国内外のシェアトップクラス!事業領域の広さが魅力の機械要素部品メーカー!面接を勝ち抜くコツとは?
2019年度の有価証券報告書を見てみると、代表取締役社長の寺町彰博氏の報酬は1億5700万円でした。
また、社内取締役7名に対して総額4億7800万円で1人あたり約6828万円が支給されていました。
寺町彰博氏の報酬に対して、社内取締役の報酬はあまり高額な印象は受けません。
手掛けている分野・製品も多岐にわたるため、その他の役員の報酬も徐々に上昇していくと考えられます。
競合の年収を見ていくと、日本トムソンは637万円、日本精工は776万円でした。
THKは559万円なので現段階では競合にはやや及びませんでしたが、新たな技術開発にも積極的であるため、今後競合以上の年収となる可能性は充分にあります。
THKの年収の高さの理由として、時代のニーズに合わせてその都度研究開発に努めていることが挙げられます。
特に最近ではAI・IoT・ロボット等の需要が高まっているため、新たな事業分野を確立しようと尽力。
これまでに培った技術力を活かして、絶えず新しいものを世に輩出しているからこそ、収益も確保できていると考えられます。
事実THKの売り上げを見てみると、多少の変動はあるものの常に1000億円以上の売り上げがあることが分かります。
そのため、社員も安定した額の年収を得ることができていると言えるでしょう。
THKでは主に機械要素部品の製造販売を行っており、産業用機械・免震装置・輸送機器等の分野の製品を中心に手掛けています。
それぞれの分野で扱う製品としては以下の通りです。
産業用機械:工作機械、産業用ロボット、半導体製造装置、フラットパネル・ディスプレイ製造装置等
免震装置:免震モジュールTGS型、免震テーブルTSD型等
輸送機器:リンクボール、LMガイド、ボールねじ、カムフォロア、ロッドエンド等
特に産業用機械・輸送機器に活用されている「LMガイド」は国内シェア約70%、世界シェア50%を超えており、「ボールねじ」も世界シェア第2位を誇ります。
省エネルギー製品としても優れているので、今後ニーズも更に高まっていくでしょう。
その他にもTHKでは、サービスロボット・医療、福祉・生活関連等の分野に使用される部品の製造も行っています。
こちらもそれぞれの分野の代表的な製品を見てみましょう。
サービスロボット:ロボットハンド、サービスロボット向けモータ制御ドライバコントローラ等
医療・福祉:クロスローラーリング、ボールスプライン、電動アクチュエータ、チェンジナット等
生活関連:リニアブッシュ、LMガイド等
医療・福祉分野ではレントゲン装置・血液自動分析装置・医療用X線CT装置等幅広く活用されています。
今後も対応できる分野を更に増やしていくと考えられます。
ここで、THKのこれまでの歴史について簡単に振り返ってみましょう。
1971 東邦精工を設立する
1982 XYテーブルの製造販売を始める
1984 社名をTHKに変更する
1996 ボールリテーナ入りLMガイドの製造販売を始める
1998 リニアモータアクチュエータの製造販売を始める
2001 ローラーリテーナ入りLMガイドの製造販売を始める
THKグループは、THKインテックス、トークシステム、日本スライド工業等が属するグループです。
国内以外にも米州・欧州・アジアにグループ企業を保有し、それぞれが金属工作機械・精密工具・自動車部分品・金属製スライドサスペンション装置等の製造販売を行っています。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2024年1月1日
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