気になるボーナス額は?面接では何を訊かれる?役員の報酬も大公開!
残念ながら、役員の最新の年収は明らかではありませんでした。
2018年時点でのそれぞれの年収は、代表取締役会長の堀場厚氏は3億100万円、代表取締役副会長の齊藤壽一氏は1億4700万円、代表取締役社長の足立正之氏は1億3100万円です。
社内取締役5名に対しては総額6億8600万円で、1人あたり1億3720万円でした。
社内監査役1名に対しては1200万円支給されています。
社内取締役の1人あたりの年収は、代表取締役社長の足立正之氏の年収よりも約620万円高いことが分かりました。
業績が今後も継続的に伸びていくと予想できるため、役員や社員にしっかり還元されることに期待します。
堀場製作所の競合他社として、島津製作所や横河電機が挙げられるでしょう。
それぞれの平均年収を比較してみると、堀場製作所は657万円、島津製作所は821万円、横河電機は863万円でした。
電気機器業界内の平均年収が664.7万円であることや、上記2社の平均年収と比較すると、堀場製作所の平均年収はやや低いと言えるでしょう。
堀場製作所は国内外でのシェアが高い製品を多数保有しており、多方面からのニーズも高いことが理由として挙げられるでしょう。
売上は2017年では628.7億円、2018年では637億円、2019年では640.3億円と順調に伸ばしており、営業利益は209億円にも及びます。
今後も国内外初となる製品を世に輩出することで、更に平均年収が伸びていくことが予想できます。
堀場製作所は、自動車計測システム機器分野を中心に様々な事業を展開しています。
自動車計測システム機器分野ではエンジン排ガス測定装置、ブレーキ・触媒等の自動車開発用計測装置等を開発。
2015年に英国MIRA社を買収したことにより、車両開発や車両性能試験等も手掛けられるようになりました。
エンジン排ガス測定装置は世界シェア80%を突破しており、世界中の自動車メーカーや機関からの需要は右肩上がりです。
現在では顧客ニーズに応えるため、自動運転技術や次世代モビリティの開発等も行っています。
堀場製作所では、上記の他にも環境・プロセスシステム機器、医用システム機器、半導体システム機器、科学システム機器の分野で活動しています。
大気や水質、土壌の成分を調べるための分析・計測機器を取り扱います。
煙道排ガス分析装置は国内シェア50%に到達。
重化学産業や半導体産業、化粧品・食品分野等様々な場面で利用され、私たちの暮らしの安全を守るため活躍しています。
血液検査機器や検査試薬を中心に様々な製品を開発・製造しています。
国内シェア100%を誇る自動血球計数CRP測定装置は、血液中の血球数をその場で検査することが可能です。
その他にも、検査センターや中小規模の病院等で使用される中/小型血球計数装置も有名です。
半導体等の製造過程に必要となるマスフローコントローラーが主軸となっており、世界シェアは60%にも及びます。
太陽電池やLED等の製造過程で使用される異物検査装置やガス測定装置の製造も行っていて、半導体産業の根底となる部分を支えていると言えます。
X線を利用した元素分析や赤外線を使ったガス分析等、他分野で活躍できる分析装置を取り扱います。
分光技術を用いたラマン分光分析装置は現在世界シェア30%となっており、研究開発だけでなく異物検査、犯罪捜査等多方面で活用されています。
ここで、堀場製作所の歴史を見ていきましょう。
1945 堀場無線研究所を創設
1959 日立製作所と業務・技術を提携
1964 自動車排ガス測定器「MEXA」ができる
1970 オルソン・ラボラトリーズ社との合併会社「オルソン・ホリバ」をアメリカに設立
海外への事業展開が始まる
1971 大阪証券取引所、京都証券取引所に上場
1982 東京、大阪両証券取引所第一部に上場
1987 平面センサのカード型pHメータ「カーディ」を世界で初めて開発
1992 代表取締役に堀場厚氏が就任
1993 コードレスpHメータを世界で初めて発売
分析機器専門メーカーとしてISO 9001認証を国内で初めて取得
1998 血球&炎症測定器「LC-270 CRP」を世界で初めて発表
2001 MEMS技術で血液分析用の平面状センサを世界で初めて開発
国内初となる半導体・液晶プロセス専用ガスモニター「FG-100シリーズ」を開発
2002 世界初となる2次元放射温度計「アイスクエア(ii-1064)」を発売
車載型排ガス計測システムを世界で初めて開発
2007 堀場厚氏が日本分析機器工業会会長に就任
2013 日本で初めて動物専用血糖値測定器を発売
国内初となる高機能フィルムの成膜装置向けプラズマ発光制御装置を開発
2015 世界最小・最軽量の血球+CRPの同時測定装置を発売
HORIBAグループは、堀場製作所を中核とし現在世界に40以上拠点を保有。
国内には堀場製作所をはじめ、堀場エステック、堀場アドバンスドテクノ、堀場テクノサービス、びわこ工場、阿蘇工場、東京セールスオフィス、朽木研修所があります。
それぞれが半導体や分析、計測等に関して高い技術を持ち、研究開発や改善を担っています。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2024年1月1日
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