コニカミノルタの年収【2024年最新版】(2ページ目)

出世をすると高年収が期待できる?コニカミノルタの強みとは?求められる人材像・面接対策を公開!


コニカミノルタの社長や役員の年収

コニカミノルタ代表執行役社長の山名 昌衛氏の年収は約1億3500万円、その他の取締役はの平均年収は約3900万円、執行役は約4400万円となっています。

執行役には株式報酬も支給されているため、取締役の報酬よりも高いという結果に。

大企業ではありますが、役員の年収が飛びぬけて高額である印象は受けません。

しかし執行役は24名も在籍しているため、コニカミノルタの売上高が上がらない限り、これを維持するのは厳しいかもしれません。

競合他社とコニカミノルタの年収比較

コニカミノルタの競合と言えば、リコーセイコーエプソンを思い浮かべます。

最新の有価証券報告書によると、リコーの平均年収は約818.1万円、セイコーエプソンは約771.6万円となっています。

コニカミノルタの平均年収は750.3万円と低く感じますが、電気機器業界の252社中51位と上位であることが分かります。

一般の平均年収よりも約200万円ほど高いため、安定した業績が年収の一定化にも繋がっているようです。

コニカミノルタの平均年収が高い理由

コニカミノルタが一般年収よりも約200万円ほど高い理由の一つとしては、情報機器産業の発達が挙げられます。

特に複合機や有機EL照明パネルの製造・販売には力を入れていて、売り上げにも貢献しています。

売上高も大幅なアップこそありませんが、安定した数字を維持しています。

また、従業員の平均年齢は45.4歳、勤続年数は21.1年と長いことなども、全体の年収が高い要因になっていると考えられます。

コニカミノルタの事業内容

コニカミノルタは電気機器業界の中でも有名な大手企業です。

主な事業

コニカミノルタでは主に、オフィスサービス、複合機などのオフィス事業、産業・商業用印刷機、テキスタイルプリンターなどの産業・商業用印刷事業が盛んです。

主力製品のA3カラー複合機は日本だけでなく、中国、欧州など、海外でもトップクラスのシェアを誇っています。

高速化や画質向上など、印刷効率の向上はもちろん、ITシステムとの連携によって、企業の規模や業種・業態などに対応したサービスを提供しています。

また、機能材料事業では、発光寿命の長い「青色リン光材料」の開発に成功し、世界初の樹脂基板フレキシブル有機EL照明パネルの量産工場を建設。

100年に一度とも言われる照明文化の転換を実現したことでも有名です。

その他の事業

その他には、医療機器、医用計測機器などを取り扱うヘルスケア事業、光学部品、計測機器などを取り扱う産業用光学システム事業を展開しています。

珍しいところでは、近年再注目されているプラネタリウム事業です。

プラネタリウムの中心に設置されている投影する機械はもちろんのこと、投影される美しい映像からドームスクリーンまで手がけています。

コニカミノルタが直営する施設があり、新しいブランド広告を立ち上げるなど、さらなるプラネタリウムの発展を目指しているのです。

コニカミノルタの歴史

本来、コニカとミノルタは別々の企業でした。

2つの企業が統合するまで、また統合後の現在までの長い歴史の中でについてご紹介します。

【コニカ】

  • 1873年:杉浦六三郎、東京麹町の小西屋六兵衛店で写真および石版材料の取り扱い開始(後のコニカ株式会社の創業)
  • 1903年:国産初のブランド付カメラ「チェリー手提用暗函」発売
  • 1940年:国産初のカラーフィルム「さくら天然色フィルム」発表
  • 1984年:コンパクトディスク用超高精度非球面プラスチックレンズを開発
  • 2000年:液晶偏光板用TACフィルム事業の本格展開開始

【ミノルタ】

  • 1928年:田嶋一雄、「日独写真機商店」(後のミノルタ株式会社)を創業。
  • 1957年:プラネタリウム一号機完成、翌年、阪神パークの科学博出品初公開
  • 1960年:複写機一号機「ミノルタコピーマスター」(湿式ジアゾ複写機)完成
  • 1983年:世界初、倍率が無段階に選べるズーム複写機「EP450Z」発売
  • 1990年:デジタルフルカラー複写機「CF70」発売

【コニカミノルタ】

  • 2003年:コニカとミノルタが経営統合、「コニカミノルタホールディングス株式会社」誕生
  • 2011年:世界初のリン光発光材料のみ使用の有機EL照明パネルを発売
  • 2013年:経営体制を再編し、社名を「コニカミノルタ株式会社」に変更
  • 2018年:個別化医療分野の新会社「Konica Minolta Precision Medicine, Inc.」設立

コニカミノルタが属するコニカミノルタグループとは?

コニカミノルタには国内をはじめ、海外にも多くのグループ企業があります。

国内にはキンコーズ・ジャパン株式会社、コニカミノルタプラネタリウム株式会社など15社以上、海外にはアジアから北米、中近東など50社以上のグループ企業が存在します。

※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。

最終更新日:2024年1月1日

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