ブラザー工業の年収【2024年最新版】(2ページ目)

海外売上81.8%!グローバルに活躍する電気機器メーカー!競合他社とも徹底的に比較!


ブラザー工業の社長や役員の年収

2018年の有価証券報告書では、残念ながら代表取締役会長の小池利和氏や代表取締役社長の佐々木一郎氏の報酬は明らかではありませんでした。

その他の役員に関しては、社内取締役6名に対して総額3億5400万円で1人あたり5900万円、社内監査役3名に対して総額4900万円で1人あたり1633万円が支給されていました。

このことから、小池利和氏や佐々木一郎氏の報酬は5900万円以上1億円未満であることが推定できます。

新たな生産技術の開発等にも積極的に取り組んでおり、今後更に業績が伸びると予想できるため、それに伴い役員の報酬も上昇していくでしょう。

競合他社とブラザー工業の年収比較

ブラザー工業の競合他社としては、セイコーエプソンキヤノンが挙げられるでしょう。

それぞれの年収を見ると、ブラザー工業は770万円、セイコーエプソンは772万円、キヤノンは761万円となっています。

競合他社と比較してもほとんど年収に差はありませんでした。

現在プリンターのコンパクト化・高速化の実現を目指していることもあり、今後平均年収がアップし競合他社を引き離していくことも予想できます。

ブラザー工業の平均年収が高い理由

ブラザー工業の経常利益を見てみると、2017年では328.6億円、2018年では429.8億円、2019年では488.2億円でした。

2017年から2019年にかけて約159.6億円程上昇しており、要因としてラベルライターやラベルプリンター、モバイルプリンター等の販売が順調であったことが挙げられます。

業績が好調である分社員にもしっかり還元されており、年収も高くなっていると言えます。

ブラザー工業の事業内容

主な事業

ブラザー工業では、主にプリンティング・アンド・ソリューションズ事業、パーソナル・アンド・ホーム事業、マシナリー事業、ネットワーク・アンド・コンテンツ事業、ドミノ事業を手掛けています。

それぞれの事業について詳しく見ていきましょう。

プリンティング・アンド・ソリューションズ事業

プリンティング・アンド・ソリューションズ事業では、インクジェット複合機やスキャナー等の通信・プリンティング機器や、ラベルプリンターやモバイルプリンター等の電子文具の製造販売を行っています。

売り上げ比率のうち58.9%をプリンター・複合機が占めていることから、ブラザー工業の主力事業とも言えるでしょう。

現在はオフィスでの最適な製品の提案や消耗品の自動配送等も行い、顧客をサポートしています。

パーソナル・アンド・ホーム事業

パーソナル・アンド・ホーム事業では、一般用ミシンをはじめ、刺繍用ミシンや職業用刺繍ミシン、カッティングマシン等の製造販売を行っています。

これまでに培った電子技術を活かし様々な機能を備えたミシンを開発しており、今では世界中で活躍する製品の一つとなっています。

マシナリー事業

マシナリー事業では、工業用ミシンやガーメントプリンター、産業機器、工業用部品等を手掛けます。

2018年度には特にガーメントプリンターの需要が欧米で高まりました。

今後は省人化や自動化のニーズに応えるため、ファクトリーオートメーション領域に注力していきます。

ネットワーク・アンド・コンテンツ事業

ネットワーク・アンド・コンテンツ事業では、業務用通信カラオケシステムや映像エクササイズコンテンツ等を提供します。

これまでに「キョクナビJOYSOUND」や「カラオケJOYSOUND」等数多くのアプリを開発しており、私たちの暮らしを豊かにしてきました。

ドミノ事業

ドミノ事業では、コーディング・マーキング機器やデジタルラベル印刷機等、産業用プリンティング機器の製造販売を中心に行います。

デジタルラベル印刷機では、企業での廃棄削減や小ロットジョブ等をサポートをしており、職場環境の改善にも繋がっています。

その他の事業

その他にも、ブラザー工業のグループ会社にて不動産の賃貸や販売も手掛けます。

分譲住宅や注文住宅等の他にも、コインパーキングの「ブラザーパーキング」も名古屋市内を中心に運営。

オフィスや工場、商業施設の建設にも携わっており、様々な顧客に向けて「空間」を提供しています。

ブラザー工業の歴史

ここで、ブラザー工業の歴史を見ていきましょう。

1908 安井兼吉氏が安井ミシン商会を創業する

1926 安井正義氏が継承し、安井ミシン兄弟商会に改称する

1928 麦わら帽子製造用環縫ミシンを開発。商標を「BROTHER」とし販売を始める

1934 日本ミシン製造を設立する

1941 ブラザーミシン販売を設立する

1947 家庭用ミシンの輸出が始まる

1962 社名をブラザー工業に変更する

1963 東京証券取引所、名古屋証券取引所、大阪証券取引所それぞれに上場する

1971 ドットプリンターの出荷を始める

1980 電子オフィスタイプライターの生産が始まる

1987 レーザープリンターの生産が始まる

1992 カラオケネットワークシステム「JOYSOUND」が発売される

2008 創業100周年を迎える

ブラザー工業が属するブラザーグループとは?

ブラザーグループは、ニッセイやブラザーインターナショナル、ブラザーロジテック等が所属するグループです。

国内だけでなくヨーロッパやアジア、アフリカ等世界40ヵ国に以上に拠点を設置しており、世界中でサービスを提供しています。

※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。

最終更新日:2024年1月1日

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