年収が上がり続ける理由とは?福利厚生の充実と労働組合の強さが影響していた!?
代表取締役会長の津田 純嗣氏の年収は約1億4100万円、代表取締役社長小笠原 浩氏の年収は約1億4200万円、その他の取締役の平均年収は約1億200万円、監査役は約2100万円となっています。
会長や社長を除く取締役の年収も、1億円を超えるという高い報酬であることが分かりました。
取締役は全部で6名と、他の企業と比べても人数の少ないことも、平均報酬を引き上げている要因となっているでしょう。
安川電機の競合他社と言えば、横河電機や富士電機などが挙げられます。
最新の有価証券報告書によると、横河電機の平均年収は約863万円、富士電機の平均年収は約750.5万円となっています。
安川電機の平均年収は約861.1万円ですので、電気機器業界の中でも高い年収であることが分かります。
また、近年の業績や売上高の好調さから見ても、今後更に他社との平均年収に差が生まれるかもしれません。
平均年収が高い理由には、様々な製品が世界トップシェアを誇り、収益性の高い事業を多く抱えていることが大きく影響しています。
指示した位置や速度をすばやく追従させるACサーボドライブ、業界初の2,000万台を達成したインバータ、産業用ロボットが世界トップシェアを誇り、市場を牽引してきました。
世界トップシェアを誇る3つの製品は、売上高全体の80%を占め、更に利益率も10%を超えます。
これら主要製品の利益率の良さが業績に表れ、平均年収の高さにも影響していると言って間違いないでしょう。
安川電機は、電気機器業界で活躍する大手企業です。
様々な工場の設備や自動機械に使用され、指示した位置や速度に追従させる制御装置「サーボモータ」、電源周波数の変更によりモータの回転数を制御し、工場の生産性を飛躍的にアップさせる装置「インバータ」を製造。
どちらも世界トップシェアを誇ります。
1977年の日本初の全電気式産業用ロボット「モートマン」発売以来、世界の産業用ロボットの市場支え続け、今では世界トップシェアを誇ります。
2014年に累計出荷台数30万台を突破し、組み立て・塗装、液晶・有機ELディスプレイ・半導体製造などの幅広い分野で活躍。
近年では、ロボット適用領域の拡大を目指すため、食品・医薬品・化粧品などの産品市場やバイオメディカル市場への取り組みを強化し、新たな活躍の場・可能性を広げています。
鉄鋼用大型プラント設備・産業用システム電機品の開発・設計・生産・水処理プラント用設備、道路・鉄道の輸送インフラ整備・公共用電気設備など、様々な分野にて高度な技術と高品質な製品を長年提供し続けています。
また、環境・エネルギー事業として、大型風力発電関連の発電機やコンバータ、太陽光発電用パワーコンディショナの開発と製造を行っており、環境に優しく、より私たちが快適で豊かに暮らせるよう、町づくりや社会貢献に注力しています。
その他には、軽自動車に最適な小型EV用モータドライブシステムの開発に成功しました。
CO2削減や石油供給への不安などが問題となっている今、モータドライブ技術を生かし、需要の高まる電気自動車(EV)やハイブリッド電気自動車(HEV)などの発電機や電気駆動システムの事業化に取り組んでいます。
また、物流サービス事業では、国内物流から国際物流までの総合物流サービスを展開。
多機能物流センターにて保管・流通加工・梱包・配送・輸出入に到るまでのワンストップサービス、環境に配慮した材質の使用・国際規格に合致した梱包など、高い技術による梱包サービスなどの提供も行っています。
安川電機の歴史についてご紹介します。
安川電機グループとは、安川電機が中心核となるグループ企業のことです。
所属企業には、広告・宣伝の企画、実施を行う安川オビアス株式会、野菜生産システム用装置の生産・販売などを行う株式会社FAMS、物品の販売を行う株式会社ドーエイなどがあります。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2024年1月1日
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