高年収の理由とは?ボーナスは国内トップクラス!?求められるのは成績よりも行動!
代表取締役会長の貝沼由久氏の年収は約2億2200万円、その他の取締役の平均年収は約6800万円、監査役は約1700万円となっています。
会長の年収は2億円と高報酬ですが、取締役や監査役の年収は他の企業と比較しても高い印象を受けません。
その分従業員へのボーナスとして還元されているとすれば、従業員のモチベーション維持には非常に大きく貢献していると言えます。
ミネベアミツミの競合他社というと、日本電産や日本精工などが挙げられます。
最新の有価証券報告書によれば、日本電産の平均年収は約660.9万円、日本精工の平均年収は約775.5万円となっています。
ミネベアミツミの平均年収は約725.8万円ですので、日本精工よりも低いですが、日本電産よりも高い年収であることが分かりました。
平均年収が高い理由には、ボーナスの支給金額の大きさが影響しています。
ボーナスは業績連動型を採用しており、2019年度には支給月数が7.2ヶ月と国内トップクラスを誇っています。
ここからも分かるように、日本基準の業績も右肩上がりに増加しており、2015年の売上高5006億円から2019年には8791億円と175%増の急成長を遂げています。
売上高だけに留まらず、経常利益も2015年601億円から2019年780億円の129%増、純利益は2015年の398億円から2019年593億円の148%増となっています。
この驚異的な業績の上昇により、ボーナスの支給月数が上がり、平均年収の引き上げに繋がっているのです。
ミネベアミツミは、電気機器業界に属する日本の大手企業です。
ミニチュア・小径ボールベアリング、HDD向け軸受部品、スマートフォン向けリチウムイオン電池用保護ICなど、世界トップシェアを誇る製品を製造しています。
他にも、カーナビ用GPSアンテナ、スマホ用カメラアクチュエーターなども世界シェアが高く、生活に身近な家電製品や自動車、医療、航空宇宙向けの製品まで幅広く使用されています。
中でもミニチュア・小径ボールベアリングは一般的に見ることがない製品ですが、釣り具やミニ四駆などのアップグレード・補修部品として人気が高く、2009年1月には世界最小の外径1.5mmボールベアリングを発売しています。
このように、ミネベアミツミは高い技術力を活かし、世界最小・世界最薄の製品を作ることを得意としており、直径3.3mmのステッピングモーター、名刺と同じ厚さの液晶用LEDバックライト用導光板は、薄型スマートフォンなどに使用されるなど、日本の高い技術力で世界に貢献しています。
新たな戦略分野として、IoT事業への取り組みにも注力しています。
超精密加工技術を用いたレンズ、ステッピングモーター、Bluetoothなどを組み合わせた新しい光を演出するスマートLED照明「SALIOT」は、美術館やホテル、デパートなどの商業施設にも導入されています。
また、ベッドに寝ている人のバイタル情報を収集・解析し、介護・医療業務の軽減に貢献する「ベッドセンサーシステム」や、防犯カメラやセンサーの情報を、クラウド上でモニタリングできる高効率LED道路灯「スマートシティソリューション」など、私たちの生活を便利でより安全にする製品を生み出し続けています。
ミネベアミツミの歴史についてご紹介します。
ミツミグループとは、ミネベアミツミが中心核となるグループ企業のことです。
所属企業には、自動車用部品の製造・販売を行うユーシン、宇宙開発関係、人工衛星搭載用機器の製造を手がけるミネベアプレシジョンなどをはじめ、アメリカ・イタリア・韓国など世界各国に存在します。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2024年1月1日
合わせてチェックされてる年収ランキング
同じエリア(東京)の年収ランキング上位企業
同じ業界・業種(電気機器)の年収ランキング上位企業
表示準備中