海外売上高比率53%!押ボタンスイッチのシェアは国内トップクラス!?就活の鍵となる三つのキーワードとは!?
2019年度の有価証券報告書を確認すると、代表取締役会長兼社長の舩木俊之氏の報酬は1億2100万円でした。
また、社内取締役3名に対して総額2億100万円で1人あたり6700万円、社内監査役1名に対して3200万円が支給されていました。
手掛ける製品の数も多く、新たな事業も開拓していることから、今後役員の報酬も上昇していくと予想できます。
競合の年収を見てみると、オムロンは822万円、富士電機は765万円でした。
IDECは663万円なので現段階では競合には及ばなかったものの、業績も順調であるため、今後競合を超す年収となる可能性は充分にあるでしょう。
IDECの売り上げ及び経常利益を確認して見ると、売り上げは2017年では260.8億円、2018年では305.0億円、2019年では313.2億円でした。
また、経常利益は2017年では29.6億円、2018年では47.3億円、2019年では35.9億円となっています。
経常利益が2019年にやや下降してしまったものの、2017年から2019年にかけて約6.3億円も上昇していることが分かります。
売り上げ・経常利益共に順調であり、そのため社員の年収も高いと推測できます。
IDECでは、HMIソリューション・盤内機器ソリューション・オートメーションソリューション・安全、防爆ソリューションを主に提供しています。
それぞれのソリューションでは以下の製品を手掛けます。
HMIソリューション:制御用操作スイッチ・表示灯、非常停止用押ボタンスイッチ、ワンボードパネル、ジョイスティック等
盤内機器ソリューション:制御用リレー、端子台、スイッチング電源、サーキットプロテクタ、産業用LED照明等
オートメーションソリューション:プログラマブルコントローラ、プログラマブル表示器、自動認識機器、センサ、ティーチングペンダント等
安全・防爆ソリューション:安全スイッチ、イネーブルスイッチ、セーフティレーザスキャナ、セーフティコントローラ等
各製品は自動車・工作機械・半導体・食品機械・ロボット等あらゆる業界で活用されています。
「安全制御と生産効率」をモットーにしており、今後も様々な製品を輩出していくと期待できます。
IDECは、上記の他にも新規事業としてメガソーラー事業、次世代農業ソリューション等も手掛けています。
メガソーラー事業では、発電所の用地取得からシステム設計・施工・保守・メンテナンス等総合的に顧客をサポート。
省エネ・創エネ・畜エネを実現するエネルギーマネジメントの提案も積極的に行っています。
また、次世代農業ソリューションでは太陽光併用型のソリューションの提供を行います。
光合成・根圏環境の管理を同時に行う「総合管理」により効率的に農業ができるだけでなく、販売先サポートや栽培ノウハウの提供等総合的にサービスを展開しています。
ここで、IDECの歴史を簡単に振り返っていきましょう。
1945 和泉商会が創業される
1947 和泉電気が設立される
1958 工業用操作スイッチ・表示灯・端子台等の製造販売を始める
1982 大阪証券取引市場第二部に上場する、商標をIDECとする
1989 東京証券取引所市場第二部に上場する
1990 東京証券取引所、大阪証券取引所市場のそれぞれ第一部に上場する
IDECグループは、IDECシステムズ&コントロールズ、IDECロジスティクスサービス、IDECファクトリーソリューションズ等が属しています。
国内だけでなくアメリカやオーストラリア、フランス、シンガポール等にもグループ企業を持ちます。
グループ企業では主にエネルギーマネジメントソリューションの提供、制御機器・ハーネス製品の設計・製造、運送事業、物流倉庫管理事業等を行います。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2024年1月1日
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