グローバルに活躍する電気機器メーカー!今後の事業の展望は?選考の際に注意するべきこととは?
2020年の有価証券報告書を確認しましたが、報酬が1億円を超える役員は存在しないとのことでした。
またその他の役員の報酬については、社内取締役7名に対して総額2億4300万円で1人あたり3471万円、社内監査役2名に対して総額4100万円で1人あたり2050万円がそれぞれ支給されていました。
このことから、代表取締役社長の髙橋広氏の報酬は3471万円以上1億円未満であると推測できます。
近年では「独自性のある技術、人と組織のパフォーマンスで成長し、社会のイノベーションに貢献する高収益企業の実現」を目指す姿として掲げており、実現するために現在は次世代ニーズに応えることのできる製品の開発等に注力。
特に近い将来次世代車や先進運転支援システム等の需要が拡大すると考えられているため、今後これらの製品を拡充していく可能性があると言えます。
業績によってはいずれ役員の報酬も1億円を超えると期待できます。
サンケン電気の競合会社として、新電元工業やオリジンが挙げられます。
それぞれの年収を見てみるとサンケン電気は683万円、新電元工業は796万円、オリジンは649万円と、現時点では新電元工業には及びませんでした。
しかし「サンケンレポート2020」によるとサンケン電気は現時点で自動車向け磁気センサーでの世界シェアトップクラスを誇っており、海外売上高比率は60%以上と世界で活躍していることが分かります。
現在は成長しつつある新興国に向けた汎用品の開発等にも取り組んでいるため、今後事業のグローバル展開が益々進むと考えられます。
平均年収を少しずつ伸ばし、競合会社との差も徐々に縮めていくでしょう。
2017年から2019年にかけてのサンケン電気の売り上げの推移を確認すると、2017年で1028.2億円、2018年で1109.1億円、2019年で1102.9億円でした。
2019年に若干下降していますが、直近3年間で約74.7億円上昇しており業績は順調であると言えます。
最近では新型コロナウイルスの影響を大きく受けていましたが、少しずつ市場状況が回復するにつれIPM製品・自動車向け製品・通信基地局用電源製品等の売り上げが増加したこと等が業績を支えたと推測できます。
市場の動向や顧客のニーズをきちんと見定め慎重に事業活動を推進してきたことにより一定の利益を得ることができ、社員にも還元できていると言えます。
今後収益構造の変革や製品の開発にもより一層力を入れて取り組んでいく予定であるため、平均年収は更に伸びていくと見込めます。
サンケン電気グループは、石川サンケン、山形サンケン、鹿島サンケン、福島サンケン、サンケンビジネスサービス等の子会社36社から成り立つグループです。
国内だけでなく中国・台湾・イギリス・アメリカ等にも子会社を保有しており、グループ企業では半導体デバイス製品の開発・製造販売等を中心に行いサンケン電気の事業をサポートしています。
サンケン電気では現在、新卒採用を中心に採用活動を行っています。
募集要項を詳しく確認していきましょう。
新卒採用では現在、技術職・事務職の募集を行っています。
入社後はそれぞれ以下の職種に配属される予定です。
技術職
事務職
各職種の業務内容は新卒採用ページの「職種紹介」の項目にて簡単に説明されています。
「社員インタビュー」の項目でも社員の方が現在担当している主な業務の内容や一日のスケジュール等を知ることができるので、併せて確認しておきましょう。
特に一日のスケジュールは写真と一緒に業務の様子が紹介されているので、写真を通してサンケン電気で実際に働くイメージをより具体的に持てるでしょう。
また、入社後は年2回行われる上司との面談にて今後の自身のキャリアについて話すことができます。
職種についてもその際に相談することが可能であるため、今後挑戦したいことや興味のある職種がある場合その旨を伝えると良いかもしれません。
自身のキャリアプランについて節目節目できちんと考えるようにしましょう。
選考は、WEB会社説明会→書類選考→適性検査→一次面接→最終面接の順で行われます。
過去に適性検査を受けた方の口コミによると、適性検査ではSPIテスト・時事・英語等の問題が約15問~35問出題されたとのこと。
早い内から就職活動に向けて準備を進め、万全の状態で適性検査にも臨めるようにしておきましょう。
公式ホームページを確認しましたが、残念ながら現在サンケン電気では中途採用の募集は行われていませんでした。
過去の情報を含め転職サイトでもほとんど求人情報が見当たらなかったことから、現時点でのサンケン電気への転職は難しいと言えます。
しかし新卒採用情報を参考にすると、今後必要に応じて技術職・事務職のいずれかの職種で募集が行われると考えられます。
希望する職種の中途採用情報がないかこまめに公式ホームページ・転職サイトをチェックし、現職で自身の経験・スキルを磨いておきましょう。
また公式ホームページから応募した場合、応募後は書類選考→面接(1回~2回)・適性検査の順で選考が進みます。
入社後の待遇等と併せて中途採用ページを確認しておきましょう。
サンケン電気が求める人材像として、採用メッセージには以下のように記載されていました。
これらのことからサンケン電気では、選考を通して自律性・行動力・積極性・創造性等があるかどうか、広い視野を持って物事を分析することができるか
等を見ていると考えられます。
選考の際には「これまでにどのような目標や夢を持ち、達成に向けどう行動してきたか」「よりパフォーマンスを上げて何かに取り組むために意識していることは何か」「海外勤務についてどのように考えているか、また現在の外国語運用能力について」等の話にも触れ、自身の価値観や強みをアピールすると良いかもしれません。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2024年1月1日
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