良い業績を維持できる秘訣は?面接を重視する理由とは?気になる出世後の年収を公開!
取締役会長の中島 康輔氏、代表取締役社長の大野 雅生氏等の年収は公開されていませんでしたが、その他の取締役の平均年収は約3200万円、監査役は約2300万円となっています。
他の企業と比較すると、役員等の年収はやや低めという印象を受けます。
ただし、従業員の平均年収を鑑みれば、妥当な金額設定と言えるでしょう。
KYBの競合他社と言えば、フタバ産業や日本精機などが挙げられます。
最新の有価証券報告書によると、フタバ産業の平均年収は約612.4万円、日本精機の平均年収は約572.4万円となっています。
KYBの平均年収は約672.6万円ですので、同企業の中では平均的な年収より少し高めと言えるでしょう。
車や輸送機だけでなく、スポーツや舞台装置などの分野で幅広く活動することで、平均年収が高くなっていると考えられます。
平均年収の高さには、売上高の高さが影響しています。
中でもコンクリートミキサー車は国内シェアの約80%、「ショックアブソーバ」は世界トップシェアを誇っていることから、2015年の3700億円から2019年には4120億円にまで売上高を増加させています。
2018年に免震・制振用オイルダンパーの不適切行為が発覚し、安定しない部分もありましたが、再建に向けて順調に歩みを進めています。
また、再建の中でも従業員の勤続年数が16年と高いことが、平均年収を釣り上げる要因となっているようです。
KYBは車・輸送用機器業界で活躍する企業です。
主な事業は、四輪車用・二輪車用・鉄道車両用などの油圧緩衝機器、建設機械・産業車両用・航空機用の油圧機器の製造を行っています。
自動車は家族のドライブシーンや過酷なモタースポーツなど、人々を満足させる走りのために車体の振動を吸収する「ショックアブソーバ」は世界トップシェアを誇ります。
また、舞台やコンサートホールで使用される音響反射板、照明器具・スピーカーを舞台上に釣り上げる吊物機構、オーケストラピット、前舞台など特殊床機構を設計・製作。他には鉱物資源探査に活躍する船尾大型クレーン、コンクリートミキサ車、フォークリフトやショベルカーなどに使用されるポンプなど、幅広い分野でKYBの秘術が活かされています。
その他にはスポーツ・福祉事業として、油圧機などの製造技術を活かし、障がい者スポーツの現場で活躍するチェアスキー用ショックアブソーバ、リアルスポーツダンパ SpecTRなどを製造しています。
2018年平晶大会の日本障がい者スキー連盟アルペンスキーナショナルチームのオフィシャルスポンサーになるなど、強力な支援活動を行うことで社会貢献にも注力。
ゆくゆくはチェアスキーで培ったノウハウを応用し、製品を開発することを目標としています。
また、車椅子などの昇降を助ける「車高降下システム」を提供することで、福祉の現場でも役立っています。
KYBの歴史についてご紹介します。
KYBグループとは、KYBが中心核となるグループ企業のことです。
所属する企業には、免制震事業や建設機械事業、環境・産機事業などを行うカヤバシステムマシナリー、油圧機器製造や自動車部品加工を行う株式会社タカコ、車載コントローラ・制御ユニットなどを製造するKYBトロンデュールなどがあります。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2024年1月1日
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