求めているとしており、以下の三つの素質も求めるとのことです。
テイ・エス テックは入社直後から責任ある仕事を任される会社。責任ある仕事を通して成長してほしいという想いがあるため、与えられた業務を着実に遂行するだけでなく、自分で考えて適切に判断し、行動できる人材を求めています。
会社が成長し続けるためには、柔軟な発想力でお客様のニーズに応えていく必要があります。夢をもつ人は、夢を実現するために目標を掲げて行動します。夢をもってそれを叶えようと前向きに努力する人は信頼できますし、「何かやってくれるのでは」と期待感も膨らみます。
世界中のお客さまの期待を超える製品づくりを目指すためには、既成概念や従来の枠組みにとらわれない考えが必要です。そのため、どんなことにも好奇心を持ち、新しいことに果敢にチャレンジできる人材を求めています。
リクナビには以下のようにも記載されていました。
また、運営方針として以下の四つも大切にされています。
これらのことからテイ・エス テックでは、思考力・行動力・挑戦心・忍耐力・コミュニケーション能力・協調性等を持ち、新しい価値を生み出すため一生懸命力を尽くすことのできる人材を求めていると考えられます。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2024年1月1日
合わせてチェックされてる年収ランキング
同じエリア(埼玉)の年収ランキング上位企業
同じ業界・業種(車・輸送用機器)の年収ランキング上位企業
表示準備中