新卒入社者の3年後離職率0%!海外でも高いシェアを誇る老舗企業!気になる報酬の高さの理由とは?
2019年度の有価証券報告書を確認しましたが、報酬が1億円を超える役員は存在しませんでした。
また社内取締役6名に対して総額2億2200万円で1人あたり3700万円、社内監査役2名に対して総額2300万円で1人あたり1150万円がそれぞれ支払われていました。
業績が鰻上りであるだけでなく、海外売上比率66%と海外でも活躍していることから、今後の役員の報酬にも期待できると言えます。
アンリツの競合会社として、堀場製作所や日本電子が挙げられます。
それぞれの年収を見ると、アンリツは766万円、堀場製作所は657万円、日本電子は751万円となっています。
競合会社よりも年収が高いだけでなく、電気機器業界の平均年収664.7万円と比較しても約101.1万円も高いことから、水準の高さが窺えます。
近年製品の需要も益々高まっているため、今後も年収は上昇し続けると予想できます。
アンリツの売り上げ及び経常利益の推移を見ると、売り上げは2017年で403.3億円、2018年で387.1億円、2019年で468.7億円でした。
また経常利益は2017年で10.5億円、2018年で37.7億円、2019年で81.5億円となっていました。
直近3年間で売り上げは約65.4億円、経常利益は約71億円それぞれ上昇しており、業績は右肩上がりであると言えます。
業績が好調であるため、平均年収もそれに伴い高くなっていると考えて良いでしょう。
アンリツでは主に計測事業、プロダクツ・クオリティ・アシュアランス事業の二つを展開しています。
それぞれの事業内容を確認しておきましょう。
2019年度にはモバイル市場にて携帯端末等の開発需要が増加。
今後も両事業で引き続き新製品の開発等に努めると共に、更なるグローバル展開を目指します。
アンリツではその他の事業として情報通信事業及びセンシング&デバイス事業を行っており、それぞれの事業で以下の製品やサービスを展開しています。
製品やサービスは通信事業者・金融機関・電気機器メーカー・通信装置メーカー等で広く活用されています。
今後も顧客のニーズに対応した製品やサービスを手掛けることで、顧客の事業をサポートしていくと期待できます。
ここで、アンリツのこれまでの歴史を見ていきましょう。
1895 合資会社石杉社が設立される
1900 安中電機製作所が設立される
1908 共立電機電線が設立される
1931 共立電機・安中電機が合併し安立電気が設立される
1968 東京証券取引所市場第一部に上場する
1985 社名をアンリツに変更する
1995 創業100周年を迎える
2001 世界初となる「43GHz 4-Ch超高速誤り率測定器」を開発する
2015 創業120周年を迎える
アンリツグループは、アンリツインフィビス、アンリツカスタマーサービス、アンリツデバイス、アンリツネットワークス等の子会社45社・関連会社1社が所属するグループです。
グループ企業ではネットワーク機器・監視応用システム等の設計・製造販売、光デバイス・電子デバイスの製造、計測システムの修理等の事業に携わっています。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2024年1月1日
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