年収が上がり続ける理由とは?福利厚生の充実と労働組合の強さが影響していた!?
安川電機の平均年収は2024年で861.2万円でした。電気機器業界内順位は16位、全体での順位は230位です。福岡に本社を置き、産業用ロボットなど日本の成長戦略を担っている、従業員数2,817人の大手企業です。教育制度は配属後のギャップを少なくするために高いレベルが設定される充実ぶり。勤務時間を自分で管理することができるフレキシブルな働き方や、上司との距離が近いなど、風通しの良い環境であると言えます。勤続年数は18.5年と、高い定着率にも納得です。
目次
全ての目次を見る平均年収推移(安川電機と上場企業平均)
安川電機の平均年収推移は、上昇傾向です。前期比で見ると69.0万円増加しています。
上述のように、過去5年間の平均年収は815.2万円なので、上場企業と比べると高い水準になります。
安川電機の平均年収 | 年収 |
---|---|
2019年 | 861万円 |
2018年 | 792万円 |
2017年 | 822万円 |
2016年 | 823万円 |
2015年 | 778万円 |
安川電機の平均年収 | 上場企業の平均年収 | 全国の平均年収 |
---|---|---|
861.2万 | 612.5万 | 432.2万 |
安川電機の平均年収は、他の会社と比較すると高い傾向にあります。日本の上場企業の平均年収と比べると248.7万円高く、上場企業以外も含めた全国平均の年収と比較すると429.0万円高くなっています。(全国平均の年収は、国税庁が実施している『民間給与実態統計調査』の最新版の調査結果を参照しています。)
上場企業全体の年収ランキングで見ると、3737社中230位と高い順位となります。
安川電機の平均年収 | 電気機器業界の平均年収 |
---|---|
861.2万 | 664.7万 |
安川電機が属する電気機器業界の上場企業の平均年収は664.7万円です。 そのため、安川電機の年収は業界平均と比べて196.5万円高く、業界内順位を見ると244社中16位と高い順位となります。
安川電機の平均年収 | 福岡県の平均年収 |
---|---|
861.2万 | 551.5万 |
安川電機の所在地がある福岡県の上場企業の平均年収は551.5万円です。 そのため、安川電機の年収はエリア平均と比べて309.7万円高く、エリア内順位を見ると83社中3位と高い順位となります。
安川電機では6月と12月の年2回、ボーナスが支給されています。
平均支給額は約105万円〜290万円、男女間の差は最大で約60万円、ピークは50歳代で迎えます。
2018年度の実績は約6ヶ月分のボーナスが支給されており、平均年収の増加にも影響しています。
また、労働組合の力が強く、最低でも年間4ヶ月分は保障されているため、安定した収入を得ることができています。
職種別の年収を比較すると、一般職の平均年収は約470万円〜837万円、技術職は約540万円〜820万円、総合職は約600万円〜1170万円となっています。
一般職と技術職においては平均年収を上回る年収を得ることは難しいようです。
業績が好調であること、更に個人評価を上げられれば、ボーナス額によって平均年収を上回ることは可能かも知れません。
ちなみに、学歴別の初任給は2019年の実績によると、博士了260,500円、修士了236,500円、大学卒212,500円、高専卒187,500円となっており、他の企業と比較しても一般的な金額設定であると言えます。
出世後の年収を比較すると、係長の平均年収は約860万円〜1000万円、課長は約1000万円〜1270万円、部長は約1200万円〜1590万円となっています。
安川電機の労働組合は非常に強い力を持っているため、良く言えば何もしなくとも給与は上がり続けます。
しかし、悪く言えば仕事ができるかどうかは関係なく、年齢や勤続年数に応じて給与は上がり続けるため、若手の負担が大きくなると懸念されています。
今後は正しい評価制度を取り入れるなど、システムの改善による変化が期待されます。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2024年1月1日
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